葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 13918
レビュー : 2165
  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167733018

感想・レビュー・書評

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  • 途中からあれあれ年齢が?⁈
    と頭が混乱しつつも
    一気に読み終わりまであっというま。
    確かにもう一度読んで見る選択もあり!
    あー前田敦子さん主演の
    イニシエーションラブを読み終えた時の感覚を思い出した。

  • 2003年の作品。過去と現在が交互に描かれている。現在の主人公の年齢は意外。ただ、現在と過去の登場人物の異同について、伏線が十分に描かれているとはいえない。

  • 最後らへんまでまったくわかりませんでしたんで…
    各章の時系列がバラバラなのは気づいてましたが、まさか年が違うとは思いもしませんでしたんで…
    これは小説だから成り立つ話でして、それを最大限利用してるのもすごいですし、結末を知ってから最初からパラパラと読み返しても違和感を感じないのもすごいですんで…
    背表紙に二度三度と読み返したくなるって書いてあるんですけど、ほんとにそうですんで…

  • メイントリックが明かされたときは、途中ちょいちょい感じていた言葉づかいの古臭さは伏線だったのかよ!と。
    入れ替わりトリック(勘違い?)と合わせて、読み進めて構築してきた世界観がバッサリひっくり返された感はなかなか味わえないものでした。
    トラちゃんの探偵時代のエピソードが面白かったです。
    賛否両論ある作品のようですが、私はトラちゃん好きですね。さくらは好きになれなかったけど。
    この本の外国語への翻訳ってどうなってるんだろう。愛子の三人称に騙されたけどあれって日本語特有のものなんじゃないの。

  • 小説だからこそできる物語。
    どこで繋がるかわからないストーリー同士の繋がりが明かされたときは驚いたし、初めて読んだ当時はまだミステリー経験がそれほどなかったので、見破ることは全くできなかった。
    読み終えると再読したくなる作品。

  • 何かをしたいと思わなくなるのが「大人になる」ということなら、僕は大人にはなれない。何度も夢が破れたとしても、何かを創り出したいという衝動は性分だし、気持ちとかではなく執念。そんな自分と、成瀬将虎を重ね合わせてみるということ。

    回想シーンを含めたエピソードの配置が、絶妙というか完璧。こういう作品は映像では意味を成さない、文章でしか味わえない楽しみがある。僕も、遂に騙されました。未体験の方は、物語の鍵となる設定を明かされる前に読みましょう。仮に知ったとしても、楽しめることは約束します。僕は知ったうえで二度目を読みたいと思うけどね。それぐらい秀逸な作品。むしろ二度目の方が、トラちゃんには親しみを持てると確信するよ。

  • そうきたかーーー!の一言に尽きる。

    小説を読むとき、登場人物の姿を頭に思い浮かべながら読んでいるんだが、一瞬にしてすり替えられた!

    ここのところ叙述トリックばかり読んでいるので、これって実はこうなんじゃ?と常に疑いながら読んでいたのに、、こういう方法もあるのね、、と感服させられました。

  • フィットネスクラブに通う元私立探偵将虎が、線路へ飛び下りたさくらを救い、健康食品や羽根布団等を売る詐欺会社を調べ、友人の為に彼のフィリピン人の元妻と娘を辿り、ヤクザに入り込む。厚さもあり細かい部分は把握し切れていない気もするけれど最大の秘密による思い込みの反転がカラッとしていて快いくらいの騙され感。

  • 最初やたらと高いテンションの文章で昔の菊池秀行の八頭大や舞城王太郎を思い出した。
    それがあとから意味があってやっているとわかって驚いた。
    タイトルと内容とマッチしていないだろうと思っていたタイトルの意味も最後にわかり、納得して読了した。

  •  バイタリティーにあふれすぎ。

     これ、単行本でちゃんと読んでるんですよ一回。でも中身を完全に忘れてて、もっかい読み返さなきゃなーと思っていました。途中までつらかったけど、すごい面白かったってことは覚えてた。読み返して、やっぱり面白かった。歌野すげぇってなった。天才だなぁこのひと。
     これもまあある種の叙述というか、ネタとしてはよく考えたら「殺戮にいたる病」と同じだな。いやそれにしても、上手い。なんだろう、セックスネタを織り交ぜられるだけで精々30代のイメージ抱くもんなぁ。まさか60代のじーちゃんばーちゃんの話だとは思わないよ……。
     挟まれている話が最終的に綺麗にまとまって一本の線になるいい終わり方でした。歌野のわりに、ラストが綺麗だしな。救いようがねぇ! ってならないしな。綾乃さんがちょっとかわいそうだけど。これたぶん、すごく下調べして書いてあるんだと思うんだよ。トラちゃんが若いときの話と、今の話と40年近く差があるから、出てくる小道具、時事ネタ、読者にバレないように、でも虚偽が挟まらないように。ネタが分かったうえで読み返せばああ、そういう、ってなる、それこそミステリって感じで好きです。
     ただまあ、一つだけ。確かにまあ定年後の人生を生き生きと過ごす方もいらっしゃるとは思うんだけどね、基本そのころには身体ががたがたで、新しいことをやろうって気力も持てないひとのほうが多いみたいよ。目が見えない、耳が聞こえない、集中力が続かない。定年後にあれやろう、これやろう、っていろいろ考えてても、結局はできないままっていうの、よく聞きます。なので理想としては、できるならできるうちにやりたいことをやったほうがいいよねって。

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著者プロフィール

1988年9月、『長い家の殺人』でデビュー。

「2017年 『7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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