僕のハーバードMBA留学記 金融資本主義を超えて (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167753801

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりにブログ&読書再開。

    MBAを前にし、取りあえず読まなければならないだろうと手にした本。

    MBA時代のブログを元に編集されている本であるため、タイトルとは異なり、実質的にはHBSでの学びとさほど関係がなく、岩瀬氏自身の内省録になっている点は予定外だった。(それはそれで悪くはなかったが)

    まず感じたことは、岩瀬氏との圧倒的な"差"について。同年代で留学している(する)にも関わらず、積み上げてきたキャリアと人脈、思考の深さと経験があまりに違うことに絶望的な気持ちになった。エリート街道まっしぐらな人物が歩んできた人生と自分の現状を鑑みた際に、やや悲しくはなったが、同時に、同じ(ような)舞台に立てるまでに成長した自分を誇らしく思った。

    過去は変えることが出来ないが故に、今後必死で追いついていきたいと考えさせられた。

    中身については個人の内省録のため、特に響く内容はなかったが、改めて確信をもつことができたのは、Planned Happenstance Theoryについて(最終章)。

    明確なキャリア像を求めるよりも、その時その時を全力で楽しみ、もがきながら次のopportunityを待つスタイルが自分のキャリア構築には最適かつ最善と改めて認識できた。そのために、5要綱であるCuriosity/Persistence/Flexibility/Optimism/Risk Takingは忘れないでおこう。書いてみた気が付いたが、ほとんど自分が性格的な強みとして掲げている内容であり、今後はRisk Takingが自分にとっての課題だと認識。

    その他、e-bay CEOのアドバイスの1つである(p.310)、Note down your learnings per monthは実践していこうと思う。

  • 岩瀬さんの公演を聴く機会があり考えさせれることが多かったので手にとった。
    もとがブログということもあり、思いが垂れ流しな感じだし内容は難解だが思いは熱くさすがに経営者にななるべく人だと思った。

  • 感想:ライフネット生命副社長岩瀬さんがハーバードビジネススクールに留学されたときのブログをまとめたもの。
    ブログであるため、あまり一冊の本としてのまとまりがない。
    そして、留学記というタイトルの割には金融論なども盛り込まれてて、完全に留学そのものについて書かれているわけでもないので、純粋な留学記とは言えないかもしれない。(また内容が難しい)

    ただ、留学の真価である"内省"をMBA留学最大の収穫であると言っているのは、非常に共感できる。
    留学というと語学だったり、学問的な知識の手段ということがどうしてもまとわりつくけど、実はそれだけではない。
    そしてそれらは最大の学びではない。

    ただこれを読んで「自分も留学に行きたい」と思う人は少ないと思う。なんだか自分とは違う世界にいて凄すぎると感じる人が多いのではないのだろうか。

  • 著者が過ごしたハーバードビジネススクールの体験記。
    能力も士気も高い人達の考え方は合理的で一本筋が通っている。人類のトップランナーという様子で爽快感を感じた。そのせいか登場人物が似たり寄ったりな印象を受けた。文章だけの本としては表現として微妙。ノンフィクションであるので仕方がないが。
    これだけの人材達が世界を変えるとしか発言していなくて残念。世界を変えるのは9.11のように悪い意味でも変えられる。世界を救うくらい嘯いて欲しかった。
    著者の一番の大元が見えず、このままでは充実した仕事をするの繰り返しになり何を結局したかったのか著者自身分からなくなるのではないかと思った。

  • 留学記、と言い切るには惜しいくらい、仕事や日本のビジネス、資本主義、アメリカ等々についての深い考察が随所にちりばめられている本。

    とりわけ、企業のリーダーがグレーな局面に立った時のプリンシプルについての考察や、著者の子供時代の幻想的ともいえそうな繊細な記述は印象に残った。私は著者の経歴を知らずに読んだのですが、これを素人の20代の一男性が書いたと思うと恐るべき洞察力、文章力だと思う。

  • 1.リーダーシップには「とにかく行動すること。」「それで、どうするのだ?」と行動計画と提言を求められる。分析して批評するだけでなく、具体的な行動計画を立案して行動することが求められる。
    2.反対意見を述べることは決して相手に失礼なことではなく、よりより解を導くために必要なこと。
    3.成長し続けられる組織をどう作るか?→毎日「どうすれば、もっと良く仕事が出来るか?」をメンバー全員が考え続け、改善を実行。
    4.皆が自分の頭で考えて、意見を表明し、それらの意見が取り入れられる風土を作る。
    5.組織のリーダーが絶えず組織作りの作戦を練り、積極的に仕掛けていき、時には自らが模範となって示していく。そのような行動規範が定着した時に組織は強くなり続けることができる。
    6.自分なりに自分のありたい姿をはっきり作ることが大切。
    7.ビジネスの使命は継続的なイノベーションを通じて人々の生活を豊かにして社会の進歩を加速すること。
    8.立ち上げ当初に伸び悩んだ時は「どうして買ってもらえないのか?」を徹底的に分析して、地道に問題点をつぶしていく。
    以上が印象に残った項目である。

  • 20100921読了。

    岩瀬さんの人となりが分かるかも。「計画された偶然性(planned happenstance)」の話がある。

  • このタイトルと内容との乖離は一体なに?(゚Д゚)

    まあ内容は普通に面白かったけど・・

  • 岩瀬大輔のハーバードMBA留学記。タイトルとの整合性が若干微妙な気がした。
    彼の興味分野である金融について少し詳しくなったのと、キャリアメイクではなく一日一日を楽しむということが学んだことかと。

著者プロフィール

ライフネット生命社長兼COO

「2014年 『楽しい仕事はない。だから楽しくやる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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