街場のアメリカ論 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 739
レビュー : 72
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773687

感想・レビュー・書評

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  • アメリカを語る切り口がたくさんあるので、オモシロい!と思ったり、ふーんと流したりしながら読みました。アメリカの子供嫌いの文化は興味深く読みました、ホームアロンもチャーリーとチョコレート工場も邪悪な子供が登場する。子供は邪悪であることの象徴?日本は子供は純真で無邪気と捉える傾向にある。アメリカと日本は対照的という話。

  • 「歴史に『もしも』はない」とはよくいうけど、それは単に思考停止しているだけなんだなぁ。「その時起こってもよかったのに、結果起こらなかったのは何故か」を考えることが、ひいてはこれから先の未来を読むことにも繋がると。なるほど。いつもながら目から鱗を落とされる。いや剥ぎ取られる?

    内田さんは歴史を語っても面白いんだなとこの本で実感。

  • やはり目線は面白いし、切り口は鋭い。
    そして、概ね納得してしまう。

    ■この本を知ったきっかけ
     『街場のメディア論』で他にも街場シリーズがあると知って
    ■読もうと思ったわけ
     『街場のメディア論』がよかったので、同じシリーズということで。
     『街場の現代思想』と同時購入

  • どうして日本はこんな国になったのか?

    現代日本論を講じる時、その問いを系譜学的にたどってゆくと明治維新まで遡る。
    ペリー来航から今日まで、日本の近代史150年は最初から最後まで一貫して「対米関係」を機軸にして推移してきた。
    つまり、日本は国際社会の中での自国の立ち位置や役割、印象を、常に「アメリカにとって(又はアメリカから見て)自分は何者であるのか」という問いをめぐるように構築されてきたのだ。
    そしてそのアメリカという国の建国から精神性、社会の構造を、アメリカンコミックや映画、犯罪の背景などから論じた現代アメリカ論。
    普遍的なアメリカの姿を見出す時、日本という国についても見え方が変わる。


    2005年に単行本で出版され、今年5月に出版社を変え、文庫本で発行されたアメリカの非専門家によるアメリカ論。大学院の演習で行われた「アメリカン・スタディーズ」を録音し、そのテープを起こして更に原形を見ぬほど加筆訂正し、書籍となったものなので、文章はまさに先生が生徒に語りかけるもので読み易く、また理解し易い。
    著者・内田樹先生の専門はフランス現代思想、映画論など。

  • 筆者の日本はアメリカを欲望しているという話は、なるほどとおもった。つまり、日本はアメリカを模倣したいのだ。この傾向は、政治家などに強い酔いに思う。
    アメリカは理想から建国されており、改善はあり得ない。
    とりあえず、住みにくいようだ。

  • 嫌いな国といえばダントツでアメリカ。好きなアメリカ人はいっぱいいるが、国として見るとやっぱり嫌い。この本を読むと、何で自分がアメリカを嫌いなのかよく見えてくる。だから変な話だが嫌いじゃなくなる。
    アメリカは今後確実に衰退するとのこと。同感だ。しかしそのさいに全世界に与えるリスクは多大なものだ。それを最小限に抑えることが全世界の課題。一説では、反ユダヤ主義が台頭し、それがひきがねになるという。
    事実上植民地下にある日本はどうすべきか。観念先行の大義名分国家アメリカが行くところまで衰え、その後どう立ち上がるか。いろいろと想像を刺激してくれる、視野の広がる一冊。しかもこれを読めば、いくらか過剰に感情的になっているアメリカに対する呪いを解いてくれる。哲学はこうでなくっちゃ。

  • 2010/07/31

  • 2010年6月5日購入

  • おもしろい!
    話のつながり方や飛躍の仕方がとても興味深かった。
    アメリカについて、あーそういう見方もあるのかなって。

  • ■概要
    アメリカって国はどうしてこうなんだろうね、と常々不思議に思うようなこと(どうしてあんなに極端に太った人が現れるのだろうとか、すぐに訴訟を起こすだとか)に、こうだからなんじゃないの、という考え方を提示してくれる本。

    ■活かせる点
    大好きな内田先生の本なので。

    「子ども嫌い」に関する部分でモビルスーツの話が出てきます。
    アメリカではあまり好まれない、というような表現があったのですが、
    今年見た映画アバター、ハートロッカー、第9地区、この3つの作品に
    共通してモビルスーツ的なものが出てきたのは面白い偶然では?と思いました。
    乗っていたのは・・・
    ●マッチョな軍人
    ●マッチョな爆弾処理班
    ●元はひょろひょろだけどエビ化して強くなってる役人
    (モビルスーツはエビしか乗れない)
    うむむ。
    (さわ)

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著者プロフィール

うちだ・たつる 1950年東京生まれ。武道家(合気道7段)。道場兼能舞台兼私塾「凱風館」館長。神戸女学院大学名誉教授。翻訳家。専門はフランス現代思想史。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。ブログ『内田樹の研究室』。



「2019年 『そのうちなんとかなるだろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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