食べ物連載 くいいじ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 616
レビュー : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167777029

感想・レビュー・書評

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  • 朝日新聞に連載されている「オチビサン」の作者安野モヨコさんの食エッセイ。可愛いイラストと共に食に対する愛情がたっぷりつまっている。以前から「オチビサン」に出てくる食べ物が美味しそうだな~と思っていたのだが、やはり食べ物に愛情いっぱいな人だからなんだなと納得。食に対する表現も上手で、例えば…

    空豆「さやは少し焦げて黒くなっていて、パカッと開くと、中にはフカフカの布団にくるまれて蒸し上がったお豆が仲良く並んでいる。」

    など光景が浮かんで思わずお腹が鳴った。
    決して美食家ではなく、探求型の情熱も持っていないが食べる事が好きという姿勢が私と同じで好感が持てた。

    ダイエットだの痩せなきゃだのも書いてあり、安野さんとはどんな人かと検索したら、全然太ってないやん!騙されるとこでした(笑)

  • ずっとず~っと読みたかった本。とか言って買って積読してた。
    マンガは読んだ事ないけど、美人画報を昔読んで安野さんにちょっとはまった。

    さすが漫画家さんイラストも素敵に上手い。美味しそう。
    歯磨き粉まで子供の頃はさりげなく食べてたみたいで、読んでると本当に食べる事が好きなんだなと。
    そしてさりげないおかずの紹介。素敵主婦!
    文章も上手だと思います。凄く読みやすい。

    やっと読めて面白かった。

  • ―――美味しくないと思った事も恥ずかしく、美味しいと思った事も恥ずかしい。―――

    人気漫画家安野モヨコが全編「食」について語っている。
    自分で作る料理も、人が作ってくれた料理も、お店で美味しく食べた料理も、漫画家らしくシチュエーションに応じた料理も素晴らしい食い意地でたいらげている。

    この人がこのエッセイを描いたから面白いと思ったのは「〆切」とか、「差し入れ」へのこだわり。
    漫画家の担当は差し入れセンスがモノを言う、なんて、漫画家じゃないと言えないことだと思う。しかも、たぶん、売れっ子じゃないと…。
    〆切中の食事までの追い込みはアッパレ。
    私はイタリアンとかフレンチに入れ込んでいないので、和食の話に食い意地がはった。
    刺し身のツマのはなしは、もう、それだけでよだれがじゅるりらだった。
    海藻(オゴ)や岩のり、生わかめ、茗荷が大根や紫蘇の後ろに隠れているとワクワクする…わーかーるー!!!
    美味しいお魚はツマあってこそ美味しいのだ。

    また、旦那さんの庵野監督くんが菜食主義のため、旅館で精進料理に変更しているのが美味しそうでやってみたらよかった、という話は夢が広がった。

    各話のおいしそ~~~ーーーなイラストがとにかく良い。ごちそうさまでした。

  • 人気漫画家、安野モヨコさんの食べものに関するエッセイ。
    ご本人は美食家ではないと言っていますが、庶民的なところも、オシャレで高級なところもあって、面白く読めた。職業柄、美味しそうな差入れをもらえるのがうらやましい。
    さすが、人気漫画家さんだけあって、文章の作り方とかが非常に面白く、楽しい。

  • お腹が空くので要注意

  • 著者の食べ物に対する姿勢が自分と似ているような気がしてスラスラと読めた。くいいじというタイトルからも食べ物に対する執着があるようで、ないようで…漫画家という職業柄もあり毎日繰り返すような家事的に料理をする訳にもいかないようだけどくいいじから作る料理は美味しそう。外食するお店も美味しそう。食べたい、でも太りたくない、食べる為にダイエット…葛藤も同じ。食べたい気持ちと年齢的に食べられなくなってきてる身体、同じだ、共感する。
    漫画家さんだけあって挿し絵の食べ物も美味しそう。エッセイはあまり読まないけれど共感できるとたまにはいいなと思えた。

  • 1971年東京生まれ、漫画家、安野モヨコさん、3歳のキジトラの雄猫がいるそうです。甘えん坊といいたいけど暴れん坊で食いしん坊、「ごは~ん」と日本語が話せるそうです(^-^)「くいいじ」、2013.12発行、楽しいエッセイです。ご主人は野菜が好きで、肉と魚が大嫌い、お好み焼き屋で「豚玉、豚抜きで」との注文とかw。著者はというと、口癖は「お腹減った。」でもただ食べるのが好きというのではなく、食材に対する限りない愛情がこのエッセイからぷんぷん湧き出ています(^-^)「くいいじ」、いい言葉です(^-^)

  • 安野モヨコさんの食べ物に関するエッセイ。それも「くいいじ」。なんとまあ、凄いタイトルなこと、と思ったけれど読み進めるうちに「なるほどね」となるタイトル。
    漫画家という職業柄、仕事中にアシスタントさんと一緒に食べるてんやもんや、編集者が持ってきてくれたり、作ってくれる料理から見えるその人となりまで。
    約束していたのに結局食べられなくて悔しい思いをした話や、旅先での風景を通してみた食べ物の話など。
    小さいころに、歯磨き粉やにおい付き消しゴムを食べようとした話を読んだとき、ああ、「くいいじ」ね。と妙に納得。一日に2,3回しか食べられないし、一食一食を大事にしたいもの。くいいじがあるのは健康の証拠かもしれない。

  • イラストがかわいい&鎌倉生活に憧れる本
    夕陽とかほんとに食べたくなった!

  • 筆者の食べものへの距離の取り方に、とても共感。
    食べるのが好き、というか美味しいものに夢を見てるんだろう。

    本当はケーキが食べたい訳じゃなくて、ケーキをみんなで食べた幸せをもう一度体験したいだけだったり。

著者プロフィール

漫画家。「働きマン」「さくらん」「ハッピー・マニア」などの作品がある。「シュガシュガルーン」で第29回講談社漫画賞を受賞。現在『AERA』で「オチビサン」を連載中。

「2019年 『鎌倉オチビサンポ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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