妖談かみそり尼 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2010年4月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167779023

感想・レビュー・書評

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  • 美人な尼さんの周囲で殺人事件が多発する話。
    尼さんなのに話し方がフランクだなと思いました。
    腕田が姉に厳しいのが、毎回面白い。子供の頃の恨みつらみが笑

    このシリーズだけか分かりませんが、話の軸が現代にも通ずることなので、読んでて共感や理解がしやすいです。
    一押しの作家さん。
    何も理解できない本を読むのもそれはそれで面白いですが。

  • 体調を崩していたので一気に読みました。
    根岸の言葉をいろいろ考えながら、読んでいます。深く考えることも、ないかもしれませんが、いろいろ当てはめてしまいます。
    「恥もかかないような人生の、何が面白いというのか」

  • 江戸の世でも若い子はブームがお好き!
    ブームを作り大もうけしてきたグループ。
    片方で事件も起こしている。

    金儲けにしてきた裏の事件を表面上はただ不思議な事件で人の噂にしか登らなかったが、、、

    そんな奇妙な事件が人智を超えるものとして片付けらてしまうと、裏に隠された思惑があるはずだ。と

    今回も大活躍。

    青春時代を遊んだ仲間が今回も登場し痛快な作品に。
    また、人には失敗したり悩んだりするのは恥ずかしいことでも無駄なことでもないんだ!と言い切る根岸肥前のかっこよさ!しびれます。

  • 耳袋秘帖妖談編の第2弾。
    元ヤンチャな南町奉行の根岸備前守さんの究極の目的は、お金でどんな殺しも請け負う「闇の者」の組織を解明し、これを抹殺することとみつけたり!

    どうもこの組織は、キリスト教となにかつながりがあるみたいなんだよねぇ…。
    どれくらい続くお話になるのだろう。

    この巻では、物欲がテーマになっているようでした。
    お金儲けのために人為的に作られた流行に振り回されて、あたら若くて美しい娘としての人生を狂わせてしまった尼さんがいろいろあって還俗するまでのお話だったよ。

    若い頃は迷うこともあるし、いろいろ悩んだうえで違ってたらまた別の道に進んでもいいんだね。
    まぁ、それが若さの特権でもあるんだな!

  • 6話構成だが、全体を通してタイトルの話「かみそり尼」が完結する作りになっている。興味深く読み終えた。

  • 昔やんちゃしていて、今はどんな人間にも奥行きがあって見たままではない、と言う根岸奉行の人間観察力と懐の深さと好奇心旺盛なところに乾杯。こんな上司の下で働いてみたい。

  • 新シリーズ第2弾、らしい。
    根岸肥前守がだんだん松浦静山に見えてきた不思議。

    下っ引きのしめさんとか、高田馬場の元陰間の尼さんとか
    また強烈なキャラが増えた。
    そしてイケメン宮尾に剃刀という新たな弱点を与えられるという。
    もしやこれもイケメンゆえか???(笑)

    今回は物欲に支配され振り回される、というのがテーマらしく
    モノに溢れた現代に生きる自分たちにも深く関わる話だったと思う。
    前作はそれで終わったのかと思っていたが
    『闇の者』というテーマが引き継がれていることが読んでいるうちに解ってきた。
    これはシリーズ通して語られる話なのだろうか。

  • 短編集かと思ったら、そうではなく。
    一つ一つの話として成立しつつも、一冊で大きな話となっている。

    脇役がいい。
    それぞれに個性があって・・・・
    実写ドラマを作るなら、このキャラは誰が演じるのがいいだろう、とか考えると又楽し。

    さいごで、あぁ。と、思わせるところがにくい。

    それにしても、猫の鳴き声を聞く度に『呼び捨てにするな』と言おうとする宮尾氏が、個人的には好みのキャラ。

  • 推理小説を時代小説の中で確立したのは
    野村胡堂の銭形平次ですが
    この作品も読者の思惑を二転三転気持ちよく
    裏切る・・・手腕がスゲェ

  • 今回も面白かったです。
    内容は、自分に照らし合わせると、ちょっと耳が痛いです。
    好きなものは好きだし、欲しいものは欲しいけど、
    躍らさせ過ぎないように気をつけたいと思います。

  • 耳袋秘帖妖談2

  • 妖談シリーズ。
    宮尾と椀田のほかに又二人加わってそれぞれ何だか面白い。
    小説の中の二人が気になっているように私も根岸様の過去が気になる。

  • 若い女性は何時の時代も流行を追いかけるものなのですね。なんでだろう?そして、年をとる毎に興味が薄れていくのはなんでだろう?自分の好みがわかってくるからかな?生活に忙しくなるからなのかな?今回は江戸時代に一時流行した、月と星の柄に魅せられ、執着し過ぎて正気を失い、尼にならざるを得ない所まで追い詰められた美女のお話。美人の尼さんの周りで、男たちの思惑が蠢く。流行を生み出し、大金を得ようとする男たち。だが、行き過ぎた欲望は破滅を招く。今回もなかなか面白かったです。猫のうしろうも出てきて、宮尾を「みやぉ」と呼び捨てにするし。

  • 時代小説ではあるけれど、流行を仕掛けてぼろもうけしようとする黒幕たち、という構図が妙に現代的で面白い。
    宮尾の剃刀克服大作戦につい笑ってしまった。かわいいことするなあ(彼のトラウマを考えると笑い事ではないのだけれど)

  • 今作は(剃刀が苦手な)宮尾・椀田以外に、中婆にしか見えないのに足が速くてすりこぎを武器にする聞き上手なしめ、童顔でまったく凄みのない若き岡っ引き梅次も活躍。後半には根岸の若き日の悪たれ同士、銀次・五郎蔵も登場。悪事を働いていた頃を懐かしんで食事をするこの三人の雰囲気がとてもとてもよかった。好き。今回は「剃刀尼」を軸に事件を追うお話。

  • 新シリーズになってから、メインの二人が出ないとのことで、最近まで購入を控えていました。
    今回買ってみて、まぁ新しいメンバーも悪くないな。と。
    ちらほらと今までのサブメンバーが出ていますし、違和感無く読めます。

  • 裏表紙のあらすじでネタバレしているように見えますが、そうではないのでご安心を。
    根岸の使う人間が、前作とまた違っている(レギュラー的にはでているんだけど、活躍の度合いがね)のも面白みがありますね。
    各短編ごとの話も良いのですが、本作では全体を通しての事件が特に面白かったので、最後まで油断しないように。

  • 新シリーズ第二弾
    短編集を鏤めながらのかみsり尼月照尼に関連するお話
    配下のの者を含めそこそこの活躍はあるが、印象は低い
    読んだ時期が悪いのか印象に残ってない

  • 20100422 
    流行を作る人々がでてきて、ふと自分も踊らされているとヒヤり。

  • 4/23-4/27

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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