- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167753276
作品紹介・あらすじ
「これでいいのだ!」の人生観で波瀾万丈の生涯を楽しんだ不世出の漫画家・赤塚不二夫。そのスピリットは父親から受け継がれたものだった-。旧満州での少年時代、漫画との出会い、伝説のトキワ荘などを綴るこの自叙伝から、破天荒な赤塚ギャグの奥深くに息づく"家族"というテーマが見えてくるのだ。
感想・レビュー・書評
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「おそ松くん」
「天才バカボン」
「ひみつのアッコちゃん」
「レッツラ・ゴン」
…
これまでも
読まれてきたし
みれからも
読まれていく
作品をこの世に残された
天才漫画家
赤塚不二夫さんの自叙伝
赤塚不二夫さんが
描くところの
おとうさん
おかあさん
の エピソードが
とても 興味深い
一人の天才の
背後には
それなりの魅力ある家族が
いるのだ
ということを
改めて 思わせてもらいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これまで、「アンデルセン自叙伝」「福翁自伝」
石光真清の手記(全4冊)を読んできましたが、
子ども時分の寝小便を告白したのははじめてです。
自分自身を決して自慢することなく、父や母の苦労、
ガキ友達のありがたさを素直につづっておられます。
このやさしい気持ちが彼の漫画作品に現れているのでしょうね。感動しました!!! -
泣いた。
一心不乱に目標に向かって、自分に肉付けをしていく姿が、学歴や肩書きじゃない、誰にでも好きなものに向かって前進することの可能性があることを、人生の転機はふとしたキッカケであったり、たくさん参考になる実話で書かれていて面白かった。
両親への愛情に溢れていて、自身の結婚や家庭にはあまり触れていなかったけど、後書きの解説で納得した。
これでいいのだ。
いい響きに聴こえる。 -
赤塚不二夫 『 これでいいのだ 赤塚不二夫自叙伝』
タモリさんとの生活や遊び方の話が面白かったw
2014年読破
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バカボンのパパの「これで いいのだ」はお父さんの影響なんですね。
赤塚不二夫さんのお父さんが亡くなるまでの事が書かれています。
生まれてから、漫画家として独り立ちしていくまで、あの時代だったという故もあるでしょうが、波瀾万丈の人生。
それでも、ユーモアを忘れなかったのは、家族、周りとの人間関係が、嫌な人もいたけれど、良かったからというのもあるのだろうなと思う。
「これで いいのだ」。この本を読み終えた今、いい言葉だなって思います。 -
S23/9 父親の実家関連の新潟市山の下に預けられた
中学を卒業すると新潟市の看板屋に就職 東堀通6番町 小熊塗装店 -
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漫画家赤塚不二夫の自伝。満州で生まれ戦中を過ごし、戦後日本に引き揚げ後も極貧の生活という波乱万丈の彼の人生を描いている。また、離れ離れになった両親への愛情が随所につづられている。
天才バカボンのパパの最後の決め台詞は「これでいいのだ」だが、このキャラクターは、潔癖で正義感あふれる父をモデルにしているという。
本書の最後のシーン。ガンに倒れた父の臨終の間際に、「おやじ、もういいよな」と聞く赤塚に、父は声にならない声で「うん」と答えた。赤塚は、あれはきっと「うん、これでいいのだ」と続くはずだったと思う、と言う。いろいろあったが我が人生に悔いなしと、全てを受け入れる「これでいいのだ」の言葉の持つ奥深さを感じた。