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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784167773014
みんなの感想まとめ
家族への深い愛情が込められた手紙を通じて、戦争の厳しさと人間性を感じることができる作品です。硫黄島の防衛を任された栗林忠道中将が、1944年から1945年にかけて家族に送った41通の手紙は、疎開や空襲...
感想・レビュー・書評
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硫黄島に赴任した栗原忠道中将から家族に向けた手紙。
これで最後これで最後と書いてあるけど、家族はいつまでも続いて欲しかっただろうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
硫黄島は太平洋に浮かぶ小さな島に過ぎないが、サイパンや日本からの距離がちょうどよく、ここをアメリカに取られると日本本土への爆撃が容易になるため、死守しなければならない島だった。
そこに第109師団長として着任した栗林忠道。
家族に向けて送った手紙を時系列に並べたものである。
栗林は緻密で微に入り細を穿つ、という言葉がぴったりの性格のようである。
東京は危ないから田舎に疎開したほうがいい、家財道具はこうすればいい、防空壕はこう修繕したほうがいい、履き物はあれを履いて…○○さんにこれをして…
とにかく、指示が細かくて家からまさか1000キロも離れたところにいるとは思われない。
郵便や配給の飛行機があるたびに書いたのだろう。
同じことを繰り返し書いている場面も多いが、それだけ家のことを気にかけていたのだろう。
特に末娘の「たこちゃん」に宛てた手紙に、父親としての愛情深い眼差しを感じる。
妻や、上の子供2人に宛てた手紙にも、「これから楽をさせられると思ったらこんなことで」「子どもたちのしつけに、自分のいない分まで苦労をかける」のような、家族思いのことがたくさん書いてある。
太郎には厳しいが、立派に成長してほしいという気持ちを感じる。
「戦死した人」というと、すぐにそういうカテゴリに入れて満足しそうになるが、当然一人一人違った人間で、軍服姿からは想像のつかない姿に笑みがこぼれる。
そして、当たり前だが、いつもの手紙が急に最後の手紙になる。
唐突に半藤一利さんの解説に変わって、え?ラストシーン見逃した?いやいや、これは起承転結のある物語ではなく、実話なんだと気づかされた。
人間として、内面をこんなに知ってしまったから、終わりには喪失感。
戦争は、こんな家族思いのお父さんを奪っていってしまう。
「何万人死んだ」とか、数字にしてはいけない。 -
とりあえず、子供が生まれてくるときに読みたい
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実際こんな人がそばにいたら・・・と思わせるほど、細かい人。
でもそういう綿密な計画と、実行力、強い意志と優しい思いやり、使命感とそれを浸透させる力、そんなものがこの家族とのやりとりですごくよくわかる。
それが日本の姿であり、太平洋戦争で最大の激戦であったのだと思うと感慨深い。 -
夏に読もうとしていた本。すごく家族思いな父であり、夫であるなぁとジーンときました。軍人としてではなく、ひとりの人として家族を心配して事細かく書かれた手紙にとても愛情を感じました。
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9784167773014 201p 2009・8・10 1刷
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硫黄島守備隊総司令 栗林忠道中将が留守宅の家族にあてて書いた書簡を活字にしたもの。
手紙を読んでいると、戦況の激烈なことがよく伝わってくる。
と同時に、栗林中将の父親としての優しさ、厳しさもよく汲み取れ、たまに涙腺を刺激される。
半藤一利の解説がついており、この一冊でも硫黄島の戦闘がどのような時代背景で行われたのかがわかりやすい。 -
『(前略)……此の様な大戦争も起らず普通だったら、今頃はお前達も勿論私も随分幸福に愉快に暮らして居れたろうに、今は此の始末で何と思ったって仕方がない。』
留守を守る妻には労り深く。自分亡き後、残された家族を支えなければならない長男には厳しさを込めて。長女には丁寧に勉強や進路の指導を。まだ幼い次女にはひたすら優しく、「お父さんは元気ですよ」と──。
太平洋戦争最大の激戦地・硫黄島から、栗田忠道中将は東京に暮らす家族へと、愛情あふれる書簡を認め続けた。赴任から八ヶ月間の全41通を完全収録する一冊。 -
日本は硫黄島を最後の戦場とした。これまでアメリカの爆撃機は直接日本へ爆撃をすることができなたった。しかし硫黄島をアメリカに渡してしまうとそこから直接日本国本土に攻撃が可能になってしまう。そんな重要な戦場での唯一の娯楽は本土に書く手紙だ。男たちは堅い岩盤を掘り進み硫黄島に巨大な蟻の巣のような壕を作り上げたのだ。堅い岩盤はアメリカの迫撃砲や爆撃などを避けるためだった。そしてアメリカに多くの損害を与えたものの日本の勝利はなかった。その間男たちの届かなかった手紙の内容から生まれた作品だ。
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映画『硫黄島からの手紙』を見て
そのあまりの出来の酷さに閉口し
少しでも事実に近いものを学びたい
と思い読んだ本の内の一冊。
基本的に閣下から家族に宛てた手紙で構成され
(それ故著者が閣下自身ということになっている)
後半で解説として硫黄島の戦いについて等が書かれている。
非常にわかりやすい構成であり内容であると思う。
如何に硫黄島が重要であったか
たとえ玉砕しようとも守り抜きたい理由
閣下を初めとする兵士の覚悟
敗色濃厚の中で自らの死を覚悟し
母子家庭になることを詫び
国からの手当について調べるようにと
手紙に書き残す冷静さや愛情
また、長男に対しては息子というよりも
男として扱っているところに感動を覚えた。
戦後日本は負け犬根性で誇りを失ってしまったが
戦争から学ぶことは
悲惨である、繰り返すべきではない
という『当たり前』のことだけではなく
誇り高く生きた閣下のような人々
そんな人を尊敬していた人々が
どのようにして、どんな思いで
命を投げ出してでも国土を、愛する人を守ろうとしてくれたか
というその尊い志こそを学ぶべきだと思う。 -
玉砕必至の島で司令官としての任務を果たす一方で家族への想いを忘れない栗林中将の姿に心を打たれます。
硫黄島からの手紙をもう一度観たい。 -
購入者:Shin(2009.9.27)
戦争末期にこのような激戦があったことを知らなかった。
手紙には同じことを何度も書いている部分があり、いかに家族の事を心配していたかがうかがえる。
貸出:仲村(2010.9.6)返却:(2010.10.29)
断念しました・・・。
貸し出し(2010.11・1)返却(2010・11・15)
昔渡辺謙さんが演じていた「栗林忠道」さんの姿が蘇りました。
この手紙も地下壕の蒸し暑い中で書いていたのを覚えてます。
娘の「たこ」ちゃんに語りかける手紙の内容は本当に感動します。
貸出:片岡(2010.11.20)返却(2010.12.21)
手紙の内容は読みにくくて疲れましたが、戦争の恐怖とその時の家族愛というのはすごく伝わり感動しました。
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