もう誘拐なんてしない (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 2094
レビュー : 236
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773847

作品紹介・あらすじ

大学の夏休み、先輩の手伝いで福岡県の門司でたこ焼き屋台のバイトをしていた樽井翔太郎は、ひょんなことからセーラー服の美少女、花園絵里香をヤクザ二人組から助け出してしまう。もしかして、これは恋の始まり!?いえいえ彼女は組長の娘。関門海峡を舞台に繰り広げられる青春コメディ&本格ミステリの傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 良い部分と悪い部分、両方気になった。良い部分は赤川次郎氏の小説のイメージを思わせるようなユーモアを交えた作品の雰囲気。登場人物にヤクザが出てきたり殺人事件が起きたりするのに作品全体の雰囲気が軽いのでスラスラと読める点が好感。話にも引き込まれながら読み進めることができた。悪い部分は、話にご都合主義的な強引さがある点。やくざの組長の娘がスラスラと探偵役になって解決してしまうのもなんだかなあという感じ。その意味で「普通」でしょうか。

  • 二人組の男に追いかけられている美少女を助けてみたら、男達はヤクザで彼女は組長の娘だった。
    なりゆきで彼女の話を聞き、狂言誘拐に協力することに。
    ドタバタな狂言誘拐は成功したかに思えたが・・・。


    コメディとミステリが混ざった感じですが、コメディ色のが強いかな?

    ちゃんとした?事件も起こったりしますが、なんとなく緊張感に欠けてる感じがするのは、キャラクターの軽さでしょうか。
    最後まで軽い感じで読める作品でした。

  • 2014年1月正月にスペシャルドラマで嵐のメンバーが主演していた。
    東川篤哉の本としては「密室に向かって・・・・」と「なぞ解きはディナー・・」の2冊以来4冊目。
    ドラマとは違い、下関や門司港が舞台でとても親近感をもてて読めた。
    あいかわらず内容の深さはないが、トリックは面白く、マンガを読むように楽しめた。

  • 本屋大賞受賞作の「謎解きはディナーの後で」で有名になった作家さんの小説。
    一人外食の時のお供に小説を持っていなかったので、飛び込みの本屋さんで購入。
    いや、なかなか面白かった。
    「謎解き」を読んだ後、ミステリーと呼ぶにはあまりにコメディ色が強すぎるので『もう買わないなぁ・・・。』と思っていたのだが。

    「謎解き」同様、コメディ色も強い。
    読みごたえはライトノベルのよう。
    しかしさすがに長編だけあって、ミステリー部分もしっかりしている。
    さらに古典的にも旅情ご当地ネタが母体。
    (とちゅうで2時間ドラマネタを登場人物達が話題にしているので、たぶん狙いでやった部分もあるのかな?)
    この二つの新旧の感覚が違和感無でまじりあっているので、サラッと読めつつも下関の街並みがレトロに浮かんでくる。

    新鮮な印象の小説でした。

    職業病で、映像化したら面白そうだと思いつつも、偽装誘拐と殺人事件と偽札事件と船トリックと・・・と省けない部分に金と尺がかかりすぎて大変だろうなぁ・・・と勝手に断念。

    スピード感もあって謎解きも楽しめて、とっても気軽。

    この作家さんはもしかしたら長編のほうが面白いのかな?

    他にも購入してみようかなと思わせてくれました。

  • 東川篤哉は初。

    ミステリーですが、コメディ要素が前面に出ていた。
    テンポいいし、コメディとしてはそこそこ面白いけど、
    トリックとか犯人の動機とかが恐ろしく軽くてがっかりする。
    種明かしにも全く興味を持てない上に、
    一気に説明するので長くて読むのがだるい。
    そして特にうなる場面もなく終わる。

    旅情的な部分は楽しいし、
    ミステリー要素がゼロのジャンルの話だったら
    もっと満足したかも。

  • ひょんなことからヤクザの娘を虚言誘拐することになった夏休み中の主人公。殺人事件にも巻き込まれるという展開。主人公はタイトルのように思ったに違いない。ユーモアミステリー。

  • 舞台は下関と門司港。
    軽トラたこ焼き屋台でのバイトを始めた大学生の翔太郎。

    男ふたりに追われる女子高生を助けたことがきっかけで
    狂言誘拐を計画・実行することになってしまう。
    そして、それからさらなる事件にも…

    『館島』でもそうでしたが、東川さんって物語を
    ユーモラスに描くのが好きなようです。
    赤川次郎作品に近いものを感じた。

    これはこれで良い本だと思う。
    けど、誉田哲也さんや横山秀夫さんあたりが好きな人には
    少々物足りなく感じるかもな。

  • テレビドラマの様にサクサク読める本でした。

  • 軽快な語り口は評価すべき点だが、伏線回収が甘すぎる。正直、人にオススメはしないかなー

  • 著者名&ジャケ買いしてもそんなに当たらないパターン。

    軽妙なところは悪くないんだけど、個人的に気になっていた伏線?が完全に回収されずに、おいおいおい、で終わった。(偽札作りの印刷屋のおっさんは誰が...)

    でも、キャラは立っているので、脚本で手直しして1時間ドラマくらいだと面白く出来るかもー。(^^)

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著者プロフィール

作家

「2018年 『世にもふしぎな動物園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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