にょっ記 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.82
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本棚登録 : 1521
レビュー : 212
  • Amazon.co.jp ・本 (179ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167753603

作品紹介・あらすじ

今からジャニーズの一員になることがあろうかと考えたり、電車で武将OLに出会ったり。俗世間をイノセントに旅する歌人・穂村弘が形而下から形而上へ言葉を往還させながら綴った"現実日記"。ほんのり笑って、時に爆笑。フジモトマサルのひとこまマンガ+カットでニヤリもプラス。長嶋有・名久井直子ペアの「偽ょっ記」収録。

感想・レビュー・書評

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  • 穂村さんはいつまでも少年のような人ですね。

    日々の生活なかの、ちいさなちいさなとても些細なことに
    目を向け耳を傾けて、そこから感じ取っているひらめきと発想は
    物事をまっすぐ正直に受け止める純真無垢な子供の心のような感じがします。

    日々目にするなんということはないものに、穂村さんのように
    純粋な心で向かい合えるようでありたいなと思いました。

    5月2日 お~いお茶
    まさにまさに。こんなことを考えるのは
    純な心を持っているからこそ。

    6月6日 冗談を思いつく
    もう~大爆笑。。ツボでした。

    8月21日 おりまーす
    その場に居合わせあたらきっとはーい、と言っちゃってるかも。
    だけど女の 「子」 じゃないからなぁ...泣いてはもらえませんね。(笑)

    11月4日 猫
    発想のセンスがなんかいいです♪

    1月8日 目薬
    そうそうそうなのよ。どうしてなんでしょうねぇ.....

  • 地震に遭いました。生まれて初めての震度6は、恐怖で立ちすくんでしまうほどの揺れでした。翌日は大雨の予報で避難指示まで出て、少しでも明るい気持ちにしてくれそうな穂村さんにしました。先に読んだ『にょにょっ記』のほうが笑えたけれど、これもいっぱい笑わせてもらいました。下ネタに走っても、ハイジのパンツを覗いても、なぜか上品なお方。同じことをリリー・フランキーとかみうらじゅんが言ったなら、たぶん私はゲゲ〜っと言ったでしょう。あ、おふたりとも好きですからね(笑)。沈んだ気持ちも本に救われる。ありがとうと言いたいです。

  • 穂村さんの目の付けどころは面白い。

    例えば「お~いお茶」の缶を見ていて「お~い」の「お」と「お茶」の「お」の筆跡が違うところに気づいたりする。

    「お~いお茶」けっこうな頻度で買っているのに今まで気づかなかったよ…

    そもそも私は日によって買うお茶が「伊右衛門」だったり「生茶」だったり「お~いお茶」だったり「綾鷹」だったりする気まぐれ屋で、それもあまり味を区別して飲んでいるわけでもない雑な人間なのでこういうことに気づかない(味に関しては「生茶」だけは他と違う感じがする、ような気がする)

    穂村さんならこの状況を見て「やつは火曜日はよく「伊右衛門」を飲んでいる」とか「機嫌が悪い日は自然と「綾鷹」になっている」とか観察するのだろうか。われわれの何気ない行動は穂村さんのような人によって『にょっ記』の中の文章へと変換されてしまうのかもしれない。あなたも見られているかもしれません。

    『にょっ記』とキーボードで入力する時、私は意識的にまず「にょっ」を入力してから、ゆっくり「記」を探すという計画を立てる。しかしこの「にょっ」を打つのがなかなかすっきりといかない。最後に小さい「よ」や「つ」を打たなければならない時、ローマ字入力の私には余計な文字まで打たなければ「にょっ」を出せない。小さい「よ」や「つ」を一発で出す方法を未だに知らないからなのだ(小さい「あ」とかはわかる「la」と打てばよいのだ)。だから「nyotto(にょっと)」とか打ってから余計な「と」を消す、というのを毎回やっている。もうたぶん10年以上こうしている。いい方法を調べればいいのかもしれないけど、なんとなく心のどこかでいつかそれを誰かに教えてもらえる日が来るのではないのかとも思っている。まあ世の中そんなぐらいに放置していることがあってもいいんではないかと思う。

    穂村さんの『にょっ記』を読んでいるとそんなどうでもいいことを考えたくなる。

    • takanatsuさん
      「生茶ってフルーツみたいに甘いですよね」
      ですよね!そうなんです!
      賛同いただけて嬉しいです♪
      「takanatsuさんお茶、お好きですか?...
      「生茶ってフルーツみたいに甘いですよね」
      ですよね!そうなんです!
      賛同いただけて嬉しいです♪
      「takanatsuさんお茶、お好きですか? 」
      はい。好きです。
      私も花鳥風月さんみたいにペットボトルのお茶をよく飲んでました。(「お~いお茶」が特にお気に入りでした)
      ただ、半年前くらいに茶渋事件が起きてからペットボトルのお茶は卒業しました…。
      (歯に付着した茶渋を虫歯と間違えたのです)
      今は急須で淹れたお茶を楽しんでます。
      2012/10/02
    • 花鳥風月さん
      茶渋事件… 逮捕者でも出てそうですが(笑)

      「先生虫歯が…」
      「いやこれ茶渋だよ(先生やや笑いをこらえている)」
      「えっ!(赤面)」
       ~...
      茶渋事件… 逮捕者でも出てそうですが(笑)

      「先生虫歯が…」
      「いやこれ茶渋だよ(先生やや笑いをこらえている)」
      「えっ!(赤面)」
       ~茶渋事件~(完)

      こんな感じでしょうか

      いろいろ調べて茶渋で意外と歯が汚れることを今日初めて知りました(けっこう衝撃)
      急須だと汚れないのですか?
      (なんかお茶の話題が続いてしまっていますが…)
      2012/10/02
    • takanatsuさん
      「こんな感じでしょうか」
      …そんなような感じです。いや、本当にアホですね。
      「急須だと汚れないのですか?」
      歯医者さんが言うには、緑茶って本...
      「こんな感じでしょうか」
      …そんなような感じです。いや、本当にアホですね。
      「急須だと汚れないのですか?」
      歯医者さんが言うには、緑茶って本来色が薄いから茶渋で歯が茶色くなることはないけど、ペットボトルのお茶は時間とともに茶色く変色してしまうために歯も茶色くなるとかなんとか…。
      でも、茶渋が付着しやすい人としにくい人がいるらしいです。
      気になるなら、お茶をやめて水を飲むか歯医者さんで定期的に磨いてもらうしかないと言われ(歯ブラシで磨いてもほとんど落ちない)、ペットボトルのお茶はやめました。
      花鳥風月さんも茶渋にはお気を付けください。
      2012/10/03
  • ちょっとくだらなくて下ネタもあり、何度も噴き出しながら読みました。
    嘘なのかほんとなのか分からないような日常のあれこれ。言い回しが時折詩的なところもぐっときました。
    面白いフォロワーの呟きをぼんやりと眺めてる感じに近い本。

  • 読みたくなったら、単行本を図書館で借りていたんだけれど、やっぱり手元に置きたくて購入(^-^)♪寝る前に1ヶ月ずつ楽しんで読んだ(^o^)そして月末になると必ず天使が登場する事に今更ながら気づいた!(;゜∇゜)

  • なーんにも考えたくない時、
    穂村さんの本を読む。
    つぶやきみたいなエッセイ。
    相変わらずユルいなーと思いながら、
    なんかいいなぁ、と理由もわからず思いながら。
    ほわーんと漂う雲みたい。
    眺めてるだけで、和む。。

  • ひとの頭の中、ポンと割って覗いたらこんななのかと思うと、おかしくて口元がゆるみっぱなしです。
    にょにょっ記も読んでみようかな。

  • 表紙のフジモトマサルの絵が好きだ。
    この絵は「むらかみさんのところ」の表紙でも書かれていてとてもかわいい。

    にょっ記もとても面白かった一時間半でさらっと読める本。
    内容もさらっとしていて素直でかわいい日記。

    くすっと笑える挿絵があったりとほのぼのさせてくれる本。

    これを読んだからどうなる、というものでもないが、、心をほぐしてくれるような緩い言葉と緩い価値観の数々。

    忘れたころにぜひ再読したい。

  • 又吉さんの本で穂村弘さんの世界音痴が紹介されていたので、それを読みたかったのですがなくて、こちらの「にょっ記」だけあったので購入しました!初読みです!穂村弘さんは女性ファンの間では「ほむほむ」と呼ばれているそうですが私もこれから「ほむほむ」と呼んじゃおうかなと思うくらい、ゆるくて面白かったです(^ ^)短い日記形式で書かれています。クスクスと笑ってしまうところや思わず噴き出してしまうところがいっぱいあり、穂村さんの発想の面白さ、言葉のセンスにハマりました♪妄想なのか現実なのか曖昧なところもいいです!

  •  友人に薦められて、東京―大阪間で一気に読んでしまった作品。大変くだらなく面白い(私の中ではお笑いでくだらないというのは最高の褒め言葉だと思ってます)。一人で電車の中読むのは危険だ。そして、ひとつ思い知らされたことがある。私は自分で考えていたより下ネタに笑う。

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著者プロフィール

穂村弘(ほむら ひろし)
1962年、北海道生まれの歌人。1990年歌集『シンジケート』でデビュー。その後、短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍中。2008年『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、『楽しい一日』で第44回短歌研究賞、2017年『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、2018年『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞をそれぞれ受賞。歌集に『ドライ ドライ アイス』、『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』。その他代表作に、『本当はちがうんだ日記』『絶叫委員会』『世界音痴』『整形前夜』『蚊がいる』『短歌ください』『野良猫を尊敬した日』など著書多数。

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