今日も怒ってしまいました (文春文庫 ま 23-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167775018

感想・レビュー・書評

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  • 「今日も怒ってしまった…」と反省する日、私もあります。この本には、ミリさんの日常のイライラしたことエピソードがたくさん載っています。
    毎晩寝る前に少しずつ読み進めました。
    共感できたり、クスッと笑えたりして、楽しめました。
    あとがきより。「きっといろんな方法で人は怒りをしずめ、なんとかやっているのだろう。」

  • H30.7.11 読了。

    ・日常生活の上でのイラっとした話をまとめたエッセイ集。読んでいて「これわかる。」とかクスッとした話が書かれていて面白かった。

  • 怒りのツボ、共感出来るところもあり、ん〜それはないな!と思うとこもあり。
    実は怒るって体力いるんだよな〜(おい)

  • 益田ミリさんは生活の中の見過ごしてしまいそうな出来事をこんなに面白く文章にできてすごいなと思います

    無欠席は理不尽な怒り
    芸能人の鶴瓶さんの人柄の凄さ
    チビのお墓の一生忘れられない悲しい怒り

    いろんな種類の怒りのことが書いてあります
    怒りのことなのにクスッとしてしまうお話もあり、益田ミリさんの繊細な人柄も滲み出ています

  • 益田ミリさんの作品って、気合入れなくても読めるところが好き。
    なんか、すみません。
    本当に近くに住んでる人のような、職場が一緒っていう人のような、
    なんでもない日常を書かせたら天下一品かな。
    褒めてるのかなんなのかよくわからなくなってきたけど。
    今、凄く益田ミリさんの本を沢山読みたい心境。
    ホッとしたい。だけど今回は怒りの本なんで、益田さんのダークな部分が沢山読めて面白かった。

  • 怒りにもいろいろな種類がある。
    当時はなんであんなに頭に来たのだろう?と思うこともあるし、未だに思い出すと怒りがふつふつと沸いてくるできごともある。

    怒りだけならばやり過ごせたかもしれないが、
    そこに悔しさや哀しみが混ざると忘れ難いという、
    ミリさんにウンウンとうなずく。

    子供心にはショックだったと思うが、
    クリーニングの話が面白すぎた。
    もともとなかったのににんまりした口がついて
    横になると目を閉じるクリン…
    悲劇!

    でも総じて、
    誰かに怒りを覚える場合には、
    ・しでかしたことに素直に謝らない
    ・自分の非を認めない
    といった相手に遭遇した場合に多いと思う。
    なぜ彼らは頑なに誤魔化そうとするのか。
    あるいは本当にわかってないのか。
    これは現代においても増長している傾向な気がするのが悲しい。

  • 益田ミリさんの怒りをテーマとしたエッセイ集。
    ・エステで顔パック中に忘れられて、カピカピになった。
    ・妹が交通事故に遭った時、加害者が謝ってくれなかった。むしろ、シラを通された。
    などなど。
    それは誰でも怒るねー!というものから、筆者が個人的に気に入らなかった出来事が④コマで登場など。

    私が一番衝撃を受けたのは、飼い猫「チビ」のエピソード!読み終わった後、ショック過ぎて、ボーっとしてしまった。世の中にはそんな酷いことを平気でする人がいるのかと怒った。

  • 「そうそう、あるよね〜」などと思いますが、
    齢40になったら、嫌なことは図太く嫌と言い、言わなかったことはそれなりり消化したり、まぁ、いいか、と鷹揚に対応するようになりました。
    あと、はっきりと怒る時はかなり怒ってるので、相手方に直接言うか、聞かれても、全然構わんね♪

  • まえがきで、道でオジサンの持ち歩いている傘が手にぶつかって痛かったのに謝らなくてムカついた話がまず出てきたのだけど、ほんの数日前、私も似たようなことがあって、道でおしゃべりしながら歩いてるおばさんの傘が私の腕に当たったのだけど、あっ…と言っただけで謝らなかったのでムカついて何度も腕をさすったということがあったので、大いに親近感を感じながら読み始めました。すみませんの一言があればムカつくほどではないのに、それがないとムカつく上に余計痛くも感じるものです。
    「怒りに哀しみが含まれていないなら、そんなにたいした怒りではない」というのは本当ですね。このエッセイの連載当時は2001年ごろで、今みたいにTwitterなどのSNSが流行る前だったけど、今Twitterを見ていると世の中いかに怒りと哀しみが蔓延しているか…。とはいえ、この本の中身はほとんどクスッと笑いながらとか、そうよね~という共感で読めるものが大半でした。焼肉屋でレタス持参した妹の彼氏のお母さんの話とかなんか凄いですよね(笑)
    世の中いろんな人がいるから人と接しながらカチンとくる態度をとられたり言われたりすることがよくあるけど、いかに溜め込まずに怒りをしずめるか、なんですよね。怒りを笑いに昇華させるコツ、みたいなのを読んでてなんとなく感じたかも。

  • 益田ミリさんの日々のイラッとした出来事を面白くさらりと描いたエッセイと4コマ漫画。

    ある!ある!とか、わかるー!と思いながらあっという間に読み終わりました。

    あははと笑えたり、くすりと笑えるほのぼのエピソードが満載で読んだ後はすっきり。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

益田ミリの作品

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