葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.51
  • (1082)
  • (2251)
  • (2393)
  • (647)
  • (197)
本棚登録 : 17197
レビュー : 2418
  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167733018

作品紹介・あらすじ

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして-。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。

感想・レビュー・書評

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  • 有名タイトルのミステリーで、未読でこのミスなどで1位を総なめにしているので読んでみようと思いました。

    最初はグロテスクな描写が多く、ヤクザの世界も苦手感があって、失敗したかと思いながら終盤まで読み、そういうことかと思いました。

    文庫版の帯に
    「あまり詳しいストーリーを紹介できない作品です。とにかく読んで騙されてください。最後の一文に至るまで、あなたはただひたすら驚き続けることに…」
    とあります。

    確かにこの作品のストーリー紹介はむずかしいです。
    グロテスクな描写は必然性がありました。
    最後まで読むとタイトルの深い意味がよくわかりました。

    読後感はミステリーとして、よくできていると思いましたが、正直言って、私は副主人公の麻宮さくらだけは、どうしても好きになれませんでした。


  • あっという間に読めちゃう気になる展開と、最後に驚きの種明かしがあるエンタメ小説!(ミステリという感じはあまりなかった)

    ネタバレを避けて感想を書くと、
    話題の叙述トリックは事件自体ではなく、物語全編の方についてかけられている。
    読後、読み返すと気持ち悪いというレビューを度々見かける。
    うん、分からないでもないけど…

    じゃあ気持ち悪いと言うあなたはどうなんですか、今どれだけやりたいことにチャレンジしてますかと問いたい。
    いつかは自分もそうなる未来な訳で、じゃあ悲愴に暮れて暮らす方がいいんですか、それよりかは明るく活動的な方がよくないですかと思うのです。(物語の登場人物ほどの人達はさすがに少数派だと思うが)
    『自分の可能性を信じる人間だけが、その可能性を実現できる資格を持つ』

    その通りだよね。私は普通に勇気づけられたよ。安藤士郎の生き様に心を動かされたよ。
    面白かった!帯のコメントはちょっと上げすぎだと思うけど…

    しかしヒロインのさくらは最後まで好きになれなかった(・_・;

  • ウラスジに「究極の徹夜本」って書いてある。確かに、今、午前1時前…明日、仕事やのに…
    (感想は後日書きます!)
    いきなりあのシーンからなんで、元気はつらつハードボイルド系なんかと思ってた。
    どんでん返し系と聞いていたのにな?と思いながら、ず〜と読んで行くと、最後の辺りであった〜
    こんな微笑ましいというか何というかのどんでん返しとは!
    もう一度、読むと更に風情があるかも?
    桜にも満開だけでなく、紅葉もある!若いモンには負けてられん!頑張れおじいちゃん!
    林語堂『人生の黄金時代は老いて行く将来にあり、過ぎ去った若年無知の時代にあるにあらず。』

  • H29.8.24 読了。

    ・読書レビューで「だまされた。」「読み返した。」などの感想を見ていたので、とても期待して読み始めたのに、残念な終わり方だった。

  • 何でもやってやろう屋の主人公。詐欺まがいの悪質商法集団の内偵を依頼されるのだが…。
    終盤までところどころ怪しい伏線のような文面が散りばめられていたが、まさかのどんでん返し!至高の叙述トリック!騙されました!笑
    しかしまあどんでん返し後の世界観が大分様変わりしたので、ちょっと笑っちゃいました!
    評判通りの傑作でした!

  • 叙述トリックだと身構えて読み始めました。
    途中、13日の金曜日の回数の件でなんとなく人物像は解ったのですが、さすがに過去の類似した二つの事件のトリックは想像もつきませんでした。
    物語後半、読み進める時のパズルが組上がって行く様な感覚は時間を忘れる程に心地よいものでした。
    それでもマイナス★1つなのは、この作品にかけられた作者からの意地悪な気持ちが感じられたからかな。(個人の意見です)
    再読は微妙ですね。

  • 今の私、若かりし日の私。本当の私、偽りの私。それらが絡まりあって終盤のどんでん返しに繋がる。様々な賞を受賞した作品だけに楽しく読めた。

  • この本を読んで、自分は本に騙されるのが好きなんだなぁ〜と再確認しました。
    違和感を覚えぬ自分が悔しく、同時に一冊の本を最大限に楽しめる自分が誇らしいです。クソ〜。

  • いろんなサイトで評価が良かった本

    タイトルで恋愛小説だど思っていたがでも違った。

    最後まで読んで「あーそうなんだ」と思った。

    20代の若者の話だと思って読んでいた。
    途中年齢の事間違ってないかい?と思って少し戻って読み直したり、読み間違えかな?と思ったりして読んでいた。

    どんでん返しというより騙された感がある。

    それでも面白い内容で、すらすら読めた。

    歳をとってもバイタリティがあるのはすばらしいと感じた小説でした。

  • これは小説だからこそできる手法。
    ハードボイルドな主人公が悪徳商法に挑む。
    ミステリーなのか?
    偶然を装った出会いって、わからないだろうけど怖いなって思った。
    異性の知らない人には気を付けましょう(笑)

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。東京農工大学卒。88年『長い家の殺人』でデビュー。2003年に刊行された『葉桜の季節に君を想うということ』が「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」共に第1位、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞。10年には『密室殺人ゲーム2.0』で史上初、2度目となる第10回本格ミステリ大賞を受賞。その他の著書に、『世界の終わり、あるいは始まり』『家守』『ずっとあなたが好きでした』等がある。

「2021年 『名探偵は反抗期 舞田ひとみの推理ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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