オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1090
レビュー : 170
  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773038

感想・レビュー・書評

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  • 世の中、セクシャルマイノリティーへの風当たりが弱くなりましたが、身の回りではお会いしたことが有りません。たまたまなのか、じっと息をひそめているのか。
    自分の性がちがうという気持ちってさぞ閉塞しているんだろうなと想像できます。日本も同性同士で結婚出来るようになるといいし、養子も取れるようになるといいと思う。そりゃ色々バッシングとかも有るだろうけど、始めないと一歩も進めないですからね。

    で、この能町みね子さんはどうかと言えばとってもポジティブで、友達にも親にもカミングアウトして受け入れられ、なんだかとっても楽しそう。OLやっていても疑われもしないのだから相当女の人なんでしょうね。
    本の中でなるほどねと思ったのは、くしゃみに男フレーバーが出てしまう事です。分かる気がします。男のくしゃみってずぶといですから。

    既に15年位前の話のようなので、今どんな感じ生活しているのか本読んでみたいですね。

  • 2019/02/03読了


    2006年刊行なので、もう10年以上前
    今では、性同一性障害はそのころと比べたら理解のある人が少しは増えていると思うし、ポジティブで生きている人の体験談もしっかりと世の中に出でて読めるようになった時代の変化はあると思う。
    この方は今イラスト一本でやっているのでしょうか
    エピソードもさながら、イラストもみやすくて好きですし
    今後も素敵な前向き女性として、邁進していってほしいと
    応援したくなりました。

  • 性同一性障害の著者によるブログ本。いやはや、こういう障害を持って生まれてしまうと、いろいろとありますね。

  • タイで仕事しているときに同僚に誘われオカマバーに行ってみた。凄く可愛い人と会い、こういう人と付き合うのはアリか無しかを考えたことがある。結果、ただの病気なのだからアリという結論にいたり、同僚にそのことを言うと「でもタイの場合ファッションだからなぁ」と。うむ、真剣に考えた時間を返してくれ。

    世間でもLGBTのことが言われ、私も周りにいないが、理解があるほうかなと思う。
    本屋でタイトルに惹かれ少しめくってみると「周りに隠して女性してるんかい!」とビックリ読んでみる。
    性同一性障害の男性が女装してOLしているエッセイ。同じ男性目線から女性社会ってそうなっているんだ!の驚きのポイントが共感でき興味深く読んだ。

  • この本は、もともとはブログでつづられていたとのこと。元男性、今、女性である筆者の短いOL時代を書いている。

    たまたま女の子を好きにならない男性だったということ、それに気付くのも大学生くらいになってから。という、生まれてからずっと生きづらさを抱えていたという性同一障害の重苦しい雰囲気とは違う軽やかさがある。

    ただ、それだけに、本人にとっては「普通」であることが、社会一般、世間からは「特殊」であると、時に好奇の眼で見られることに対する違和感を強く感じた。
    自分も最初この本を手に取った時にやはり同じような好奇心をもっていたと思う。本人に対して失礼な好奇心だなと。

    性同一障害という病名にもしっくりこず、オカマが消去法的にしっくりくると筆者はいうが、そんなラべリングする必要があるのか?結局人としては、何も特殊ではない。というのがこの本を読んで感じた。

    岡崎京子の漫画(確か、リバーズエッジ)で男が好きな男の子に、主人公の女の子が興味本位で色々性的な質問をして、男の子から、男が好きで特殊だからってプライバシーにかかわるような話も、なんでも聞いていいのか?そういう質問は失礼だと言われるシーンを思い出した。

  • 最近はテレビなどメディアでよくオカマを見かけることが多くなった。
    身近にはいないけれど、実際会った時にどう反応するのが正しいのか。
    「性同一性障害」という言葉もたまに取り上げられるけれど、どの言葉をあまり好ましく思っていない人もいるんだな、と思ったり。
    サクサクっと読めるし、たまに笑えるけれど、色々考えさせられました。

  • ふつうにひまつぶしに面白かった

  • 性同一性障害の著者の日常をかなりさらっと書かれたもの。
    ゲイでもなくニューハーフでもなくオカマという表現が彼女にはしっくりくるというのが興味深い。

  • もとはブログを本にしたものだとか。1編1編が短いのですき間時間でサクサク読めた。女子に迫られたり淫靡な雰囲気に直面したときの顛末は思うところあって共感。

  • 能町さんのことはずっと(といっても数年前から)知ってたけど、元男ということは数日前に知りました。
    なんで今みたいな仕事をするようになったのかなーという軽い気持ちでググったらこの本がヒット。
    タイトルを読んでもなお

    そういう設定で書いた本なのかな?

    とぼんやり思ってました。
    どっこい、力いっぱい実体験でした。

    「女だと思ってた」というか少なくとも今現在女だからだからそんなこと敢えて言うのも変か、てゆーかできれば知りたくなかったというか、これから能町みね子について語る時に元男というのが必ず冠詞になっちゃったら嫌、なんて言うかそう思っちゃう自分がほんと嫌、と混乱しながらやっぱり興味本位で読んじゃいました。

    「能町さんともっと仲よくなりたんだよ」
    って台詞が出てきますがまさにそんな気持ち。

    とにかく読んでよかった。

    そもそもの疑問だった何で今みたいな仕事をするようになったのか分かってすっきりした。

    滲出(滲み出る)って言葉、いいな。

著者プロフィール

北海道出身、茨城県育ち。文章やイラストの仕事のほうが多い漫画家。他称好角家。雑誌やネット媒体でコラムなどの連載多数。2006年、イラストエッセイ『オカマだけどOLやってます。』(竹書房)でデビュー。著書に『くすぶれ!モテない系』(文春文庫)、『ドリカム層とモテない系』(ブックマン社)、『逃北〜つかれた時は北へ逃げます』(文春文庫)、『「能町みね子のときめきデートスポット」略して能スポ』(講談社文庫)、『雑誌の人格 2冊目』(文化出版局)、『うっかり鉄道』(幻冬者文庫)など。『「能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター」、略して能スポ』(講談社文庫)がサッカー本大賞2017の大賞を受賞。ラジオやテレビなどでも活躍している。

「2018年 『中野の森BAND』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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