銀漢の賦 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 773
レビュー : 95
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167781019

感想・レビュー・書評

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  • 武士の世界の物語。
    先日「影法師」を読んだばかりで、ちょうど時代的には同じころのことかなと思いながら読みました。
    「影法師」はとても読みやすかったので、それに比べて非常~~~に読みにくく、挫折しそうになりました。
    この本、皆さんには高評価なのに、楽しみきれなかった自分が不甲斐ないです…。

    「銀漢」とは天の川のことだそうです。
    そして「銀漢」という言葉を白髪頭になった男性(「漢」というのは男という意味があるようです)となぞらえて書いてある部分はグググッと来ましたね。深い!

  • うーん、染みるっちゃ沁みるんだけどね。ちょっとテンポがあれかなあ…

  • 「花というものは自然に咲いておってきれいなものだと思いますが、やはり葉は切らねばならぬものですか」
    と聞いた。千鶴はにこりと笑って、
    「源五殿は、人は皆、生まれたままで美しい心を持っているとお思いですか」
    「いや、それはー」
    源五が頭をかくと、
    「人も花も同じです。生まれ持ったものは尊いでしょうが、それを美しくするためにはおのずと切らなければならないものがあります。花は鋏を入れますが、人は勉学や武術で鍛錬して自分の心を美しくするのです」
    千鶴は静かに石蕗に鋏を入れながら、
    「花の美しさは形にありますが、人の美しさは覚悟と心映えではないでしょうか」
    と言うのだった。

  • 漢詩が効いていない。
    藤沢周平の下位互換。

著者プロフィール

葉室 麟(はむろ りん)
1951年1月25日 – 2017年12月23日
福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て小説家に。2005年に短編「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞(のち単行本化)、2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。
上記以外の代表作に、2018年9月に岡田准一主演で映画化される『散り椿』、第22回山本周五郎賞候補及び第141回直木賞候補だった『秋月記』がある。

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