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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167753184
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
人々の孤独や生きづらさに寄り添う内容が特徴的で、哲学者の自伝としての側面も持つ本です。著者の言葉は明確でありながら、実際には繊細で優しい心を秘めた人物像が浮かび上がります。彼の哲学は一見捻くれた印象を...
感想・レビュー・書評
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多分孤独という言葉の定義の仕方の問題だと思うんだけど、この著者は(私の定義だと)決して孤独ではないと思う。
著者が考える「孤独」とは、人とかかわることが少ないまたはないという状態のことではなく、自分自身を強く持って、他人と深く関わろうとしないという自覚のことである。自覚であるから、結婚していようが、哲学に関する塾を主宰しようが、本書を含めて他にも何冊も著作を書こうが、本人は孤独である。孤独という言葉が引き起こす、人とほとんどかかわらないというイメージとは正反対に、はた目には普通以上に人とかかわっているが、それでも本人にとっては孤独である。
この事実に気づいてから、途中で読むのが馬鹿らしくなってきた。はいはい、孤独孤独、生き苦しい生き苦しい。智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい。
孤独なめんな!!!お前どう考えても、2chの孤男版の住民の方が客観的にも主観的にも孤独だろ。孤独という状態さえ、主観的な孤独意識により馬鹿にされないといけないのか。なんちゅうひどい時代だ。
買って読む前はAmazonのレビューを見て、あー、また負の思考にあてられてネガティブが感染したら嫌だなーと思っていたが、結果としては逆だった。読んできて腹が立って、逆にこんななんちゃって孤独野郎に負けられるかよというポジティブな気持ちがわいてきた。その意味で言うと、「生きるのが困難な人々へ」という副題の目的は、著者の意図どおりかどうかはわからないが、果たされていると言えるかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当方ちょっとばかし哲学をかじっている者です。
哲学といってもいろいろな細かいジャンルがあり、このひととは専門が違うのでそもそも考え方に共感できないものがあるけど、有名だし、とりあえず読んでみた。しかし、初めに手に取るべくチョイスを間違えた感はあるな。
勘違いしないでほしいのだが、このひとは哲学者のなかでもかなり異端なほうである。このひとの言葉だけを鵜呑みにしてふむふむ哲学とはこういうものか、どうでもいいことについて考えてるんだなと軽く片付けてはいけない。特にこの本はそう。
本書は自分語り多めの自己啓発本(ほぼ自伝)という感じで哲学的な内容には乏しく物足りない。冒頭にも書いた通りこのひとの考えがあまり好きではないので、共感できる部分も少なかった。
一言で言うとあんまり面白くなかった。 -
おもしろい。とにかくおもしろい。(僕と同じ人種が居た!)という発見とでも言おうか。
この本は、著者自身の孤独にまつわる自分史であり、したがって、深い哲学的思想がどうこういう類の本ではない。著者の偏屈で混迷極まる孤独っぷりを、これでもかと開けっ広げに語り尽くす。そこが痛快で楽しい。タイトルだけ見れば、めちゃくちゃ重そうなテーマだけれど。
著者はあとがきでこう書いている。「いつか、自分のぶざまな人生について書いてみたいと思っていた。なぜ、周りの者たちがすいすい進んでゆくところを、自分ひとりだけ転倒するのか?なぜ、こんなにも他人とうまくいかず、なぜこんなにも生き方が下手なのか?要領が悪く、不器用なのか?なぜ、こんなにも自分が嫌いなのか?そして他人はもっと嫌いなのか?なぜ(自分を含めた)人間の嫌なところばかりが見えてしまうのか?つまり、なぜこんなにも生きるのが困難なのか書いてみたいと願っていた。」願っていたけれど、「書けば書くほど憂鬱になる」という有様で、ある意味で呆れるくだらなさ。
思えば、僕たちは幼いときから、(明るく楽しく元気よく、みんなと仲良く遊びましょう)と大人たちに教えられてきた。裏を返せば、大人しかったり、根暗だったり、みんなと遊ばなかったり、一人で本を読んでこもったりすること、つまり孤独であることは、半ば絶対悪のように刷り込まれてきたのである。それは社会性を育むため、協調性を育むため、という大義名分があるからだ。しかし、大人になってあることに気付く。確かに社会性や協調性は生きてい
くうえで大切だけど、しかし、じゃあ、時に無性に独りっきりになりたい気分に襲われるのはどうしてなの?と。トイレに鍵を掛けて、便座に腰を掛けているときに味わう、あの独りぼっちの安堵感は何なの?と。
人間は社会的生物だと言った人もいたが、そもそも人間なんて身勝手・自己中心的な生き物である。しかし、自己チューだけでは世の中を生きていけないので、社会性・協調性という仮面を被り、皆、生きているのであり、往々にして、仮面は息苦しいのだ。だから人間には(少しでもいいから)孤独な時間が必要なのである。‘本当に素直な自分に帰れる時間’が必要なのだ。孤独であることは悪いことではない。孤独を楽しめる人間になりたい。
はっきり言って、しょーもない本である。でもこういう本があるから救われる。少なくとも、僕は救われた。皆さんにおかれては、本屋さんで見かけたとき、序章をパラパラと読み、おもしろいと感じたらば、是非買って読むべし。上辻推薦。 -
【推薦者】
体育学部 体育学科教員 市川 純
【学生へのメッセージ】
私が本書に出会ったのは大学生の時、当時この本はまだ新書版だった。感動し、そして驚いた。こんな風に生きることに真剣に悩み、苦悩する人が自分以外にもいたのか、と。この本は万人受けはしないかもしれない。けれど、必要な人は確実にいる。そして、こういう本は誰にでも書けるものではないのだ。口先だけの慰めや、安易な現実逃避では解決できないほど孤独に悩み苦しんでいる人に読んでほしい。
▼配架・貸出状況
https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00539354 -
救われる
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哲学書かと思ったけど、哲学者の自伝ですね。幸か不幸かは私には解からないけど、強靭な精神を持ち合わせているのは確かかと。
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中島先生の哲学は一見とても捻くれたように感じるけど、的を得た事を言っているのではないかと個人的に思う。この人の思想には何故か惹かれる。
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あなたは俺か。
そう思うような考えばかりだ。
しかし、どれも彼の体験に出自を持つ言葉で、当然自分には当てはまるべくもない。それでもなお、ああ自分の感じた思いはまさにこういうことがいいたかったんだ、と思う。 -
哲学とはどうでもいいことにあーだこーだとこだわって自問するものなのだろうな、と思っていたが本当みたいだ。「生きづらい」って甘ったるい言葉だと思う。おぎゃあと生まれた時から人生は大変なのさ。本書は著者の不器用な半生を私小説として読み、こんな世界もあるのかと楽しめた。
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読了
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この本を読んでから頭皮がわりと自由に動かせるようになりました!つまり共鳴が体験できるのです。共鳴という言い方は著者が嫌がるかもしれないけど知らん互いにな。すご「血」の感情あふれるから表情豊かになっちゃう!もうすぐ耳も動かせそう
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自伝的エッセイだと知らずに買いました。
著者の痛烈で思い切り偏った思考は好きだけど、本人の生い立ちにはそれほど興味がないので他の本より圧倒的に物足りなかった。 -
何事も起こったことを肯定せよ、一度起こったことはそれを永遠回繰り返すことを肯定せよ
ニーチェ
p180 孤独の条件 人間嫌い -
とても強度のある本。筆者の極端ぶりはとても美しいです。すごく落ち込んでいる時に読むとこころが軽くなるというか、悩んでいる状態に諦めがつきます。逆にそこそこうまく行っている時に読むと、自分の中途半端さに落ち込みます。
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『弱いつながり』の後にこれを読んだら、「私は東京でもウィーンでも異邦人であるように、自分を仕立て上げるのだ。」と書いてあって、色々つながってるんだなぁ、とか。
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新聞記事で中島義道氏を知りました。
東大卒の哲学者で記事はニーチェブームに疑問を呈していました。
面白うそうな人だなぁと思ったので買ってみました。
本の内容は自伝です。
言葉のタッチがハッキリしているので気難しく厳しい人の様に感じますが実際はとても繊細な人で優しい人なんでしょうね。
そうなんですよね…一見柔和で物腰やわらかい人っていざとなると逃げちゃったりするけど、普段は素っ気ない態度で近寄り難い人が以外に見ていてくれて危機の時に手を差し伸べてくれたりしてくれるのよね。
疲れている人に、こんな生き方もあるよと教えてくれる本です。 -
これは、人間嫌いで自分勝手、優秀で努力家で妥協ができない頑固者、そんな著者の自伝。
考えすぎてしまうからこそ何もできなくなる。そんな部分に共感した。
私は、考え無いことにした。感じるがままにあることを選んだ。
著者は考え続けることにした。思考の袋小路で孤独であることを選んだ。
何かを訴えるわけでもなく、教鞭をたれるわけでもなく、自身の半生について潔いまでに正直に書き連ねている。正直であるがゆえに、著者のズルさ、強かさがリアルに感じられる。
私は彼から何かを得るわけでも、師として仰ぐわけでもない。
ただ、彼の不幸な人生を嘲笑い、けれどもその一部に深く共感し、安心して己の孤独にはいらんとするだけである。 -
「私は他人に執着することが嫌いである。」と始まるが、父親や留学生たち、Y教授に対する述懐は、執着そのものである。筆者の溜飲が下がるだけだ。
積極的に孤独な時間を作ることは、必要であると、歳を重ねるにつれて思う。しかし、それだけを追うことは、自分にはできない。
人生のある期間に、孤独な時間にどっぷり浸かることで、他者との関わりに幸せを感じることができるのだと思う。 -
読み方によって評価が分かれる本だと思う。
少なくとも、何か答えのようなものを提示してくれるような本ではないので、
そのような目的で読んだ人は、だまされたような印象を受けてしまうかもしれない。
この本は著者が「自分史をもとに」、そこから学んだこと…一言でいえば積極的孤独を述べているからだ。「ひたすら自分のことを語ってるだけじゃないか」と感じる人も多いのではないかと思う。
ただ、自分が誰にもわかってもらえないと思っていた部分と、似たような部分をもっている人間がいる、という安心感?のようなものを得るにはいいのかも知れない。
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著者プロフィール
中島義道の作品
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