リピート (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 5571
レビュー : 686
  • Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167732028

作品紹介・あらすじ

もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら?この夢のような「リピート」に誘われ、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。ところが彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて…。あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 久々の図書館本。久々の乾くるみ本。借りる時に、ちょっと厚みに抵抗あったけど、とりあえず借りました。
    読みやすいし、面白いし、気になるし・・で、結局1週間足らずで読了。

    時間ループもので、ジャンルとしてはSFになるみたいで、個人的には初SFになるのかな・・いえ、訂正、以前読んだ同著者の『スリープ』がありました。
    「永遠の名作『リプレイ』と『そして誰もいなくなった』に挑んだ傑作」とあり、『リプレイ』も『そして誰もいなくなった』も読んでないけど、そういう予備知識無くても大丈夫かな・・という心配はありましたが、杞憂に終わりました。

    時間ループで、もし、自分が過去に戻れるとしたら・・なんて、作中でも触れてるとおり、普通は、競馬や株などで一儲けしよう・・って自分でも思うだろうなと思ってました。
    でも、安直にそれをすることが、いかに危険かっていうことも同時に述べられていて、「なるほど」と膝を打ちました。感心しようと参考にしようと、タイムリープする予定はないので、心配はいらないのですが。

    巻末の解説で、この話の設定が、会話や地の文から、(おそらく)1991年頃らしい・・との説明があり、そんな推測が出来るのか・・とこれはこれで驚きでした。確かにスマホやタブレットなどといったアイテムも登場しないし、これといった流行語やアイテムなども出てこないけど、逆にそのお陰(?)で、一昔前のちょっと古い年代・・という印象も特に抱きませんでした。(家電話なんて、今でも普通にあるし)

    よっぽど違和感のある文章とか、不自然な話の流れとかだったら、ツッコミを入れつつ、展開を予測したりしながら読むこともありますが、そうじゃない限り、基本何も考えずに読み進めるので、最後まで楽しく読めました。
    最後のオチには、思わず「あ。」と言ってしまいました。

  • "この人の小説は初めて読む。ネットに掲載されていた書評を覚えていて古本屋で購入した。面白かった。タイムトラベルとミステリー。
    昔見たことのある映画を思い出す。(毎日毎日同じ1日を過ごす羽目になる主人公。主人公以外の人はその1日が繰り返されていることに気がついてすらいない。主人公だけが毎日毎日同じ行動をする周りの人とつきあいながら、このループから抜ける方法を模索する。)

    意識はそのままで、過去に戻れるという話。つい、自分が同様の経験をできるなら、どうしようか考えながら読み進めてしまう。

    現実はこの本のようにはリセットが効かない。今この瞬間瞬間を生きていくことが大切なんだなぁ。作者はそんなことを言いたかったのかもしれない。"

  • 普段は3日に1冊読破ペースですが、本作は5日くらいかかった。

    それは決して読みずらかったというわけではなく、ミステリ部分を理解する為、慎重に読み進めていく必要があったから。


    地震予知後に「私は過去に戻ることができる、君も一緒にリピートしないか?」‬

    こんな突発な出だしに一気に引き込まれ、
    「えっ、次どうなるの?え、そう来るの!?」と自分もイチ登場人物であるかの如くストーリーを堪能、全くテンポがダレることなく最後まで物語を楽しむことができた。


    とにかくSFミステリのワクワク感が味わえて、緻密な物語構成にぐいぐい心奪われる、時にゾッとする恐怖を追体験。

    自分も選ばれたら...11ヶ月を過ごすだろうか?、つい考えてしまう。

    これは傑作小説間違いない!!

  • もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら?この夢のような「リピート」に誘われ、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。ところが彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて…。あの『イニシエーション・ラブ』の鬼才が、『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ仰天の傑作。

  • もし、現在の記憶を持ったまま十カ月前の自分に戻れるとしたら――。この夢のような「リピート」に成功し、人生の「やり直し」に臨もうとしている、年齢も職業もバラバラの十人の男女。彼らは一人、また一人と、次々と不審な死を遂げていきます。誰が「リピーター」を殺しているのか?
    家族にも警察にも相談できないまま、独自の捜査を行う彼らが辿りついた衝撃の真相とは――。


    どーなるのか、どーなるのか、と
    どんどん読み進められました。

    文章もとても読みやすいし
    早く先が読みたい!と思わせるような展開。


    ただ、

    帯に「イニシエーションラブより驚けます!」と書かれていたので、

    期待が大きすぎて、
    ラストどーなる?!のワクワク感が

    あ・・そう・・なる・・んだ・・。

    と、ちょっと気持ちがしぼんでしまいました。


    期待しすぎなければ、面白かったと思います。

  • 人生やり直せたらな~と思うけど、やっぱり一度きりのほうが幸せなのかも。

  • そこそこ厚みがある本ですが、気になって一気に読んでしまった。
    でも評価が低かったのが、なんか…後味悪かったから……。
    この本は本をよく読む知人(女性)から借りたのだけど、「うーん……あの、これ、感想教えてもらえますか?」って意味ありげな感じで貸してもらったんですが、読み終わった今は、「あーこのモヤモヤ感か…?」と思ってます。
    他にも借りたけど、この一冊だけ意味ありげやったんよね…。

    ストーリーとしてはとても面白いです。文章も読みやすい。次どうなるんだろ??とどんどん読んでしまう。でもね…
    なんか…暗いんですよね…
    主人公が女性をバカにしているように感じてしまう…
    どうやら主人公はカッコいいみたいなので、だからそんな印象を持ってしまうのかな?と思ったりもするけど…
    すごく、人の優劣を決めたがるというか…
    なんか、そんなものが文章からそこはかとなく漂うんですよね…

    主人公のこの人に優劣をつけ見下している感じ、どこかでスカっとするかな?と思って読み進めたけど、結局スカっとせず…
    え?つまり、これは意図したものではなかったってこと?
    …って思った…

    大昔にイニシエーション・ラブ読んだ時は気づかなかったけど、まさかこの作者の作風なんだろうか…

    感想もそういうわけでモヤモヤしてます

  • 人間って余計な力を手に入れるとクズになっていくんですかね。
    毛利がたかだか10か月の記憶で優越感に浸ってて気分が悪かった。風間もリピートするごとに自分を神のように思っちゃったんだろうな。
    結果、自業自得・因果応報的な終わり方で良かったですが、毛利にとってのR11でも風間と池田はいるんですよね。
    またR9なことも起きてしまうのか。

  • 結末が読めず、どんどん読み進められた。


    ある日、無作為に選ばれた9人に風間という男から地震を予言する電話がかかってくる。

    彼の予言を疑いながらも状況から見て信じるしかなく、
    彼の言うタイムトラベル(リピート)の話にのり、
    実際に時間を遡るという話。

    遡る時間は約10ヶ月。
    決まった時間に空の空間にオーロラのようなスポットが産まれ、そこに飛び込むと過去の決まった時間に戻る。

    この9人とも半信半疑ながらこのリピートに参加する。
    リピートの条件は、決して他者にリピートのことを知られないこと。そして前の生活と大きく違う行動を出来るだけとらないこと。

    そしていざ、R10という過去に戻ると、リピートをした仲間たちが次々と不可解な死を遂げていく。

    残されたメンバーが知恵をしぼりさまざまな案を出し合うが、なかなか答えには辿り着けず、自分も狙われているのではないかという不安とともに過ごす日々が続く。

    そんな中、元彼女の由子に秘密を知られ、脅された毛利は、彼女を殺してしまった。
    彼女のカバンには包丁がしのばされており、彼女は彼を殺す気だったことをあとから知る。
    このことにより、毛利はR11の世界に過去にどうしても戻らなければなはない理由ができた。

    しかし、毛利はおなじリピート仲間である鮎美と付き合うことになり彼女は妊娠することになる。
    そしてR11には行きたくないという。
    記憶をもったまま心だけが過去の体に戻るというリピートなので、戻るとお腹の子の戻るところがなくなってしまうからだ。

    そんな中、毛利は風間と池田に呼び出される。
    そして事件についての謎解きを聞くことになる。
    なんと池田も風間と同じくR0からのリピーター(常連)だったのだ。

    そして、R10に一緒にきた仲間たちはR8までの世界では全員死んでいたとのことだった。
    なんと彼らは、R9の世界で未来を知っている風間と池田が助けた命だった。
    こうして2人は計20名近くの命を救い、R10に戻る前にこの生還者を10名一緒に連れて行くことにした。
    連れていかなければせっかく助けたのにまた死んでしまうからだ。

    謎に迫りながら少しずつ未来を変えて行く。
    されど、結局死んでしまう人もいる。
    それはそれでやむなし。
    そんな模様をゲームのように風間と池田は傍観していたのである。

    毛利は強い憤りを感じたが、R11にはどうしても戻らなければならないためじっとこらえる。
    そして、鮎美の死の期限を知らされる。
    20分後と言う。
    彼女を救うも殺すも毛利次第。
    毛利は悩み、なかなか結論を言い出せなかったが気持ちは固まっていた。
    そして彼女を見殺しにしてしまった。

    R11ではまた彼女に出会うことはできる。
    自分を知らない彼女に。
    それで果たして同じように愛せるだろうか。見殺しにしてしまったことは記憶から消えることはないのに。

    そんな葛藤もまたリピートするからこその思いであり、面白く描かれていた。

    結局、最終的にはこの謎にたどり着いた天童と共に風間と池田に一泡吹かせる計画を立てる。
    風間は死に、池田と天童は刺し違え死ぬ。
    リピート寸前、残された毛利は必死でヘリを操縦し、見事1人でリピートに成功する。

    やっと念願のR11に来れた。
    みんなを助けよう。次はうまくやろう。といろいろ考えを巡らせ、R10では足がすくんでこけてしまった反省を活かし、しっかり足を踏み出した。

    その時、目の前が明るくなり、車とぶつかり亡くなった。


    衝撃のラストだった。
    せっかく戻れたのにあっけなく死ぬ。

    過去に戻れることに対するメリットを活かそうとどれだけあがいても、
    死ぬときは死ぬ。
    こればっかりは予測できない。
    人間の欲もうまく描かれており、この欲にかられた天罰のようにも見えた。

    異世界なのに非常に現実に迫っていて、最後の謎解きまで真実が分からず、結末も分からず、面白かった。
    最後は5時間ほど一気に読んだ。
    イニシエーションラブよりも断然こっちが面白かった。

  • そしてまたR0に戻る。

  • 想像していたストーリーと全然違っていて、途中からミステリーになっていったので、楽しく読めた。
    ラストも衝撃的だったけど、毛利くんだけでも。。という思いがあったので、少し残念に感じた(けど、これでいいとも思う)。

    戻れるとしたら中1ぐらいに戻りたいけれど、また勉強して、試験を受けて、就職して…をもう一度やると思うと、面倒だと思ってしまった(笑)

    やっぱり人生は一度きりだから、良いのかも。

  • 10ヶ月間の記憶を持ったまま、過去の体に精神だけ戻る「リピート」。相変わらず、パラレルワールドだったりの概念が今ひとつわからないが、あまり深く考えずに読むと楽しく読めた。過去の過ちなどを戻ってやり直したい、よく考える願望だが、この小説を読むと、戻らなくていいかな。

  • 真相が気になってひたすらページをめくった。そういう意味では面白い。結末は、たぶん当然のこと。

    どうして「リピート」を体験しようと思うのか。切実な願いがある人とそこまでやり直したいと思うことがない人も「リピート」に参加する。

    私たちは大なり小なり、日々、無数の選択をしながら生きている。その選択がたとえ間違っていても、後悔するようなことでも、きっと自分で引き受けて生きていくのだ。それを放棄すると…というお話なのだと思う。

  • 後半から完全にストーリーの中に取り込まれて、一緒に運命を歩む一員となってしまったように緊張感を持って読み終わった。
    文章が映像で頭の中で再生され、印象的なシーンはスローモーションで頭に残っている。
    由子が縋ってくるシーンでは全身の血が熱くなってぐるぐる巡りだすのを感じた。鮎美とは真逆の性格。でも鮎美も良い子とは言い切れなくて、ある意味頑固ではある。連絡先を教えたくない、お金は持って帰りたくない、会合には行きたくない、子供は産みたい、あなたも残って欲しい。一見控えめなようで自分の思い通りに進めようとしていて、由子とは違うタイプのワガママさだなと思う。このままR10で結婚しても、うまくいかなかったのではないかと思う。
    天童が絶命した瞬間は絶望にも似た感情が浮かんだ。読者としても頼りにしているところがあった。
    人のものであっても自分のものであっても、運命をそう簡単に変えてはならない。そんな神様みたいなことを、人間がやるのは間違っているのだと感じる。私利私欲がない人間が存在するだろうか?
    とにかく私は、機会があったとしても絶対リピートに参加したくない!

  • 記憶を保ったまま過去に戻ることができれば、今よりも素晴らしい人生に変えることができるかもしれない。

    過去に戻って以前とは違う行動をとった瞬間に結果は変わる。変わった結果から発生した行動は以前とは異なる結果を生んでいきます。そうして、次々と持ち帰った記憶とは異なる時間が創られていく。

    馬券のように、勝つものが判っていれば、勝つものを買えばよい。しかし、後で別れると大もめになるので早めに今の恋人と別れておこうとしても、そこは相手がある世界。すんなり別れるかもしれないし、違うこと考えるかもしれない。刺されたりしたら予想外に痛くなる。過去へ戻る人々はそこらへんが事前に想定できていたか?

    二つ目の本書のポイントは、過去への入り口は同じ時間、同じ場所で開くということ。だから「常連」達は今回の結果を振り返って、次の「リピート」をやり直すのだ。それであっても完全に制御することは難しい。やっぱり死んだりした場合は次がないからだ。そうなると何度も何度もいろいろなパターンを試すことになる。

    三つ目のポイントは、『他人を信じること』である。「リピート」のことは誰にも言ってはならないことになっている。また「リピート」のことを信じないとこのツアーには参加できない。そこまでがまず信用できるかできないかを試される。

    戻った過去でも、次々発生する事件に、メンバーの疑心暗鬼が募る。誰を信じて誰を疑わなくてはならないのか?すれ違いや思違いが新たな事件を生んでいくのだ。

    新たな人生を歩むことができるかもしれないという期待と、いずれにしろ未来を知ることはできないという矛盾を突いた『リピート』は、人の欲望をうまく取り上げた作品だ。

    2018年1月からテレビドラマになるらしい。

  • 以前話題になった乾くるみさんのイニシエーション・ラブを買ったとき、隣に置いてあったリピートも抱き合わせで一緒に買ったんですが、イニシエーション・ラブが自分にとってはあまりにも駄作だったのでこのリピートも読む気が起きなくて積読状態になってました。
    今回、読まずに売るのもなんだからとりあえず読んどこうかって軽い気持ちで読み始めたら意外と面白かった。
    表紙の感じからしてもまたくだらない恋愛モノかなぁと思って読み始めたんだけど予想に反してSFとサスペンスが一緒になったような物語。
    自分がリピートしたらどうしよう、あんなことやってみよくかこんなことやってみようか色々考えたり仲間が一人ずつ死んでいくサスペンスにドキドキしたり、突っ込みどころはちょこちょこあったけど素直に物語にはいりこめました。
    一冊読んだだけでその作家さんを判断しちゃいけないなぁと思いました。

  • 面白かった( ¨̮ )イニシエーション・ラブをだいぶ前に読んで、乾さんの作品はこれで2冊目。イニシエーション・ラブのどんでん返しにはちょっとゾッとしたけど、これは、そうなるか。。という感じの終わり方だった。途中人工生命のとことか難しくて訳が分からないってなったけれど、あとはスラスラと読めた。

  • タイムトラベルもの好きとしてずっと読みたかった本。個人的には登場人物たちが読み手の考え得る様々な可能性を考えるに至るところが良かった。つまり、自分が実際そういう立場になったらという視点が盛り込まれているので、臨場感溢れる作品に感じられた。
    タイムトラベルものやミステリー好きにはページをめくる手が止まらなくなるような展開になっており、少なくはない分量だが飽きることなく最後まで楽しめた。
    乾くるみさんの本は初めて読んだので、是非これから他の作品も読んでいきたい。

  • 面白かった( ´ ▽ ` )ノ
    「イニシエーションラブ」には恐れ入ったけど、ああいう技巧的なものは一発限り? 他になんか書けるんだろうか?……と思って本書を手にとってみたんだけど、なかなかどうしてしっかりできてて、「イニラブ」が決してまぐれでないことが分かった( ´ ▽ ` )ノ

     リピート前の小理屈で退屈した方もおられたみたいだけど、あれは定番ネタ(本作ならタイムトラベル)を扱ったSF作品のお約束なんだよね( ´ ▽ ` )ノ
     横綱土俵入りというか、特撮の変身ポーズというか、儀礼の一種( ´ ▽ ` )ノ
     先人の偉業に敬意を評しつつ、自分の立ち位置(その作品での時間旅行の定義)を明確化するという( ´ ▽ ` )ノ

     まあ、そこさえ越えたら後は一気呵成( ´ ▽ ` )ノ
     人生を繰り返せるという思いがけないチャンスを、リピーターたちはどのように活用するのか?
     予想通りの展開あり、意想外のハプニングあり、各人の本性・人間性がだんだん明らかになってきて目が離せない( ´ ▽ ` )ノ
     結果としては、天網恢恢疎にして漏らさず、って終幕になるけど、どいつもこいつもクズばかりってことが分かったから後味はそんなに悪くない( ´ ▽ ` )ノ
     
     大森先生の解説、本格ものからラノベからテレビドラマまで、タイムトラベルSFの代表作をみっちり紹介してて感嘆( ´ ▽ ` )ノ
     けど、なんで(意識だけタイムトリップするSF代表作の一つ)「ある日どこかで」が漏れているのか?……(´ェ`)ン-…
    「リプレイ」だって、もともとは「ある日」のバリエーションとも思われるんだけど……(´ェ`)ン-…
     あと、全体のストーリーはたしかに「そして誰もいなくなった」ではあるけれど、それ以上に映画「ファイナル・デスティネーション」シリーズそのものだよね( ´ ▽ ` )ノ
     ネタバレになるから、あえてあそこでは触れなかったのかな?(´ェ`)ン-…

     ほか、本書を読んでて気になったのは、(「イニラブ」もそうだったけど)話し言葉がくだけすぎて少々見苦しいところがあったこと、篠原さんが終盤いきなり理屈っぽいセリフを並べるとこ、そしてやっぱりリピートするまでのくだりがいくら何でも長すぎるとこ、かな?( ´ ▽ ` )ノ
    (死体処理とかピストル入手とか、雑な描写は山ほどあるけど、あえて目をつぶる)

    「そして誰もいなくなった」はともかく、「リプレイ」はぜひ併読しておきたい( ´ ▽ ` )ノ
     面白いよ( ´ ▽ ` )ノ
     そして、読後「ファイ・デス」シリーズを見れば、うふふ気分にひたれると思うよ( ´ ▽ ` )ノ

     天童さんの解決した「事件」ってくるみんの他作で扱われているのかね? いずれ探して読んでみよう( ´ ▽ ` )ノ


     ……「乾くるみ」(おっさん)って「ぬいぐるみ」のもじりなんだってね( ´ ▽ ` )ノ

    2017/11/05

  • 過去の自分に戻れるという不思議なタイムリープ現象に招待された主人公たち。ところが次第に仲間が次々と死んでいき・・・

    前半はタイムリープに関する考察、思考実験でやや退屈(といっても非常に深く考えられています)しましたが、中盤に主人公がまさかの行動に出て本性が明らかになり、そして終盤にタイムリープ現象の真相が明かされ・・・と、どんどん面白さが加速していきます。

    っていうかほとんどの人物が下種というか、自分のことばから考えていて、ヒロインが可愛そうに思えてきました。

    話の展開の加速性と意外性、タイムリープに関する深い考察と緻密な構成が重なって、非常に面白い作品です!

  • リピートするまでがとりあえず長くて飽きそうになった。
    リピート前の集会での小難しい話が後半で役に立つのかと思ったら大して出てこなかった。。
    リピート後は読みやすくなったけど、主人公がそれほど鮎美を好きそうな書かれ方をしてないのにいきなりこいつしかいない!愛してる!最高の女!みたいに突然書かれたりして、ん??となりました。

    終わり方もあんまり好きじゃない。
    最後はまとめて死んじゃえ!みたいな感じで。

    話のトリックには騙されたけど
    イニシエーションラブの方が驚いたし、良かった。
    帯に期待しすぎた!

  • 結論から言うと私は全然本の中に入っていけなかったんです。
    まず、読む前からなんじゃこれ的な感情ありきで読み始めてますから面白いわけ無いんですけどね
    ものすごく速いスピードで読んだりしてね

    この本の中で何が面白かったと言いますと、最後の大森望さんの解説です。

    ”昔の自分に戻って人生をやり直す”というパターンが確立したのはケン・グリムウッドの「リプレイ」が世界的に大ヒットして以降なんですが、このアイディアを使ったドラマやアニメ、漫画や小説等を色々楽しく紹介していただけてます。

    ケン・グリムウッドの「リプレイ」もずいぶん前に読んだんですが前評判程には楽しめなかった記憶があります。なんとばかばかしいと思ったのでしょうか?古臭いと思ったのでしょうか?

    SF的な作品が嫌いというわけではないのでたぶんですが表現方法の嗜好なんだと思います。
    このゲーム的な人物設定のなんだか軽薄な女性達。軽い感情。の割にやっていることはかなり深刻。

    ま、私なら過去には行きませんけど。。。。

    話は変わるんですが、先日探偵ナイトスクープでどこにいても”真北がわかる”という青年が出てきまして本当かどうか検証した結果。真実!
    番組の最後はさらりと流してましたが私的にはかなりの驚愕でした。

    こんな特殊な能力を持っている彼は超能力者なのでは無いかと‼‼

    ニュータイプ?インヒューマンズ?
    もうそれは興奮しちゃいましたよ~~
    こんな人々が現われるならタイムトリップも未来になら可能になるかもですかね(笑)

    それこそもっとハチャメチャなSFなら楽しめたかもです




  • 乾さんの本では

    2番目に好きです。

    ネタバレになるので
    あまり書けませんが、主人公の結末はスッキリしました!

    設定もよく考えられていて、わりと読みやすいと思います。

    それぞれの人物を自分だったらどうするか考えるとそれなりに楽しい。

  • リピートというリアリティのない題材を扱いながら途中からはもう離れることの出来ない読ませる展開。リピート後の続く殺人、その謎解き、そしてラストのまさかの展開…
    イニシエーションラブに続く第2弾、本当に乾くるみはスゴイ。

  • 繰り返される人生を考えた時、普通はやり直しでより幸せになった自分を想像しがちで、不幸な出来事も再体験しなければならないことを見落としているというのは本作の元ネタにもなっている「リプレイ」を読んで思ったことだ。本作では先の人生で体験しなかった不幸で仲間が少しずつ消えていく。誰が残るのか、またやり直せるのか、最後の最後まで目が離せない。

  • 前半ちょっとだらだらしていたけど、中盤からはおもしろくってぱーっと読んでしまった。
    SFやミステリーなのだけど、ただのSFやミステリーじゃなくて、人生について考えさせられる作品。
    あの時こうしていればよかった とはよく言うけれど、それがプラスになったかというとそれはそうでもないかもしれないし、まあ、人生、なるように、なる ?

  • 10ヶ月前の自分に戻れるとしたらどうしますか?
    戸惑いながらも過去へ行く決断をする参加者たち。ランダムに選ばれたと思いきや、参加者たちにはある共通点があった・・・
    設定が面白く、文章も読みやすかった。主人公、毛利の正義感、好奇心、そしていざとなったときの利己的な判断など、どこにでもいそうな人物を上手く描かれており、リアリティーを出しています。賛否両論あるラストのオチですが業というものを感じさせ、私は気に入りました。

  • イニシエーションラブのあとだったからか、まぁあまりおどろかなかったかなぁ。現実離れしていたからか?オチが微妙だったからか?
    このストーリーはオチより途中の、思想実験がおもしろいのかも。カオス。バタフライエフェクトと同じ感じかなー。2016/2/28

  • 後半想像もしない展開でした。人物描写もなんだかすごく現実的で自分の周りの人を当てはめてしまいそうになりました。恐ろしかったけどとっても面白かった。

  • ある日曜の午後に掛かってきた1本の電話。
    この電話に出るか出ないかで数奇な運命を辿ることになる主人公。
    いや、この電話が掛かってきた事自体が既に数奇な運命を辿っていた事が物語途中で判明しゾッとする。


    運命を変えるという事。


    人は誰しもやり直したい過去があるはずだ。
    それを叶えてくれるという1本の電話。
    しかしながらそれはちょっとした誤差が増幅しカオス理論となる。
    運命を頑固さ。歴史の大いなる呪い。
    中盤以降の謎明かしのスリリングな展開に一気に読み上げてしまった。
    そしてラストのあまりにもあっけなく肩透かしな結末。

    『人生、そんな甘かねぇな。』
    あの世で天童はそう呟いたに違いない。

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著者プロフィール

乾 くるみ(いぬい くるみ)
1963年静岡県生まれ。女性と間違われやすいが、男性。
1998年に『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。別名義の市川尚吾では評論活動も行っている。
2004年刊行『イニシエーション・ラブ』が同年「このミステリーがすごい」第12位、「本格ミステリベスト10」第6位、翌年第58回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補作に。2007年文庫化され、書店員やメディアの後押しでロングヒット。2014年に100万部に達し、2015年映画化され、代表作となった。
2004年刊行の『リピート』も同じくロングヒットとなり、2018年にテレビドラマ化された。

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