信長の棺 上 (文春文庫 か 39-1)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167754013

作品紹介・あらすじ

「惟任(光秀)ご謀反」-。安土城で知らせを聞いた太田牛一は、生前の信長の密命に従うべく、5つの木箱とともに西へ向かう。が、佐久間軍に捕えられ能登の小屋に幽閉されてしまう。10カ月後、天下統一を目前に控えた秀吉から伝記執筆を条件に解放された牛一は、天満に小さな隠居所を構え、信長暗殺の謎を追うのだった。

感想・レビュー・書評

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  • 麒麟がくるを見終わったばかりなので登場人物がイメージしやすかった。下巻が楽しみ

  • 尾張一の大うつけ。妻は美濃の蝮斎藤道三の娘帰蝶。桶狭間の戦いで今川義元を破り比叡山延暦寺を焼き払う。本能寺にて明智光秀謀反により…が遺体は確認されていない。人間五十年殺してしまえホトトギス… 誰もが知る織田信長の知られざる真相は、下巻へと続く

  • 本能寺の変にて明智光秀の謀反により天下統一を目前にこの世を去った織田信長。

    業火に焼かれた本能寺の焼け跡からは信長の遺骸は見つかっていない。

    その謎を追う太田牛一の物語。

    ちょっと期待外れ感があった為に辛めの評価となったが、下巻に期待して読み進めたいと思います。

    説明
    内容紹介
    本能寺から消えた信長の遺骸。その謎を追う太田牛一の執念が掴んだ恐るべき真実とは。斬新な信長像が話題を呼んだ傑作長篇
    内容(「BOOK」データベースより)
    「惟任(光秀)ご謀反」―。安土城で知らせを聞いた太田牛一は、生前の信長の密命に従うべく、5つの木箱とともに西へ向かう。が、佐久間軍に捕えられ能登の小屋に幽閉されてしまう。10カ月後、天下統一を目前に控えた秀吉から伝記執筆を条件に解放された牛一は、天満に小さな隠居所を構え、信長暗殺の謎を追うのだった。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    加藤/廣
    1930年東京生まれ。都立新宿高校から東京大学法学部に学び、54年に中小企業金融公庫に入庫し、京都支店長、本店調査部長などを歴任。山一證券に転じ、同経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師などを経て、中小企業やベンチャー企業のコンサルタントを務めるかたわら、ビジネス書の執筆や講演活動を行う。2005年に構想15年の書き下ろし長篇『信長の棺』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 本能寺の変にまつわる数々の謎を、豊富な資料と丹念な推理で跡付けた歴史小説。『信長公記』の作者である実在の人物・太田牛一を主人公兼探偵役にしているが、この人物の造形がもうひとつ好きになれないのが残念なところ。

  • 本能寺抜け穴説。歴史小説ではないですね。
    ベストセラーだからと言って面白いとは限らないものです。
    逆に司馬遼太郎や吉川英治ってすごいんだなあと考えさせられます。

  • 本能寺の真犯人は誰か?天皇か、近衛家か、光秀単独犯か、秀吉の策謀か、諸説分かれる本能寺真犯人をめぐる論争であるが、この本では朝廷と秀吉の策謀を混ぜながら信長暗殺を描いている。主人公は太田牛一。信長公紀の作者で本能寺の謎へ迫っていくさまが描かれている。考証がつまっているので面白い。

  • 信長公記を記載した太田牛一の信長公記を描く経緯を小説として描いている。
    太田牛一とはどんな人間か?
    桶狭間の戦いの真実は?
    などが推理小説風に感じる。
    下巻が早く読みたくなる。

  •  本能寺の変の直後から物語は始まる。変そのものには触れず、信長の伝記を書こうとする男の話。今、桶狭間の戦いが謎に包まれている。果たして、真実が描かれるのか。

  • 感想は下巻にて。

  • 下巻まで読了。

    『信長公記』の作者・太田牛一が、本能寺の変の際に消えた信長の遺骸を探す、という筋の歴史ミステリー。
    主人公の描写として、信長への傾倒は一貫して描かれているが、物書きであることへの信念やこだわり、理想像などが曖昧に見えた点、また、特に後半において説明的な長台詞が多かった点など、少々読みづらさがあった。

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著者プロフィール

加藤 廣(かとう ひろし)
1930年6月27日- 2018年4月7日
東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、中小企業金融公庫(現日本政策金融公庫)に勤務し、調査部長などを歴任。山一証券経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師を経て経営コンサルタントとして独立し、ビジネス書執筆や講演活動を行う。
50歳頃から、人生を結晶させたものを残したいと考えるようになり、歴史関係の資料類を収集。2005年、『信長の棺』で作家デビュー。当時の小泉純一郎首相の愛読書との報道があって一気にベストセラーになり、高齢新人作家としても話題になった。のちに大阪経済大学経営学部客員教授も務めた。
『秀吉の枷』『明智左馬助の恋』を著し、『信長の棺』を含めて本能寺3部作と称される。ほか『水軍遙かなり』、『利休の闇』。その一方で『戦国武将の辞世 遺言に秘められた真実』、『意にかなう人生 心と懐を豊かにする16講』など歴史エッセイや教養書も刊行を続けていた。

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