深川芸者殺人事件 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2012年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167779108

みんなの感想まとめ

突如として姿を消した芸者の謎が、物語の中心に据えられています。逃げたのか、攫われたのか、様々な可能性が浮かび上がり、読者は思わぬ展開に引き込まれます。時代背景を考慮すると、登場人物たちの行動や思考が理...

感想・レビュー・書評

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  • 芸者が一人、突如いなくなった。

    逃げたのか、攫われたのか。
    まったく考えもしなかった方向へ繋がっていくので
    どういう事?! という混乱が。
    いやでも、この時代から考えると
    こんな思考回路でも、おかしくないかも?

    どこにでもいる、お節介な人。
    この人の動きもまた…ですが、この時代で考えると
    普通の事なのかもしれません。
    託す相手を間違えた、という事で…。

  • 吉原の堕落を悲しみ、もう一度と、思った元老舗の三浦屋。
    そして、今売り出しの深川が、それぞれを江戸の一番の座を狙う抗争が勃発していた。

    そんな機運を読んでいた力丸が、謎の歌を最後に姿を消した。

    事件をおう南町奉行所。

    その裏には悲しい根岸の若い頃の悲恋話が。。。

    筆達者な作者の、練りに練ったストーリーが、読むものを飽かせ図に、一気に読ませてしまう一冊。

  • 力丸と根岸奉行のなれそめが読めるとは…

  • 耳袋秘帖シリーズ4巻。タイトル「深川芸者殺人事件」にドキッとして読み始めました。根岸の愛妾である深川きっての名芸者力丸が、秋の月夜にお座敷から忽然と姿を消した。町奉行の根岸は、配下の栗田と坂巻に探索を命じるが、やがて、栗田の新妻・雪乃も行方知れずに…。同じく根岸奉行が登場する平岩さんの「はやぶさ新八御用旅」を併読しているのですが、「耳袋秘帖」シリーズの根岸奉行の方が人間味のある描き方。奉行職の激務の中、深川芸者力丸に逢う機会を拵え、迷事件を護衛も兼ねる配下と解決していく構成が面白い。5/5読了分

  • この話は根岸肥前の守と力丸姐さんの絆の物語だと思った。
    そして、祖父と孫ほど歳の離れたふたりが
    お互いに魅かれ合う理由も何となくわかった気がした。

    話的には荒唐無稽だったが、実際に吉原炎上計画が実行されなくてよかったと思う。
    過去の栄光が失われるくらいならこの身諸共無くしてしまえ、という気持ちは
    正直解らなくもない気はするが、それはやっぱり狂気なのだろうと思う。
    三浦屋さんとおけいさんはそういう意味では哀れだった。

  • 耳袋秘帖殺人事件4

  • 力丸がさらわれる必要ないじゃん!
    (あ、ネタバレ!)
    どんどんお奉行の魅力が増してきます!

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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