ベッドの下のNADA (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2013年5月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167737047

作品紹介・あらすじ

結婚五年目。夫は不倫をし、妻は恋をする



郊外の古いビルに住まい、その地下で「NADA」という喫茶店を営む夫婦の物語。結婚五年目を迎えた夫と妻の心模様を描く傑作。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

結婚五年目を迎えた夫婦の心の葛藤と秘密を描く物語です。地下の喫茶店「NADA」を営む岩崎夫妻は、それぞれの視点から描かれ、常連客との交流や子供時代の思い出が織り交ぜられています。夫は不倫をし、妻は恋心...

感想・レビュー・書評

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  • 喫茶店を営む夫婦。それぞれの視点から描かれている。
    この作者さん独特な雰囲気。

  • 井上荒野さんの「ベッドの下のNADA」、2013.5(文庫)発行です。ビルの地下にあるNADA(ナーダ)という喫茶店の岩崎夫妻(夫39歳、妻・翠35歳)を中心に常連客とのやりとり、夫妻の子供の頃の思い出とそのつながりを辿りながら展開していくストーリーです。夫妻がそれぞれ不倫してる感がありますが、夫の方が悪質ですw。夫が「ちょっと本屋に行ってくる」は不倫スイッチ・オンです。バレバレですが。連作6話。この二人、結局は仲がいいのかもしれません。不思議な読後感でした。なおNADAに意味はないようです。夫の名は?!

  • 夫婦ってなんだろ。
    もう、考える必要もないのだけれど。笑

  • 2014 12/28

  • 【結婚五年目。夫は不倫をし、妻は恋をする】郊外の古いビルに住まい、その地下で「NADA」という喫茶店を営む夫婦の物語。結婚五年目を迎えた夫と妻がそれぞれがのに宿す秘密をの心模様を描く傑作。

  • 古いビルにの最上階に住みながら、その地下で喫茶店を営む夫と妻。
    夫と妻、交互に語られるお話は、常連客に仲睦まじく振る舞う姿とは裏腹に、それぞれが秘密を胸に、お互いの胸の内を探り合いながらの日常を映す。
    『僕らは三本脚の椅子のようなもので、四本目の脚としてミノルが必要だという気分』という、結婚五年目というのに、この不安定で倦んだ関係…。
    井上荒野って、こういう男女の機微を描かすと巧いよねぇ。
    ただ、巧いとは思うけど、世の中の夫婦って、こんなに駆け引きしながら暮らしているのか?って、凄く現実感は薄い。
    確かに心に疚しいところがあれば、これもありかもしれないけど、こんなやり取りしてたら、夫婦って続かないぞぉという気がするな。
    この後に読むうちの嫁さんはどう反応するかな?共感したりすると、ちょっとかなわないなぁ…。

  • 郊外の古いビルの地下で喫茶店DANAを営む夫婦。店では常連客に囲まれ談笑し、仕事が終われば最上階の住まいに帰る。
    四六時中一緒にいる二人はしかし秘密と嘘の中で日常を送っていた…。
    作者らしい、不仲とか円満とか、裏切りとか信頼とか、一言では言い表せない、いささか怖い夫婦の物語である。
    そしてリアリティもあるのかないのか、正直分からない。けれど惹かれる。

  • 130706

  • 江國香織より、最近は井上荒野のほうがよく読むものの、たぶん著者名隠されたらどちらの作品か分からないだろうな。
    この作品もそう。でも、ある一時期から、タイトルに惹かれるのは、井上作品が多くなった。そして、タイトルからイメージする、これを読んだらこんなふうだろうな、こんな気持ちになりたいな、という無意識かもしれないがたぶんそこにあるはずの期待を、いい意味で裏切らない。と思う。
    だから、まあ安心だし、満足もするけど、何が強烈に心に残るってわけでもないので、ワイン片手に無声映画を観るように読みたい一冊。

  • 愛していなくても、壊れずにそこにある、ということがとってもわたしを安心させて、絶望させる。
    井上さんの小説の中はとってもさらさらして淡々と心を壊していく。
    それがたまらなく好きなのです。

  • 井上荒野はときどき江國香織と似た雰囲気の作品を書いていて、江國作品好きとしてそういうものだけ手に取るのだけれど、そんな読み方なので本家以上の感慨が生まれるわけもなく。

    絲山秋子「袋小路の男」と似た印象。

  • 祝文庫化
    何となくドロっとしてそう、、、

    文藝春秋のPR(単行本)
    「結婚5年目。私たちの店は、郊外の古いビルの地下にある
    「coffee NADA」のマスター夫婦をめぐる不穏な日常――共有される時間と不在の時間の記憶。現在と過去、変わらぬ日常と秘密の外出

    担当編集者から一言
    一聴、意味深なタイトルですが、このNADAは喫茶店の名前です。郊外の古いビルの地下にある名刺大ほどの看板しか目印のない「coffee NADA」。この経営者夫婦の子供時代、そして彼らをとりまく人間関係を繊細な筆で語りつむいだ連作短篇集です。1日の殆どを共に過ごす妻と夫が共有する時間の外側には、裏切りや欲望、感傷や死が、不意にその姿を現します。不穏にして変わらぬ日常の底知れなさに酔う、冬の夜の耽読にお薦めの1冊となりました。(OY)」

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著者プロフィール

1961年東京生まれ。成蹊大学文学部卒。1989年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、2004年『潤一』で島清恋愛文学賞、2008年『切羽へ』で直木賞、2011年『そこへ行くな』で中央公論文芸賞、2016年『赤へ』で柴田錬三郎賞、2018年『その話は今日はやめておきましょう』で織田作之助賞を受賞。他の作品に『もう切るわ』『ひどい感じ 父・井上光晴』『夜を着る』『リストランテ アモーレ』『あちらにいる鬼』『あたしたち、海へ』『そこにはいない男たちについて』『百合中毒』『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』『小説家の一日』『僕の女を探しているんだ』『照子と瑠衣』『猛獣ども』『しずかなパレード』などがある。

「2025年 『私たちが轢かなかった鹿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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