誤読日記 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.12
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本棚登録 : 196
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (451ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773052

作品紹介・あらすじ

本を誤読してなんぼです。深読み、裏読み、斜め読みだけでなく、脱線読み、探偵読み、虫の目読みなどディープな技を駆使。郷ひろみから長嶋茂雄、村上龍、中曽根康弘まで、ベストセラー、話題の書百七十五冊をワイドショー気分で一気読みしたミーハー書評の決定版。文庫化にあたって書者の最新情報を新たに収録。

感想・レビュー・書評

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  • 辛辣で、けっして的を外していない175冊の書評。
    芸能人の本から、政治家まで、著者のフィールドの広さに敬意を。読んでみたくなる本もあるが、15年も前の書評なので、昨今の状勢から、良書ほど絶版本が多いかも。

  • 最大の事件は解説で起こっていた。吉田豪が相当けんか売ってるんですよね、解説なのに!それを踏まえた斎藤自身による文庫版あとがきもあって、両方読んでみると、なんとなく斎藤の器のでかさが印象に残りました。
    (と思っていたら後日、中島義道本の解説で斎藤がかなり喧嘩売ってるのを発見し何とも言えない気持ち)

  • 文学

  • タレント本やハウツー本、文学、話題の本など、あらゆるジャンルの本にツッコミを入れています。

    著者の他の本に比べると、毒舌がちょっと鈍っているような気がしました。辻仁成や渡辺淳一、石原慎太郎といった面々は、すでに何度も同じようなツッコミをくり返してきたせいか、ツッコミがパワー不足です。本書に取り上げられている橋本治の『上司は思いつきでものを言う』ではありませんが、「ええーっ?!」と大げさに驚きあきれてみせる芸風を期待していたので、若干肩すかしにあった印象です。

  • 手に取るもの恥ずかしかったベストセラーをしっかり読んで頂いて、こんな本を死ぬまで一年一冊出し続けて頂いたら有り難し。

  • 斉藤美奈子による読書案内。
    語り口がわかりやすくて、読みやすい。たくさんの本が収められているので、読書する参考にもなる。
    久しぶりの再読だったけど、今読んでも面白かった。 

  • 書評。面白い

  • 「百年の誤読」と表題も似ていますが、同じように書評でありながら、取り上げている本の幅の広さが印象に残りました。タレント本が多く取り上げられており、そういう意味では実に社会の動向を知ることが出来る本でした。郷ひろみ、二谷友里恵は有名ですが、石原良純、長島一茂、梅宮アンナ加賀まりこなどの説明もウィットに富み、楽しいものがありました。しかし、何といっても「小泉純一郎写真集」には笑いました。この勘違い振り!「誰かなんとかいってやってよ」は正に適切なことばですね。私自身としては後半の「文学をめぐる現象」「本でニュースをふりかえる」などが実際に読んだ本が多く、理解もし易かったです。それにしても著者がそれぞれの著書のトーンに合わせて書いている文章の闊達さに本当に楽しませていただきました。

  • 「すべてのビジネス書は恋愛の書に通ず」は言われてみればナルホドなと。所詮、上司・部下・客にいかにして認められて気に入られるか?の指南本だから。
    相変わらずベストセラーをこき下ろし、175冊を読んだ気にさせてくれるんだが、どんだけヒドイのか現物もちょっと読んでみたくなるから不思議。

  • うっかりマジョリティに流されないために。違った見方が出来る力を身につけたいなら。(粗探しと言われればそれまでだけども)

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著者プロフィール

【著者】斎藤美奈子 (さいとう・みなこ) │ 文芸評論家。1994年に文芸評論『妊娠小説』でデビュー。2002年『文章読本さん江』で、第1回小林秀雄賞受賞。軽妙な筆致で綴られるパンチの効いた書評や文芸評論は、幅広いファンをもつ。他の著書に、『文壇アイドル論』『紅一点論』『本の本』『日本の同時代小説』『文庫解説ワンダーランド』『名作うしろ読み』などがある。

「2020年 『中古典のすすめ(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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