- 文藝春秋 (2009年3月10日発売)
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感想 : 54件
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784167753658
みんなの感想まとめ
アントニオ猪木の1976年に焦点を当てた本書は、彼のプロレスリングにおける偉大な業績と、様々な事件を通じてその魅力を掘り下げています。著者の猪木への深い愛情が感じられ、辛辣な真実を描きながらも、彼の存...
感想・レビュー・書評
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よくぞここまで取材して書き上げたものだ。知りたくなかった猪木の真実もあるが、作者の猪木愛が感じられた。猪木の、プロレスの歴史書。名作。
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昨日、猪木が死んだ。
出先で確認し、なに事も無い風に土曜日を楽しみ、帰宅した。
大量に所有しているが整理の悪い猪木本を漁りながら読みながら探したが、どうにも見つからず、電子版で完本と銘打たれた本書を買い直す。
読みながら眠り、目覚めては読み、読了した朝。
猪木の去った世界にも、朝はくるらしい。
私達の知るアントニオ猪木の伝説が、一挙に成された驚異の1976年を切り取った本書は、辛辣で手厳しいところも多いノンフィクションですが、隠しようの無い猪木へのリスペクトに満々ている。
だれもが一度は夢想するが、どうにも証明のしようが無い、そんな地上最強の幻想を、たとえ一瞬であっても現とせしめた偉大な男に魅了されたのは、誰よりも筆者なのでしょう。
私達を置いて逝った、燃える闘魂の栄光と残照とを、よく映す傑作と信じる、そんな一冊なのです。 -
アントニオ猪木から感じる劇物的存在感はいったいなんなのか。
1976年に起こった4つの事件を追いかけた。ノンフィクションです。
有名なのは世紀の凡戦モハメド・アリ戦ですが、
ウィリアム・ルスカ戦、パク・ソンナン戦の章も面白い!
オランダ柔術界二人のメダリストの因縁は引き込まれますし、日本も韓国もプロレスは近代化・経済発展と共に歴史を歩んできた背景が勉強になります。昭和興行の裏歴史として楽しめるんですが、主人公の猪木はそれぞれのドラマの最後に出てきて、気持ちのいいくらいすべてを台無しにして幕を引きます。痛快。 -
アントニオ猪木が、日本中にかけた魔法を解き明かす本。自身、格闘技もプロレスもどちらも好きだが、1990年代後半、国内で両者が邂逅した時代を経験したものとして、それ以前の歴史を理解する一助となった。プロレスや格闘技に興味が無くとも面白く読めると思うが、両者のいずれかが好きなのであれば必読書。
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プロレスのことをあまり知らない僕にも面白かった!アリ VS 猪木戦を含む、3戦のリアルファイトを行ったのが1976年。名実ともに全盛期。アリと戦ったのも、根底にあるのは、すべてジャイアント馬場に勝つため。猪木って名前の如く、何事にも猪突猛進で、それによって他人に迷惑をかけたり、むしろ人を惹きつけたり…とりあえず稀代の自演乙の人。こんなメチャクチャな人、なかなか出てこないだろうなー。
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[夢を見せた、馬鹿な男]日本のプロレス、そして格闘技のあり方を変えてしまうほどのインパクトを持ったアントニオ猪木と、彼が1976年に戦った「異常な」4試合にスポットライトを当てた作品。その道に詳しくない読者をも唸らせ、ノンフィクションの分野で今なお高く評価されている一冊でもあります。著者は、プロレスに関するノンフィクションを多数世に送り出している柳澤健。
まだ2016年も半分を過ぎていませんが、面白さに関して言えば間違いなく今年のトップ10に入ってくるであろうレベル。ルスカやアリとの試合の描写が素晴らしいのはもちろんですが、それを取り巻く力関係や人間模様、そして何より物語の語り部としてのアントニオ猪木の「狡智さ」に舌を巻きました。(私もそうでしたが)アントニオ猪木に対して「ダーッ!!」と「デイッ!!」のイメージしかない人にこそぜひオススメです。
〜猪木にとって、1976年に戦った4試合のことなどどうでもよかった。猪木はリアルファイトが好きだった訳でもなく、プロレスを超える総合格闘技を指向した訳でもなかった。にもかかわらず、ルスカ戦から始まった異種格闘技戦、アリ戦から続く3試合のリアルファイトは、確かに日本のプロレスを変えたのだ。〜
大学院も終わりに近づき、ようやくこういった課目関係外の面白い本も読めるようになってきました☆5つ -
76年にアントニオ猪木が戦った4つのリアルファイト(?)を徹底的に追う。
この読み応えはすごい。猪木や日本のプロレスを追うだけでなく、各対戦相手の人生も追っていき、壮大なドラマのように感じる。
それはリアルファイトなのかプロレスなのか、誰が何の為に仕掛けたリアルファイトなのか。それを読み解いていくと、76年は確かに日本プロレス界、格闘技界にとって大きなターニングポイントだったことが分かる。
作者は猪木の非常識さを批難している。でもきっと猪木に魅力も感じている。それこそがアントニオ猪木という存在を象徴していると思う。 -
猪木の狂気とプロレスについて、よくわかった。
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単行本は読んでたので、増補になった猪木インタビューの為に購入。
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娯楽として面白いこのシリーズでも、なかなか面白い回
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アントニオ猪木の行った1976年に行われた4つの戦いを軸に記載されている。
TVでイメージしていた華やかなスターとしてのアントニオ猪木ではなく、「最強」へ固執しすぎていることや、莫大な借金の泥臭いやり取りなどが明らかにされ、生々しい裏話が面白かった。 -
2023.10.11 53
面白かった。猪木ヤバイな。 -
世界最強のプロレスラー アントニオ猪木
最高 -
まずプロレスは勝敗の決まったショーだとはっきりと言ってのける作者の冷静な視点が良い。
プロレスについて語る人って、プロレスをリアルであるかのように語る人ばかりで、興味がない人からするとその時点で聞く気が無くなってしまうから。
でもこの作者はショーだと断言した上で、アントニオ猪木がいかに魅力的で凄いプロレスラーだったのかを伝えてくれるのが素晴らしかった。
プロレスの知識がなくても(無いからこそかもしれないけど)分かりやすくて、面白かった。 -
年末の格闘技すら見ない私が読んでもめちゃくちゃ面白かったです。
長年ずっと思ってはいたけど、曖昧なままにしていた疑問が解けてスッキリもしました。
アントニオ猪木氏の思惑と、4つの試合の対戦相手たちの思惑とが入り混じりながら話が進んでいくのでどの試合も読み応えがありました。
この本に興味を持たせてくれた、とある図書だよりに紹介文を寄稿してくれた「ジャスティス・エンドー」氏に感謝です。 -
プロレスって、いろーんな要素があふれまくっていて楽しい。
ぼくは猪木信者ではありませんが、1976年の猪木がいたから、日本のプロレスは生き残っているんだという主張は、そのとおりだと思いました。
【2021年4月5日読了】 -
一時代を築いた男の栄光と凋落、その後に残した波紋の大きさ。
これを踏まえると、今の新日本プロレスの在り方の意味が解ってくる。 -
久しぶりに図書館で本を借りる。
これからもお世話になります。
猪木、天才エンターテイナーやったな。
学ぶところは色々あるや。 -
プロレスにおいても正しい歴史というものが存在するってことですね。もちろん、この本の内容についてもなお、全面的に信用できるかどうかは別のことですが。
これまでに、元レフェリーとか関係者とかが発表していた異種格闘技戦について、別の視点から調査し、再構築した一冊です。
これまでの同種の出版物と比べれば、まだ、現実的で信用できる気もしますが、幾分、猪木を美化しているところが見え隠れしているのが気になったりします。
いつかは、本人がちゃんと本当のことを話してくれないかなぁというのは、きっと過度な期待なんでしょうね。(^^; -
柳澤氏の本は、「クラッシュギャルズ」「馬場さん」に続いて3冊目だが、やはり面白い。
自分が自分がという姿勢がどうしても好きになれず、子どもの頃から猪木ファンではなかったが、これを読んで、対ビル・ロビンソン戦や、対アリ戦を見ると、とても凄い試合をしていたんだな、と思った。
私が見ていた80年代の対国際軍団の頃はすでに全盛期を過ぎていて、あんな酷い仕打ちをしてどうにか自分を輝かせていたということだったんだろう。
70年代の猪木は本当に凄かったんだな、と思わされた一冊だった。
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