耳袋秘帖 妖談ひときり傘 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2013年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167779207

作品紹介・あらすじ

傘が舞えば、死体がひとつ――



雨の中あでやかな傘の群れが舞うと人が死ぬ。毛の雨が降り、川が血の色に染まる江戸の天変地異と連続殺人事件に根岸肥前が迫る!

みんなの感想まとめ

雨の中で舞う傘が引き起こす不気味な連続殺人事件を背景に、主人公が新興宗教との暗闘を繰り広げる物語です。シリーズ第6弾として、登場人物たちの性格が巧みに描かれ、読者はスムーズに物語に入り込むことができま...

感想・レビュー・書評

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  • 妖談シリーズ第6弾です。
    根岸らと新興宗教の組織との暗闘です。だんだんと核心に迫ってきました。
    さんじゅあんという黒幕、教祖まで分りました。ただ、信心深い信者が、上手く仕事をした巻でした。死んで、はらいそに行きました。
    次で終わりです。さんじゅあんや寺社奉行阿部様との闘いも終わりです。その前の巻としては、謎を残して終わったところ。
    早く次の巻を、読みたくなりました。

  • ふと手にした文庫本がシリーズの第6弾。その割に登場人物もくどくどした説明ではなく、仕草や行いでその性格を描かれており、すっと入り込めた。
    メインの謎解きだけでなく日常不可思議なこともさらりと解き明かしてくれるのも面白い。
    機会があればシリーズ1から読んでみたい。

  • 雨降る江戸の橋の上、八つの綺麗な番傘が広がるまるで円を描くようにひとかたまりになって。
    一瞬後、ぱっと散るように別れると、そこには刺殺死体が。

    続けて起こった雨の日の殺人。
    目撃した人は綺麗だった、、、という。

    そこには、キリスト教(耶蘇宗)とよぶ、信者と神父が関わっていたのだった。

    資金を得るため、大きな寺から三千両を奪った、耶蘇宗、江戸開祖のグループだったが、途中で解散する。
    二十年もたってから、金を無心。
    すると、さんじゅあんと言うリーダーがそれぞれの殺人を信者に命令したのだった。

    どうしても信者に知られてはならない悪事だった。

  • 耳袋秘帖~妖談編~の第6弾。
    雨の日にあでやかな傘で被害者を囲んで殺害する集団が登場。
    どうも悪いことをしているつもりはなくて、いたしかたない殺人をやっているつもりらしい。
    これも信じている教えのためには必要なことだ…と。

    昔の話だけど、オウム真理教の殺人事件があったでしょ。
    あれも実行してた方は、こんな気持ちだったのかなぁ…。
    ピュアな気持ちって大事だけれど、もっと全体を見る心も大切だよね。

  • 【傘が舞えば、死体がひとつ――】雨の中あでやかな傘の群れが舞うと人が死ぬ。毛の雨が降り、川が血の色に染まる江戸の天変地異と連続殺人事件に根岸肥前が迫る!

  • 妖談シリーなんともいいえぬ雰囲気の作品ですね
    さんじゅあんVS根岸奉行
    切れ味は根岸だけど、きりがないサンジュアン・・・
    一つの話の途中でたくさんの謎が解決します
    しめばあさんが十手を持つ日も近い

  • 雨の中で傘に囲まれて殺される事件が起こり根岸たちが真相を追う。今巻はまた闇の者がらみの展開。様々な小さな謎を解きながら大きな流れが終盤までというパターンで展開する。相変わらずの軽妙なテンポと語り口で読みやすいが、今巻は細かな謎解きは全体的に少し淡泊すぎていまいちかな。もう一捻り欲しいと感じた。宮尾やしめの今後がちょっと気になる展開だな。良い方向に向かってくれれば良いが。闇の者についても徐々に分ってきたが、まだまだ謎が続きそうな気配で謎を引きずったままの終盤はビジュアルが鮮やかで物悲しいな。

  • 妖談シリーズ第六弾
    何篇かの短編で構成されながら、一部解決
    そして背後の者達は捕まらない?

  • 耳袋秘帖妖談

  • さんじゅあんさまの過去が少し見えてきました。しかし、信仰心をもった真面目な人間がそれ故に人を殺し、微笑みながら自ら死んでいく姿は、テロリストと被るようで恐ろしい。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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