オレたち花のバブル組 (文春文庫)

著者 : 池井戸潤
  • 文藝春秋 (2010年12月10日発売)
4.10
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  • 本棚登録 :9801
  • レビュー :1021
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167728045

作品紹介

「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。

オレたち花のバブル組 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 「半沢直樹」をテレビで観てなかったので、やっと追いつきましたw

    おもしろかった。
    半沢直樹の破天荒ぶりが前作に比べると、猪突猛進から大人の破天荒ぶりになってました。
    人間模様の深さは少しあっさり味になったかな?

    半沢直樹の妻・花がよい清涼剤!

    わかっているけどできない会社模様を突っ切って行く。
    突っ切った先にはお花畑ではなくお穴畑になっているのもいい。

    次巻も楽しみです!

  • うん、やっぱり面白い。
    前作よりもストーリーが上手に作られてあり、どんどん読ませる。

    大きな展開はいつも通り。
    やられてもやり返す、その諦めずに自分の信念で戦う姿が爽快。

  • 前巻での活躍(駆け引き?)により、東京中央銀行の営業第二部次長に栄転した半沢だったが、
    次は頭取から、法人部管轄の「伊勢島ホテル」の再建を命じられる。
    伊勢島ホテルでは、融資後、投資による莫大な損失が出ており、これが回収不能となれば、
    数千億もの引当金を積み立て経営を圧迫、ひいては頭取の進退問題となる。
    そんな中、金融庁のエース黒崎による金融庁検査が行われることとなり、
    半沢らは黒崎の執拗な追及を受ける。
    他方で、「タミヤ電機」に出向した半沢と同期の近藤は、融資をしぶる銀行と、
    執拗にいびってくる社長や古参の経理課長野田との間で板挟みにあっていた。

    まぁ、どこの企業や組織にも表には出せない闇の部分はあると思うけど、
    それにしても銀行って本当に旧態依然としているなぁ…。
    半沢と近藤の二人のそれぞれの闘い。
    理不尽な上司に対してもきっちり言い返しやり返す半沢はやっぱり痛快で、
    半沢のように強くない近藤がまた病気が再発するかもしれないという不安を抱えつつも
    必死に喰らいついていく姿にはハラハラしながら頑張れ頑張れと思った。
    1巻目よりも頻繁に出てくる「倍返し」!しかも今回は敵が多くて錯綜。
    銀行内で一致団結して立ち向かえばどうにかなるものを、毎度のことながら、
    敵は身内にありというか、獅子身中の虫、というか。
    頭取命令で、(ちょっとやりすぎ?ともいうべき手法だったけど)伊勢島ホテルを再建させ、
    金融庁検査を乗り切った半沢。
    それなのに、最後は一読者の気持ちとしては「なんでやねん」と納得のいかない、
    でも一社会人としては「そうなんだろうな」と納得してしまう出向の展開。

    3巻目は「ロスジェネの逆襲」。
    今まではバブル世代の悲哀ばかりだったけれど、それより下の世代からすりゃ
    「バブルを謳歌して超売り手市場の中簡単に就職を決めて、いい思いしてきたでしょ」
    というやっかみ?があるのは確かでして。
    実際にはバブル世代は数が多いだけにお荷物社員も多いともいうしね^^;
    下の世代からの視線が読めるのは楽しみだなぁという気持ちです。

  • 難しい単語がたくさん出てきましたが分かりやすい説明があって問題なく読めました。
    つくづく作家さんというのは頭がよくないと無理だなー…と。

    花に金融庁の島田が謝ったのは「どうだ!」って気持ちになりました(笑)
    ドラマが面白くて読みましたが1冊目はまだ読んでないので読みたいですね。
    ドラマは本当にストレスがたまりますが(その分、倍返し時の爽快感は素晴らしい)小説ではそんなにストレスはたまりませんでした。倍返し時も「やったったね~」ぐらいのテンションで(笑)
    渡真利がホントにいいキャラで、一番好きです。
    終わりがあんな感じだったのでまた続編出るんですかね、出るんだとしたら楽しみだな~!

  • 決してあきらめない半沢直樹。後ろは振り向かず、常に前を向いて歩く。ハードボイルドだね、この小説は。さ、このシリーズの続きを読まなきゃ。

  • 中小企業に出向している近藤は、かつてはエリート候補生であったが心の病で出世街道から離脱してしまう。しかし、出向先の不正に勘付いてから、少しずつ銀行員としてのプライドや誇りを取り戻していく。
    主人公の半沢も、銀行という特殊な組織の体質と戦いながら、自身の正義と誇りのために突き進む。
    自らの保身のためでなく、目の前の顧客と向き合う。そんな銀行員としての当たり前の姿勢を、初心を、原動力として半沢たちは格闘していく。

    自分たちの仕事ぶりにも、照らし合わせながら、近藤や半沢たちが果敢に組織の闇へ切り込む姿は痛快であり、そして、勇気をもらった。
    組織の中で働くことは、綺麗事ではない。だから、こそ自分のポリシーを大切にしていきたい。

  • ドラマは観てたけど本は未読でした。
    本編はドラマの後半に当たる部分。
    3、4巻が読みたかったので読む事に。
    単純に面白い。スカッとしますね。

    ドラマを観てたから、読んでてどうなるかは分かっていましたがそれでも面白い。

    本編は半沢対大和田、半沢対黒崎の対決が山場ですね。
    ドラマで有名な大和田の土下座シーンは出てきませんでした。ドラマの方がよりエンタメに徹しています。
    小説はリアリティ重視ですかね。

    個人的にタミヤ電気の野田氏のセリフ。
    自身を柱に打ち付けられた釘に例える場面は、サラリーマンの悲哀を感じさせて良かったです。

  • 「バブル入社組」世代の苦悩と戦いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられ、東京中央銀行の半沢直樹。会社内の見えざる敵の暗躍、金融庁「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか?(親本は2008年刊、2010年文庫化)
    ・第一章 銀行入れ子構造
    ・第二章 精神のコールタールな部分
    ・第三章 金融庁検査対策
    ・第四章 金融庁の嫌な奴
    ・第五章 カレンダーと柱の釘
    ・第六章 モアイの見た花
    ・第七章 検査官と秘密の部屋
    ・第八章 ディープスロートの憂鬱

    半沢直樹シリーズ第2作。勧善懲悪で、読んでいて楽しい。3時間余りで一気に読んでしまった。
    半沢直樹の活躍ぶりも痛快だが、本書のもう一人の主人公は、銀行で競争に破れた近藤の復活の物語でもある。本書の最後で、出向を解かれ銀行に戻ることが出来た近藤。一度失敗した男が、トラウマを克服し、職業人としての誇りを取り戻す様は、多くのサラリーマンの共感を得るのではないだろうか。

  • 今回は半沢に押し付けられた案件と、同期で出向させられた近藤の会社の案件が同時進行で、関係者が同じというヤヤコシイ舞台設定。特に近藤が出向先で銀行員の矜持に目覚めるところは面白く、主役級の活躍だった。「オレたちバブル入行組は、ずっと経済のトンネルの中を走行してきた地下鉄組」「バブル時代、見境のないイケイケドンドンの経営戦略で銀行を迷走させた奴らーいわゆる“団塊の世代”の奴らにもその原因がある」には激しく同意。銀行を企業やお役所に変えても同じことが言える。

  • 働く際に色々な軋轢があると思うが、
    何を大事にして働くかで
    自分が自信を持って誇りを持って働くことができるか教えてくれる
    痛快な小説。

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