葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)

著者 : 歌野晶午

• 文藝春秋 (2007年5月10日発売)

感想・レビュー・書評

[いぬのとうそつしゃさんの感想 · 2021年6月5日]

設定、トリックに関しては斬新で非常に驚いた。
ただ、読み進めていく中で共感したり、情景をイメージしていたものが、
最後のオチで一気にリアリティを失い、共感やイメージし難いものへと変わってしまった。
それほどインパクトのある素晴らしい設定なのだが、
その結果、置いてけぼりを食らったような感覚になったため、評価点としては少し低め。

[チョコパイさんの感想 · 2020年7月22日]

完全に私の勘違いだったが、

小説のタイトルと表紙のデザインから
爽やかな恋愛モノを想像していたが
全く違っていたので読み進めるのに
非常に時間がかかった笑。

グロテスクなシーンも若干あって
今の自身の読みたいジャンルではなかったかなぁ…

最後のどんでん返しには驚きはあった。

[Straussさんの感想 · 2023年8月18日]

文体が軽いせいか、、
無理がある気がする。

[koichiro5884さんの感想 · 2023年6月10日]

書き出しの描写に戸惑い、「これはハズレか⁈」と懸念するも、途中の展開は面白く読めた。しかし、最大のオチが自分にはハマらず。確かに騙されたけど、やられた爽快感はなく、乾いた「へ〜」しか出ない感じ。申し訳ないが、なんなら若干の不快感も。

[ugumadreさんの感想 · 2023年4月8日]

評判が良かったので読んでいたけど、始まり方が気持ち悪いし、文体も、主人公の感じも苦手で...読み続けられなかった。発売当初に読んでいたら、新鮮に感じたのかな？わたしには無理だった。
だがしかし、どんでん返しとやらはどんなだったのだろうか。そこは今でも気になってる。

[燦さんの感想 · 2021年8月27日]

それがどうしたの？
騙されて真っ先に思ったことです。

騙される、で有名だったので読みましたが、単純にハードルを上げすぎたようです。騙された先には何もありませんでした。
これまで読んできた物語がひっくり返るようなものを想像していたので、私の求めていたものとは違うと分かってとても残念でした。
物語の主軸となる部分の大どんでん返しで騙されたいのであれば、絶対にオススメはしません。

[ゆうかさんの感想 · 2024年3月2日]

あんまり文章との相性が良くなかったのか、
私の脳みその知恵が足りてないのか、
文章がとにかく読みづらかったです。

あとオチが分かった途端に
ビックリはしたものの、気持ち悪さの方が勝り
オエっとしました。ごめんなさい。笑

[じょんたぼんさんの感想 · 2023年5月14日]

「これが現代ミステリーのベスト1です。」のフレーズにジャケ買い。
読み終わって思うのは、人間は本当に「先入観」、「思い込み」に支配されやすい生き物だということ。
物語の内容を味わうというより、終盤に入って全体像がどんどん明らかになっていく中、所々で感じていた違和感の正体を、何度も読み返しながら回収していくことを楽しむ本だと感じた。

[だだをさんの感想 · 2023年1月29日]

これはきつい。真実を知った時に萎えること必至

[RYOさんの感想 · 2022年11月19日]

ミステリー○冠！という読書前の高い期待感には及ばなかったかな。

ただ、読後感はイイ。

最後の1行、
そしてタイトルの持つ世界観。

あったかい気持ちになりました。

著者プロフィール

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふたたび受賞。

「2022年 『首切り島の一夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」