浅田真央 age15-17 (文春文庫 う 24-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773120

感想・レビュー・書評

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  • ソチのオリンピックに向けて(?)、ずっと積読だったこの本を読むことにした。

    浅田選手はスポーツ全般に興味のない私が初めて好きになったスポーツ選手。
    すごく尊敬している。
    バンクーバーオリンピックの時はフリーの日にこっそり会社を休んでテレビで応援してみたりもした。
    私が何をしていたって全然関係ないのだけど、めっさ緊張して、祈るような気持ちでテレビを見つめていた。
    あんなに真剣にスポーツを見るのは初めてだったと思う。
    そしてソチオリンピックもきっと同じように緊張することになるだろうと思う。

    この本の中の彼女はみるみる成長していっている。
    覚えている試合もあったし、初めて知る素顔もあった。
    でもやっぱり彼女の強さに感動する。

    「今までで一番強い浅田真央を見せたいです」
    何のCMだったか、この言葉を聞くと何故だか泣きそうになってしまう。
    彼女が誰よりも強いことを私は知っていると思う。
    何度も何度も立ち上がる強い彼女を見せてもらったと思う。
    たぶん一番見たいのは、彼女の心からの笑顔なんだ。
    その笑顔を見て一緒に笑いたい。
    良かったと喜びたい。

    その瞬間に向けて私に出来ることなんて本当に何もないけれど、とりあえず有給を残しておくことと、心置きなく休めるように仕事を進めておくことと、この本の続きを読んで予習しておこうかな。

  • 早くから浅田真央に注目し、彼女の家族とも親しく接してきた著者が、彼女の素顔を描いた本です。

    テレビを通じて浅田真央の演技を見たり、彼女のことばを聞いたりするわれわれは、「トップ・アスリート」として彼女の演技やことばを受けとることになりますが、本書ではそうしたイメージにかくされた、等身大の彼女のことが語られています。

    彼女の演じたプログラムの評価や、国民的アイドルとしての浅田真央像についての考察は、本書のめざすところではありません。将来優れたライターの手によって浅田真央の伝記が書かれることになるでしょうから、その本を手にとるときを期待して待ちたいと思います。本書は、「天才」と呼ばれた一人の少女が成長していく過程を、彼女にきわめて近いところから見つづけてきた著者が、素顔の彼女に寄り添うような仕方で文章をつづっています。

  • メディアが、真央対ヨナのライバル対決を煽っていた時実際はどうだったのかなーと思って手に取ったけど、個人競技故なのか、結局の所自分との闘いの連続なんだ!とゆー驚き。

    ライバル対決とか声援に対するプレッシャーはなかったと引退後のインタビューで語ってるのは本当なんだ!孤独なスポーツだな…とゆー印象。

    宇野昌磨選手が国別後「ついに羽生超え!」と煽られても「別に何も思いません。」て真顔で応えてたのは牽制するためにわざと言ってるのかと思ってたけど、本当にそうゆう心境なのかもと思った。

    本来全然個性の違う選手の表現力を競うってコト自体無理があるようにも思えるし、技術の難易度をいくら競ったトコロで選手自身が生まれ持った才能は点数を超えた所にある。真央ちゃんはそれを体現してた選手だったと改めて感じました。

    かなり真央ちゃん贔屓に一方向から書かれているので当時のコーチ側の心境とか他の選手の状況ももう少し詳しく知りたかったけど、報道されなかった裏側も知れて興味深い内容でした。

  • 真央ちゃんは私と同い年。尊敬しています。インタビューでの受け応えが拙くたっていいじゃないか。本業で誰よりも努力しているんだから。これからもがんばってほしい。ずっと応援しています。

  • 浅田真央選手の書籍を読むと泣いてしまう。15〜17歳の真央選手は天真爛漫な少女という印象が強い。しかし、彼女の自己分析通り真央選手は精神的に脆い部分もあるのかもしれない。お母さんの事が大好きでお姉さんの舞選手とも仲良し。読んでいるとほんわかする。

  • $5

  • 写真があるのが良い。
    この本を読んで、ますます真央ちゃんを好きになった!!

    才能もあるけど、本当に努力の人です!!

    これからも応援したい。

  • 彼女がどんなふうに日々をすごし、どんなことを考えているのか。

    彼女に密着取材(というか一人の友人に近いカンジ)している著者による、リポート。

    浅田真央のことが、より一層好きになります。

  • シニアデビューのシーズンからイエテボリのワールドで優勝するまでの3年間のドキュメント。
    歴史に「もし」はないけれど、もしタラソワに師事せず、ローリー・ニコルの振付のままだったら、コーチがラファエルのままだったら・・・と考えずにはいられません。
    今の真央ちゃんとはまた違う演技スタイルのスケーターになってたことだけはたしかかな。

    寄り添うようなポエム調の文章は好き嫌いが分かれるでしょうが、私は嫌いじゃないです。

  • 図書館でちらっと立ち読み。

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。医療、人物、教育、スポーツ、ペットと人間の関わりなど、幅広いジャンルで活動。なかでもフィギュアスケートの取材・執筆は20年以上におよび、スポーツ誌、文芸誌などでルポルタージュ、エッセイを発表している。『人間らしい死を迎えるために』、『ペットと日本人』、『猫を看取る シュガー、16年をありがとう』、『別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った』、『羽生結弦が生まれるまで 日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史』ほか、著書多数。

「2019年 『スケートは人生だ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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