蒼火 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2008年11月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167744021

みんなの感想まとめ

重厚な時代背景と人間ドラマが織り交ぜられたこの作品は、浪人の周乃介が辻斬り事件を追い、真相に迫る過程を描いています。商人や芸人が犠牲となった事件の背後には、思わぬ人間関係や権力の影が潜んでおり、周乃介...

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    下手人がわかってから、逃げ回って最後に対決するまでがちょっとダラダラ長く感じた。


    あらすじ
    周乃介は浪人で剣術を教えたり、何でも屋として生計を立てている。ある日、街中で辻斬りがあると町奉行に話が上がり、調べるとここ三年で商人や芸人が殺されていることが分かる。

    周乃介は情報を集めつつ、下手人を追う。そのうち、備前屋という関西訛りの商人が探索上にあがる。商人を網にかけ、早川藩の武士が裏で糸を引いていることが分かる。一斉に捕えようとするも人斬りに魅せられた男を逃し、周乃介は対決してなんとか勝つ。

  • 「あっしは十手扱いの手伝いをしておりやすが、人はみな同じと思います。商人も辻芸の者も変わりはありませんや」と下っ引きの巳之次郎が言う。人の命が軽くなって来てる今、この作品に出会えて良かった。

  • 読み始めてすぐに「しまった。前に読んだ事がある」と思ったら、違っていました。前に読んだのは「夏の椿」。これはその続編に当たります。同じシリーズなので似てるのは当然なのですが。
    上に書いてるあらすじを見ると、なにやらチャンバラ系のようにも見えます。また私の好みから言えば、捕り物要素が強すぎますが、本格的で重厚な時代小説です。
    もっとも重厚すぎると言うか、重苦しい雰囲気が強すぎる気もしますが、これは北さんの持ち味なのかもしれません。
    力のある作家の本格時代小説です。

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