吉原暗黒譚 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2013年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167780050

作品紹介・あらすじ

警察小説から捕物帳へ!著者初の時代エンターテインメント

吉原で狐面をつけた者たちによる花魁殺しが頻発。吉原大門詰の貧乏同心・今村は元花魁のくノ一・彩音と共に調べに乗り出すが……。

みんなの感想まとめ

物語は、吉原遊廓を舞台にした花魁殺し事件を巡る同心と元花魁のくノ一の冒険を描いています。著者の巧みな筆致によって、遊廓の仕組みや花魁の格付け、さらには人間模様が丁寧に描かれ、読者を引き込む力があります...

感想・レビュー・書評

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  • 誉田哲也氏の時代小説『吉原暗黒譚』
    妖シリーズに通じるこの物語をデビュー当初に書いている事に驚きを隠せない。
    舞台は、吉原遊廓
    花魁の格付け、遊廓の仕組み、女衒と呼ばれる人とは、何が粋で、何が不粋なのか、などなど、読んでいて勉強になり、飽きさせない工夫は、さすがページ・ターナー、誉田哲也ここにあり!と思える作品でした。
    再読ではありますが、改めて感動しました。

  • 妖シリーズのスピンオフと思っていたのでどこかに紅鈴が出てくるのかとワクワクしていていたら。。。あえなく撃沈。

    花魁と吉原を取り巻く人間模様が丁寧に描かれていて知らず知らずのうちにひきこまれていた。悲しい生い立ちなのにどうしてここまで追い込まれるのだろうか悲しくなった。全うに生きていれば救われることもあるのだろうか。

  • 主役は吉原に詰める同心。遊女・遊廓モノと言うよりは、江戸時代の刑事モノ。誉田哲也さんと言えば、女刑事・姫川玲子ですが、本作はそこまで強烈な印象はありませんでした。

  • 吉原を舞台にしたダークファンタジー的なミステリー。
    ちょっと宮部みゆきの時代劇x不思議系ミステリーに似た感じの作品です。
    誉田哲也氏の作品の中では、妖の華という作品に少し似た系統かなと思いました。
    彼の時代ものってあんまりイメージになかったですが、違和感なく、物語に引き込まれました。
    女性が魅力的なのはやはりというか、主役は冴えない八丁堀の役人なんだけど、元花魁の彩音というキャラが印象的。色っぽくて強い、やっぱ誉田作品には女性キャラだよなっていう感じです。

  • 妖シリーズ外伝。
    最新作「妖の絆」はゼロ版(一巻以前の話なので)ですが、そこに出てきた忍びの娘も登場するので、妖シリーズ外伝的作品。
    (今作には紅鈴や欣治は出ません)

  • 江戸 吉原を舞台にした捕物帖
    しがない同心が、吉原で起こる花魁のみを狙った狐面による殺しを詮議することに。元くの一で花魁で人殺しで髪結いと、驚くほどのバックグラウンドは、誉田さんぽいですね(笑)
    あっという間に没入感を作り出す展開は、3作目にしてすでに確立されてました(゜ロ゜)

  • 花魁の連続殺人事件を追う今村と彩音
    おようの過去を追う幸助
    続編が楽しみな一冊でした!

  • ミステリのネタとしては目新しいものもなだけに、舞台を江戸の新吉原と置いた設定が奏功している。

  • 「姫川玲子」シリーズで有名な誉田哲也さんの初の時代小説。
    普通の捕物帳とは少々異なり、ピカレスク臭もする。
    だが面白い。息つくひまなく、読んでしまった。
    続編が待ち遠しい。

  • おそらく初読みの作家さん。
    有名どころのシリーズを差し置いて、手に取った一冊。
    うーん、可もなく不可もなしと言ったところ。
    登場人物にどうも魅力を感じず、終わりまできてしまった。
    他の作品で再チャレンジ!

  • 姫川シリーズのストロベリーナイトを描いた誉田哲也の時代もの小説。吉原の番所に勤める同心を主人公に、花魁殺しの犯人である狐面を探していくストーリー。それと大工の男と長屋に住む娘さんとの淡いラブストーリーを絡めつつ、最後には一つにまとまっていく。
    誉田哲也らしくエロティシズムなシーンもありつつ、グロテスクなシーンも盛り込んでおりなかなか読み応えがあった。ストーリーについては予想を大きく裏切るものではなかったが、無理やり繋げた感じは無くスッキリ読めた。主人公の同心が決して清廉潔白な人間ではなく腹黒さを持った俗人であるところもいい。
    それぞれのキャラがしっかり立っているので続編も十分いけると思う。

  • ジウ、ストロベリーナイトが素晴らしかったので
    xxの原点とか言う評論家のこじつけを聞かなければ
    時代警察小説として楽しめるのでは。。

  • 吉原で黒い狐面の集団による花魁殺しが頻発。北町奉行所の今村は仕切る女衒に解決するから報酬をと交渉する。同じ頃、大工の幸助は惚れたおようの異変が気になり過去を調べ始める。あまり時代小説では見られないプロットとスタイルは現代ミステリーを江戸に持ち込んだ感じでなかなか面白い。発想や展開はまあまあ面白いものの、この展開にしては詰めなどが少し甘いかな。初めの方で先が読めてしまう意外性の無さも、江戸という世界をもう一つ生かし切れていないもどかしさもある。キャラ的には面白いので続編があれば面白そうだけど。

  • 妖シリーズのスピンオフと知って読了。
    狐面って結局……?
    エグい?けどこれが誉田哲也の本だなって感じれてとても良い。おかしな登場人物の作品を他にない異様なものとして描写されるのが。誉田哲也でしか摂取できない奇妙さがある。

    みなみ屋の内儀とつる屋の内儀、良い人

  • 誉田哲也の時代小説という意外な組み合わせ。バディを組む彩音が魅力的。おようさんの看板娘ぶりもいい。人物が生き生きと描かれていて、ストーリーもどんどん展開していって一気読みしたが、最後、この始末はどうつけたのかな?って描かれてない部分が気になった。

  • よかったです。連続したシリーズ物になってもイケるんじゃないかと。
    誰を主人公にするか?それぞれの人物が主人公になってもいいんじゃない?

  • 「妖」シリーズのスピンオフなのか、こちらが本流なのかは分からないけど、楽しい一冊。できれば彩音さんの風眼の威力が発揮される場面が見たかったな。

  • 途中からだいたい筋見えるけど、雰囲気出てて良い感じです

  • 普段著者が描く刑事シリーズが好きでこれも読んでみた。著者初の時代小説ということだが、時代背景に違いがあっても著者自身のスタンスは変わらない印象。江戸時代版刑事小説みたいなミステリー。
    江戸時代の吉原が舞台。描写が細かく違和感なく雰囲気が伝わって来る。面白かった。

  • 映画化しても映像が華やかで面白いだろうなぁーと思いながら読みました。もうしてるのかもしれないけれど。

    吉原、花魁殺し、狐面。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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