安土城の幽霊 「信長の棺」異聞録 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2013年6月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784167754082

作品紹介・あらすじ

つくも茄子は天下壺でござるたった一つの小壺の行方が天下を動かす! 信長、秀吉、家康と持ち主の運命を左右する器の物語を始め、著者初めての歴史短編集。

みんなの感想まとめ

歴史的な背景を持つ短編集で、戦国時代の名将たちの意外な一面や、神秘的な要素が織り交ぜられた物語が展開されます。特に秀吉の出自にまつわる新たな解釈や、家康の意外なキャラクター描写が印象的で、著者の独自の...

感想・レビュー・書評

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  • 藤吉郎放浪記
    安土城の幽霊
    つくもなす物語

    秀吉の出自が実は、とか。
    家康はグズでしつこいとか。
    相変わらず、加藤さんの解釈が面白くて読み出したら止まらない。
    ただ、信長は嫌いなのかな。秀吉にはあっさりと手玉にとられ、幽霊には取り憑かれるし、家臣の気持ちは汲めず謀反を起こされている。
    それはそれで面白いんだけど。

    つくもなすは足利義満が明から手に入れた正体不明の壺にまつわるお話。
    「信長の棺」にちょっと絡んだ数奇な壺。足利から山名へ、織田へ、そして。
    その最後には寂しいような気持ちにさえなるなあ。

  • 本筋の物語にはない軽妙さ。こういう小さなエピソードが、物語世界を膨らませている。特に最後の短編は、現代にまでつながっている事が心憎い演出になっている。

  • 3話とも全部面白かったです✨タイトルの安土城の幽霊は、まさかの忍びの術…1話目で秀吉も意外な技を披露していましたし、3話目の天下壷なんて…ですし、ファンタジーがパラパラとありましたが、それ含めて◎でした。そして改めて、戦国時代(の話)は面白い

  • 最後のつくもなす物語、どこまで事実かわからないが、元資料が知りたい

  • んか現代にも通じるニヤリ感がありました。
    この作者の”信長の棺”含む3部作を読んで、なるほどこんなとらえ方があるのかと…秀吉も信長(周辺の人含めて)面白い見方だと思います。

  • 信長の棺異聞録とあったが、少しイメージしているのと違った。ただ、各短編自体は面白い

  • 「信長の棺」異聞録というタイトルの通り、筆者の以前の著書の外伝的物語集(三本立て)である。
    「藤吉郎放浪記」は秀吉が天下人となるために、信長に仕官する顛末記。
    「安土城の幽霊」は信長が安土城の幽霊のために眠れなくなった話。
    「つくもなす物語」は足利義満の時代から受け継がれる茶器の話。この壺を所有する者は天下を取れるほどの運に恵まれるが、同時にその運は悪運をも引き寄せる。

  • 20200731

  • 2回目読んだらしい。あっという間に読んだ。普通の歴史物とは違った視点から描かれていて面白い。

  • 戦国時代、秀吉、信長、家康にかかわる3編の短編集、正に異聞録。小説の醍醐味でもある。
    藤吉郎放浪記は、豊臣秀吉の出自を巡り、本当はどうなのか知る由もないが、山の民として、人生を切り開くのは、面白く、よくわかる。
    つくもなす物語は、天下壺として、天下人を渡り歩き、現在は、東京世田谷の美術館に、天下人の手を離れ、ひっそりと収まっているのが面白い。
    安土城の幽霊。信康の死については、異論もあるが、信長については、数多くの幽霊に取り憑かれたのは、本当なのかなと思ってしまいます。

  • 秀吉の若い頃の話など短編集。秀吉は身分が低いところから天下人へと上り詰めたのは有名だが、それってやはりすごいなと感心した。今の政治家だってなかなか貧乏人の子は総理大臣にはなれないものだし。そう考えるとすごい。

  • 3つの題材からなる話
    テンポがよく半日で読み終わり





    2017.05.13読了
    3年後の5月27日に再読。
    忘れていた事が多々あり再読によってまた新たに記憶の構築ができた。
    また忘れてしまうんだろうけど。

  • 平手政秀の諌死の真相に関する著者の解釈は、
    驚くとともに、さもありなん、と思わせるだけのものであった。

  • 3つの短編のどれも面白い。特につくもなす物語は、天下壷が武将の手を渡っていくことと、人々の栄枯盛衰を描いた、興味深いはなしになっている。つくも茄子は、今は世田谷区にあるセイカドウの所有になっているとのこと。みてみたい。

  • 本能寺三部作の異聞(外伝)として「藤吉郎放浪記」「安土城の幽霊」「つくもなす物語」の三編からなる短篇集。

    秀吉の秘技による出世術や、信長に妻と息子の自刃を命じられた家康の信長に対する妄執も面白かったが、個人的には足利義満が所有した九十九髪茄子のその後の遍歴がとても興味深かった。
    巡り巡って九十九髪茄子が本能寺の変と大坂夏の陣の戦火に焼かれた後、実は大坂夏の陣でしか焼けていないという事を知った家康がそこから本能寺の変の核心に気づく…?という、本編の『信長の棺』の最大の謎に繋がっていくところが"第4の目"のようでとても外伝らしくて良かった。

  • 【つくも茄子は天下壺でござる】たった一つの小壺の行方が天下を動かす! 信長、秀吉、家康と持ち主の運命を左右する器の物語を始め、著者初めての歴史短編集。

  • どことなく登場人物の設定が隆慶一郎さんに似ている雰囲気。本能戦国三傑がそれぞれの背景をベースに本音と建前を使い分けていく様が面白い。ノンフィクションベースで好悪が別れると思う。

  • 加藤寅さんの本能寺の変シリーズのスピンオフ版。
    どの短編も面白かったですが、茶器「つくもなす」が秀逸でした。
    それにしても、加藤さんは信長が嫌いなのか、どの本でも良い様には書かれていません。
    新たな一面を知ることが出来るのはうれしいですが、そこが少し残念です。

  • うーん、期待はずれでした。

  • 「藤吉郎放浪記」「安土城の幽霊」「つくもなす物語」の、中編3作を収録。

    「つくもなす物語」興味深かった。

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著者プロフィール

加藤 廣(かとう ひろし)
1930年6月27日- 2018年4月7日
東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、中小企業金融公庫(現日本政策金融公庫)に勤務し、調査部長などを歴任。山一証券経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師を経て経営コンサルタントとして独立し、ビジネス書執筆や講演活動を行う。
50歳頃から、人生を結晶させたものを残したいと考えるようになり、歴史関係の資料類を収集。2005年、『信長の棺』で作家デビュー。当時の小泉純一郎首相の愛読書との報道があって一気にベストセラーになり、高齢新人作家としても話題になった。のちに大阪経済大学経営学部客員教授も務めた。
『秀吉の枷』『明智左馬助の恋』を著し、『信長の棺』を含めて本能寺3部作と称される。ほか『水軍遙かなり』、『利休の闇』。その一方で『戦国武将の辞世 遺言に秘められた真実』、『意にかなう人生 心と懐を豊かにする16講』など歴史エッセイや教養書も刊行を続けていた。

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