いい家は無垢の木と漆喰で建てる (文春文庫 か 45-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773243

作品紹介・あらすじ

紙とビニールで作られた幅木、中身がボール紙のドア、重くて耐久性のないセメント瓦-住宅メーカーの言いなりでいるとこんなひどい材料の家にされてしまう。無垢の木と漆喰を使った家こそが「いい家」であるという信念で自然素材を使った住宅を造ってきた著者が、理想の家とは何かを豊富な実例を使って明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 主人が真剣に読んでました

    無垢の良さを感じます

  • 建築

  • そりゃーいい素材を金に糸目をつけずに使いまくって建てればねー。良さを力説するのはわかったので、作者さんの理想とする家を大手ハウスメーカーの3割増くらいの家で販売するって目標を早く実現させて下さい。一流と言われるハウスメーカーで使用されている建材のこととかは勉強になりました。ただ、気候風土や日本の住宅事情ってどんどん変わって行くので長く持つ家を一生ローンに縛られて建てるのもどうなの?と個人的に思います。

  • ビバ!青森ヒバ!(笑)
    ちょっと思ってたのと違った。
    貧乏人が読むと、自分の住んでる家に絶望する本。
    これから家を作ろうと思ってる、資金の潤沢でない人たちは、いやになっちゃうんじゃないだろうか。
    途中から、あーそーかいそーかい。そーでしょーとも、と、何とも投げやりな気分に。
    何から何まで天然素材のオーダーメイドなおうちに、私も住んでみたい♡

  • 元は雑誌の連載記事だったとのこと。月刊誌の連載を読んだのであればまた違う感想になったかもしれないけど、単行本として一気に読むと辛い。同じ主張を何度も何度も何度も何度も繰り返し読まされる。
    曰く、「人生で一番高価な買い物をするのであれば、せめて土台には無垢の木材を使って欲しい。」
    曰く、「人生で一番高価な買い物をするのであれば、せめて柱には無垢の木材を使って欲しい。」
    曰く、「人生で一番高価な買い物をするのであれば、せめて床には無垢の木材を使って欲しい。」
    曰く、「人生で一番高価な買い物をするのであれば、せめて家具には無垢の木材を使って欲しい。」
    曰く、「人生で一番高価な買い物をするのであれば、せめて扉には無垢の木材を使って欲しい。」

    はい。いくら木と木工を愛する私でも「もう結構!」となります。

  • 無垢の木と漆喰への異常なまでの執着が伝わってくる。
    根拠不足な面も多いが、合板に対する安全性の確認が必要なことは感じられた。
    基礎と土台の違いなど、根本的なところも解説してくれている。

  • 著者の言いたい事は分かりますが少々諄感じられました。

    無垢の木が良いとは思いますが天然木と植林された木でも同じなのでしょうか?
    木の専門家で無い私たちに実例を示してあると良かったのですが。

  • 日本の風土にあった健康で長持ちする家を建てるなら無垢の木と漆喰で作るべきと訴える。無垢材は結露や白アリにも強く、耐震性にも優れているようだ。また、合板は耐久性の弱さだけでなく、使われている接着剤が身体にどれだけ影響するか未知数である。
    コラム的に書かれたものをまとめた本のようで、何度も『無垢の木はよい』と少々くどいところもあるが、正論であるように思う。あとは、どこまで無垢材にこだわるかコストとの戦いとなるのであろう。

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著者プロフィール

一級建築士。神﨑建設創業者。1943年、東京都に生まれる。早稲田大学商学部を卒業後、コンピューターソフト会社に勤務するが、長男の出産に立ち会い、命がけで生むことの偉大さに感動し、自分も事業を立ち上げることを決意し、何のあてもない状態で翌日辞表を提出。無から有に造り上げる住宅建築の仕事に出合い、その奥深さに惹かれて、1974年に神﨑建設を創設。その後、独学で一級建築士の資格を取得。無垢の木と漆喰に徹底的にこだわった家づくりは「カンザキの家」というブランドを確立する。2021年9月に逝去。
著書には『いい家は無垢の木と漆喰で建てる』(ダイヤモンド社・文春文庫)『続 いい家は無垢の木と漆喰で建てる』(ダイヤモンド社)がある。

「2023年 『自然乾燥の無垢の木と漆喰で家をつくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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