漆黒泉 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167753030

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  • 開封の都で茶商を営む父の知り合いの官人に、「ゆくゆくは男をも凌ぐ長身に成長するだろう」と予言された幼い晏芳娥。

    ある日そんな芳娥を王宰相の嫡男・元澤が訪れ、彼女を抱き上げて「私はやがてお前の夫となる男だ」と告げる。端正で典雅な元澤に一目で恋した芳娥の心は、その日から彼の妻、王家の嫁となった……たとえ数ヶ月後にその『夫』が世を去ろうとも。
    その間、たった二度しか会うことがなかったとしても。

    九年後、予言に違わず並みの大男では到底かなわない高姑娘へと成長した芳娥は元澤の死が毒殺であった事実を知り、その日から夫の仇を取るため、志を守るために真犯人を追う刺客となる。
    罪を暴く鍵は、元澤から芳娥へしたためられた最後の書簡にひときわ鮮やかな文字で書き記された『漆黒泉』。

    しかし、その泉の秘密は誰にも明かしてはいけないものだった。
    話す者の胸にも、漆黒の水が湧き出してくるから──。

  • テンポ良くガシガシと展開する冒険活劇という感じ。王妃の離婚が歴史小説なら、こちらは、王安石も司馬光も実在の人物だけど、小説自体は時代ものという感じ。素直にストーリーに乗っかって楽しんだが勝ちというところでしょうか。
    テイストは、キャラクターの特性が先に立つのでラノベ的とも言えます。貶してるんじゃなく、エンターテインメントとしてきちんと考え抜かれているせいだと思っています。

  • 森福 都さんの新文庫。

    長身の少女が、9年前に死んだ許嫁の 本当の死因を探す為。
    許嫁そっくりの少年や謎の老学者、女優に煉丹師など一緒に旅をする話。

    森福さんのお話は好きなのですが・・・、今回はどうも・・・。
    普通・・・というか、なんというか。
    特に、オチがイマイチ・・・。

    まぁ、でも、普通程度には面白かったので☆3つで。

  • 事件の真相、というか最初に会ったとき婚約者が言った事って「そう言う事かい!」

  • 中国の時代物と言う事で興味が湧いて読んでみた。
    結婚する前に婚約者がなくなってしまった娘が、その婚約者の敵を討とうと企てる。中国の地名や名前が読み慣れないため、読み進めるのに少し手間取ったけれど、婚約者の死の謎を解くミステリーとして面白かった。恋愛感情、政治的思想、民族意識などそれぞれ抱える登場人物もみんなユニークだった。

  • 宋の時代。並みの男より頭一つ分は軽くノッポに育ってしまったヒロインが男装して、幼いころ亡くした婚約者の仇を討つべく奮闘する…思い込みの激しすぎる(一途ともいうけど)直情思考のヒロインの人騒がせっぷり。婚約者の死の謎をめぐって、容疑者がぞろぞろなミステリ仕立てでもあるけど、容疑者っぽい人からの視点にもなったりするので、少し混乱してしまう。ぼーっとしてて実は意外とできる的なキャラは好きですが、小游のキャラはイマイチわからずじまい。ヒロインとの関係ももう少し突っ込んでほしかったなあ。

  • 歴史や舞台設定は超好き。
    でも、主人公がアホの子なので……。
    超背の高い大女という設定よりも、性格が電波というか安直というか猪突猛進でうーん。
    美人女優の月英が姉御で好きです。

    ていうか、主人公が夫だと思い込んでいる人の性癖がショッキングすぎた。
    うげげ、最後で変態だと分かるなんて。
    8歳の女の子に向かって「結婚生活は3年でいいよ」って……。
    そして小游はあたまいいのか、悪いのか。

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