炎の経営者 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2009年5月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167753726

みんなの感想まとめ

経営者の情熱とリーダーシップを描いた実話に基づく小説で、戦後の日本における企業の成長と発展を背景にしています。日本触媒の創業者、八谷泰造の生涯を通じて、彼がどのように大きなリスクを取りながら会社を牽引...

感想・レビュー・書評

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  • 大手化学工業会社の一角、日本触媒を先頭にたち牽引し大きなリスクも取り、築き上げた経営者の話、恥ずかしながら会社は良く知っていたが、こんな経歴の会社とは本を手に取るまで知りませんでした。昭和日本人の技術者魂を本人からも、その社員からもフルに感じられました。周囲の人や家族も翻弄されながらも深く関わり、愛情に満ち溢れたストーリー。元気に働く気力がでる、実話に基づいた小説。著者の高杉良も事実通りに本編に参加している点もまた興味深いです。

  • 大阪に実在する企業「日本触媒」の創業者・八谷泰造の生涯を描くノンフィクション小説。全て実名。舞台が戦後間もない頃なので、「海賊と呼ばれた男」と少しかぶる。経営者魂、リーダーシップ、行動力、すごいなあ・・・仕事に活かしたいなあ・・・と思うけど、激しすぎてやることを創造できない。現代にはなじまない。けど、今の日本があるのは戦後のこういう人たちの努力があったからだよなあ。

  • まさに炎の経営者。仕事人として学ぶべき点が多すぎる。

  • こんな人生を送りたい。

  • 少々おおげさなタイトルだと思ったが、文字通り、熱い情熱と気迫を持った八谷泰造の物語でした。

  • カリスマ経営者の話

  • 自身の信念を会社経営を通じて具現化していくための
    マインド、他者への働きかけ、立ち回りが熱く書かれている。
    出来たものに乗っかる傾向の強い現代日本の化学企業ではほぼ見かけることの無い要素が強く忘れかけたものに気付かされる。

  • 経営者のマインド、熱意とは?
    こうあるべきだよな、というものが確信に変わったような本。
    今も昔も変わらない、大事なことがある。
    情熱、人情、夢、プライド。
    人の心を突き動かすもの。

    こんなにも熱い経営者がいて、
    死に際には、この想いをなんとか受け継ぎますと誓ったのに、
    数十年経つと、その誇りが失われていくのはとても悲しいこと。
    どのようにすればその想いを途絶えさせず継続することができるのか?

  • 一生の仕事として、工業の指導や社業の経営には、きびしすぎる程のものがあった。しかし心の底では、いつも気をつかっているやさしい人。人としても心から尊敬できる経営者。

  • 18.3.4 BSフジで物語が放映される

  • 八谷さん、とても格好いい方でした。

  • 日本触媒の創業者、八谷泰造氏の熱血経営を描いた実名小説。

    「人を信頼させずにおかない、体当りでぶつかって行く男らしさ」でもって数々の経営の難局を乗りきった八谷氏。同氏はまた、持ち前のバイタリティーで、アメリカから技術導入することなく、無水フタノール、エチレンオキサイド、エチレングリコールの独自生産技術を開発、我が国の石油化学工業の発展に大きく貢献した。

    晩年、体調を気遣う親族や社内外の関係者の言を容れて療養することなく、頑なに仕事をし続け、いたずらに寿命を縮めてしまった感がある八谷氏。そうせざるを得ないほど、仕事一筋だったと言うことなんだろうなあ。

    小説中に登場する杉野記者は、どうやら若き日の著者らしい。著者が如何に深い思い入れをもって本書を執筆したことかが伺える。

  • とても熱い経営者。人間味があり繊細でリーダーシップがある。最後は、もう少し体を気にして仕事をしたら良かったのではないかと悔やまれる。

  • 実在の経営者を題材にした経済小説。経営者としてのセンスもさることながら、人間性、情熱、人情、気配り、徹底力等々、枚挙に暇がない程見習うべき点が垣間見えた書。最後を迎えるシーンでは、涙なしでは進めない。良書。

  • 日本触媒の創始者を主人公にした経済小説。
    ピンチを乗り越えるためにははったりも辞さない、良くも悪くも昔の経営者。

    旧満鉄の職員を引っ張ってくるあたりは強引過ぎて、現代ではコンプライアンス的にどうかと思う。

  •  国産技術の開発と向上につくした日本触媒の創設者・八谷泰三。財閥系企業でもなければ、東京では名の知れぬ企業が、海外へまで技術を売るほどまでに牽引した実在人物。その先見の目と、情熱、そして細やかな気遣いで周囲を引き付ける人柄がよく出ていた。
     ただ、糖尿病を患ってからの内容も失速気味。
     章のタイトルが四字熟語になっているように、作品内の四字熟語にも目が留まった。

     

  • 熱い

  • 他の伝記に比べるとなにか物足りない。

    日本触媒化学工業の八谷泰造さんのお話

    戦後の石油化学工業で、安易に海外技術を導入せず、独自の技術で一流企業にのし上がる立身出世物語です。

    調べてみると石油化学工業の一流企業なんですが、素人の私は社名さえも知りませんでした。

    残念なのが、具体的にどんなものを作っているのかチンプンカンプンなんですよね。それが何に使われるのか、もう少し説明があったら、もっと物語に入り込めたのではないかと…

    そして、現代のサラリーマン社長にはない気骨は感じるのですが、小説としてみると、同じようなお話の”海賊と呼ばれた男”に比べどうしても見劣りしてしまいます。

    これはその人の実績がというよりも、文体の好みかもしれませんが、間違いなくあちらの方が興奮します。

    悪い本ではないですが、それほど手に汗握ると言う感じではないので、伝記が好きな方にオススメではないかと思います。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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