まほろ駅前番外地 (文春文庫 み 36-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167761028

感想・レビュー・書評

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  • まほろシリーズ第2弾。
    第1弾に出てきたキャラのスピンオフ作品。

    多田と行天のやり取りは、面白くて
    心地よさ、みたいなものを感じますね。

    さ、続き(第3弾)が早く読みたいなぁ。

    • さてさてさん
      キョーさん、いつもありがとうございます。
      まほろシリーズいいですよね。私もこの作品まで読みました。多田と行天のやりとりは相変わらず心地よい...
      キョーさん、いつもありがとうございます。
      まほろシリーズいいですよね。私もこの作品まで読みました。多田と行天のやりとりは相変わらず心地よいです。
      シリーズ三作品目も早く読みたいとても思います。
      ありがとうございます。
      2020/07/29
  • 多田と行天のまほろ駅前番外編。
    愛すべきキャラの脇役たちを真ん中に添えたドタバタ活劇と思いきや、最後の「なごりの月」で行天の暗い一面が露出され、次作へと引き継がれる。行天の過去にはいったい何があったのか?そして多田との関係はどうなるのか?

  • 1作目がよかったので、2作目も購入。

    「番外編」という名前が気になったが
    やはりスピンアウト作品だったのか。。。
    主人公の2人が主役で出てこないのでもひとつ。
    皆さん1作目より評価が高いんですがなんでなんでしょう。

    とはいえ二匹目のどじょうの作品でなく世界を広げており
    3作目に繋がりそうな話も多く次回に期待は持てました。

  • 便利屋の多田と行天の元へ舞い込む様々依頼。
    お馴染みの依頼者さんたちの背景も少し見えてきて、さらに親しみが持てる。
    相変わらず多田さんは貧乏くじを引く感じだし、行天の行動はぶっ飛んでるし。
    この二人のつかず離れずな関係も変わらないのかな。
    深いところにはお互い触れないような。
    不思議な二人。
    愛だの恋だの語るイメージはないけど、もう一度そんな幸せがあってもいいのにな。

  • 軽やかで後腐れのない、いい話。雰囲気としては、空中ブランコと近いムードが流れている印象。

  • わたしも曾根田ばあさんの若かりし日がよいと感じた。
    最後の話しでは、多田と行天の次に続く伏せんなのか。

  • まほろ駅前多田便利軒に登場する人物の過去や彼らを育んできた環境が人物像の輪郭をくっきりと際立たせてくれるストーリー。 早く次を読みたい。シリーズ化を強く希望

  • あらすじ
    ある年の正月、東京の郊外まほろ市に住む便利屋の男のもとに、中学時代の同級生の男が転がり込んでくる。2人は便利屋の仕事を通して、さまざまな人と出会い、その人たちの人生に関わっていく。そしてまた、彼ら自身の過去と向き合うことになる。

    感想 まあまあかな。

  • 「番外地」というだけあって、曽根田のばあちゃんの「ろまんす」や、マザコン星や、良識人たる岡夫人ら、「便利軒」からおなじみのメンバたちの「裏側」的スピンオフがてんこ盛り。
    「記憶」「感情」といった、生きることを支えてくれるであろうものもの。それらの対極にいるであろうギョーテン、うっかり優しい多田たちを通じて、きちんと丁寧に、抱きしめてゆく。

  • まほろ駅前シリーズ第二弾っていうか、表題のとおり番外編。
    前作で登場した人物たちのストーリが7編収録されています。

    ・光る石
    同僚の結婚指輪を隠してほしいとの依頼。二人のとった対応がおもしろい

    ・星良一の優雅な日常
    やくざの星と清海の日常の一カット。星の狂気な面と面白い面、そして几帳面なところが楽しめる

    ・思い出の銀幕
    曾根田のばあちゃんの過去のロマンス

    ・岡夫人は観察する
    バスの運行の間引きの有無を調査させる岡老人の奥さんからみた多田と行天

    ・由良公は運が悪い
    小学生の由良が巻き込まれた行天とのドタバタ、大冒険。

    ・逃げる男
    夫の遺品整理を頼んできた女性。夫との間にあったものとは?

    ・なごりの月
    インフルエンザにかかってしまった奥さんの代わりに主婦業を依頼される二人。しかし2歳の子供を前にとった行天の驚きの反応

    多田と行天を取り巻く人々と多田・行天のかかわりがライトに楽しく描かれていて、あっという間に読み切ってしまいました。

著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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