オレたちバブル入行組 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 14928
レビュー : 1619
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167728021

作品紹介・あらすじ

大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。

感想・レビュー・書評

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  • テレビドラマを見せてもらえない家庭だったため、今もあまりドラマを見る習慣がなく、よくテレビで耳にする「半沢直樹シリーズ」が池井戸潤さんの本作を原作にしたものだったことをつい最近知った。

    最初は銀行特有の難しい用語に戸惑ったけど、そこを過ぎれば、組織で働くことの大変さや理不尽さに耐えながらも、最後には自分を陥れようとした人物をコテンパンに仇討ちするという痛快でわかりやすいストーリー展開だった。
    「夢を見続けるのは実は途轍もなく難しいことなんだよ。その難しさを知っている者だけが、夢を見続けることができる。」という半沢の言葉には「うーむ、確かにその通りだな」と思ったし、そういえば自分は最近夢を抱いていないなと気付いた。

    また本作を読んで初めて著者の経歴を知ったが、本当に元銀行員・コンサルだったとは驚きで、書かれている銀行内部のことによりリアリティを感じられた。

  • 初、池井戸潤読破です

    ちょー面白い!!!!

    夢と希望にあふれた新社会、1数年の今は大阪の融資課長「半沢直樹」へ
    融資5億の焦げ付きを部下のせいにする支店長

    「良いのは上司の評価、責任は部下に押し付け」

    焦げ付きの融資の大どんでん返し!!!

    よくぞやった半沢直樹!スカッとしたぞ!

    しかし印象深いのは「銀行員はものすごいプライド」が高い!
    そのおかげで退職しても再就職先は困難だそうだ。。
    銀行員として通用する資格は外では通用しないとか

  • 半沢直樹シリーズ2の「花のバブル組」を先に読んでいたので、登場人物は既に知っていた。
    1に戻ることでそれぞれの関係性がよりわかりやすく、これから展開されていく半沢の同期のドラマには熱く込み上げるものがある。
    先をすこしだけ知っているから、話が繋がるとより面白い。

    なんども危機を何度もくぐり抜けて半沢という男は出世して行くのだろうと思うと、早くこのシリーズの続きが読みたくて仕方がない。

    上司との確執に半沢らしいピリオドを打ち、さらなる新天地へ赴くその先にも、熱いドラマが待っていることだろう。

  • H29.5.18 読了。

    ・「成功は上司のもの、失敗は部下のもの。」は嫌な言葉ですね。
    ・出世はバツが付いたら終わり。出世はトーナメント方式とは、言えて妙ですね。

    半沢直樹の出世の続きが気になりますね。

  • タイトルや表紙から本を購入してしまうこともありますが、この本は圧倒的に内容が好きで読んだ本。

    タイトルや表紙だけの判断だったら、たぶん読んでいなかったと思います。

    そりゃ、ドラマの半沢直樹もヒットしますわ笑

  • 「半沢直樹」観てません!
    「オレたちバブル入行組」面白かった。一気に読み終えた。

    医療の世界と同じく魑魅魍魎な銀行の世界。
    銀行ものを読んだのは初めてかもしれない。

    サラリーマンの世界で「くそっ」と思うけど「できない」ことを、さらに特殊な銀行屋さんの世界でやり遂げていく「半沢直樹」。
    スカッとするのではなく「やる〜」かな。

    人を捨てるヤツ、人に助けられるヤツ。
    正義をかざし世界をリセットするのではなく、正義を武器とし世界を組み立てていく半沢直樹。
    真っ白いヤツじゃないから魅力的だった。

    続きも読まねば!

    • HNGSKさん
      desicoさん、こんにちは。あやこと申します。
      私も「半沢直樹」見てません。でも、読んでます。
      世間で「倍返し!!」が浸透していくのが...
      desicoさん、こんにちは。あやこと申します。
      私も「半沢直樹」見てません。でも、読んでます。
      世間で「倍返し!!」が浸透していくのが、なんだか悔しいです。本読めーって思います。
      私もdesicoさんをフォローさせてください。
      2013/12/02
    • desicoさん
      あやこさん、こんばんは。
      「倍返し!!」流行語大賞も取っちゃいました。ドラマもいいけど(知らないw)、原作もやっぱり読んでほしいと思います...
      あやこさん、こんばんは。
      「倍返し!!」流行語大賞も取っちゃいました。ドラマもいいけど(知らないw)、原作もやっぱり読んでほしいと思います。
      フォローありがとうございました。
      2013/12/02
  • 半沢直樹はバブル景気時代に大手都銀である東京中央銀行に入行、
    今は大阪西支店で融資課長を務める。
    支店長浅野の強引な命令により5億円の融資を行った「西大阪スチール」が、融資直後に倒産。
    西大阪スチールは粉飾決算をしており、半沢は、浅野らに融資の責任を押し付けられる。
    半沢は反論するも、何とか5億円の回収をしなければ、子会社への出向は免れない。
    浅野や副支店長からの叱責、浅野に根回しをされた東京本店の陰湿な事情聴取、
    開き直って逃亡する西大阪スチールの社長…
    四面楚歌な状況の中で、半沢が突き止めた真相とは。

    「倍返しだっ」

    と、どや顔で言うのが(世間より遅い)最近のマイブームなわけですが、夫曰く「全然似てないから」。

    ドラマは、テレビをつけたときに偶然やっていた2回くらいを何となく見ただけで、
    その中でも「倍返し」は何度か登場していたと思うのに、この本では1回だけ、
    それも台詞の中でちょっと出てくるだけでした。
    オリジナル版では、別に半沢の決め台詞ってわけでもなかったのか。

    池井戸さんの他の作品でもそうだけど、最初の方はこれでもかというほどの試練がある。
    身内での足の引っ張り合いや責任の押し付け合いの醜いこと。。
    その中で徐々に解決の糸口をつかんで、最後は勧善懲悪、「悪は滅びる!」というわかりやすい展開。
    それでも、責任は押し付けるばかりのいけ好かない(どころでない)上司、
    迷惑をかけても反省のかけらもない取引先、陰険陰湿な本店の面々に、
    今後の展開は「V字回復」をするとは思いつつ、上昇気流に行きつくまで読むのは、
    半沢がいくら荒ぶる反骨精神をもって立ち向かえど、なかなか苦しい作業であります。

    こんな嫌な上司や取引先で、仕事が山のように降ってくるだけの状況だったら、
    チキンな私には到底1年も持たないだろうなぁ。
    やってらんねぇって辞めたくならないのかなぁ。というか池井戸さんはそういうのが嫌で辞めたのかな(笑)。
    元銀行マンの目線で書かれているだけに銀行内の描写は信ぴょう性もあるけれど、
    たまに一個人の小説の枠を超えた私怨が感じられるときあるもんね。
    他の職業ものにもいえることだけど、これが銀行業界のすべてと思ってはいけないのでしょう。

    話題になっているだけあって面白かったけど、世のサラリーマンのお父さんは大変だなぁとも思いました。
    (って他人事のように言ってちゃいけませんね!)

  • ドラマ『半沢直樹』が話題だったこと、スカッとするストーリーであることなどは知っていたけれど見たことはなかった。そして、この小説がドラマの原作だということも読み進めるまで知らなかった。

    銀行の仕事内容もバブル期も知らない尽くしで読み進めたけれど、非常に吸引力のあるストーリーで、なるほど人気が出るわけだとすぐに納得した。

    半沢の人間性を見ていると勧善懲悪とも言い切れない毒がある点もいい。

  • ドラマを見る前に読みました。主人公の考えはあまり好きにはなれませんが、勧善懲悪ものはやっぱりスッキリしますね。池井戸さんの本を読んでいると銀行が嫌いになりそう。笑

  • ドラマが流行ってるころから
    大分遅れて読んだ。

    いやいや、これは流行るよね!笑

    とても面白かった。

    半沢直樹の魅力は、
    ブレない部分だと思う。
    自分が正しいと心から思えることに対して
    全力で進んでいく。

    自分は正しいことに向かって進んでいるから
    間違っていないと、しっかりと自分を信じている。
    そのための努力を沢山しているんだろうな。

    ドラマもいつか必ず見ようっと。

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著者プロフィール

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。子供の頃から本に親しみ、作家を志すようになる。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。多くの作品がドラマ化・映画化されており、特に「半沢直樹」と「下町ロケット」は非常に高い人気を誇った。 2019年6月21日、人気作『陸王』が文庫化される。2019年7月開始の大泉洋主演ドラマ『ノーサイド・ゲーム』原作を担当し、6月14日に単行本化。

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