銀漢の賦 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 773
レビュー : 95
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167781019

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったけど、時系列の演出はこれがベストだったのかなぁ。唐突に出て来る回想シーンに若干戸惑いながら読んだ。
    吉四郎の切腹シーンには泣けた。

  • 終わり方がとても良かったです。
    さわやかで、気持ちがほんわかするような想いでした。

    歴史はちょっと苦手なので、敵や味方、その辺の複雑な人間関係が出てくると、ざっくり斜め読みしてしまいました。

  • NHK木曜8時の時代劇で観て、興味を持ち読みました。
    葉室さんの作品は初でしたが、時代物にありがちなくどくどしさがなく、登場人物のキャラクターもそれぞれ味があってとても良かったです。

    最後の将監の画に山が二つしかなかったのが少し寂しかったです。
    ドラマでは源吾→中村雅俊、将監→柴田恭平 で渋い配役だなぁと思いましたが読後もしっくりきましたね。
    蕗→桜庭みなみ も印象的でした。

  • 寛政期、西国の小藩である月ヶ瀬藩の郡方・日下部源五と、名家老と謳われ、幕閣にまで名声が届いている松浦将監。幼なじみで、同じ剣術道場に通っていた二人は、ある出来事を境に、進む道が分かれ、絶縁状態となっていた。二人の路が再び交差する時、運命が激しく動き出す。

  • 文章が難しいんだよね。でも幼いころの絆っていつまでも大事にしたいし、それが人生の終わりに実るって感動ものです。

  • 若き日の友は生涯の友か

  • 藩のため、友のためという志の所為ではなく、志のためには命を賭す武士道精神の所為でもない。将監が『わしには友がいた』と己の人生を振り返るその思いに胸を熱くし、憧憬を抱くこととなった。暗雲たる現代日本に足りないものは愛国心なのか武士道精神なのか・・・。この小説の賦は、もっと単純で清々しいものを著してくれる。

  • 江戸時代、昔のお侍さんも、中間管理職の苦悩は今と変わらず。将監と源五に十蔵がからみ、生き方の違いがあるとしても、お互いの信念は曲げず、長い年月がかかって一緒に前を向けたのが良かった。時代小説も楽しいとおもった。

  • 後半になって、めまぐるしく状況が変転し、手に汗握る剣戟シーンなど、いっきに見せ場に変わります。潔く志に殉じた男、あくまでも志のために闘った男、思うままに信念を貫いた男、そんな3人の友情が魅力的でした。

  • まっすぐな武士ばかりじゃない。人間臭い男の友情がとってもよかった。最後の終わり方もくすりと笑ってしまった。蜩の記を読んで興味がわいた葉室麟。時代小説を読み慣れていない自分にとっては、最初の方はちょっとつらかったが、読み進めるうちにのめりこめる。次は何をよもうか。

著者プロフィール

葉室 麟(はむろ りん)
1951年1月25日 – 2017年12月23日
福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て小説家に。2005年に短編「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞(のち単行本化)、2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。
上記以外の代表作に、2018年9月に岡田准一主演で映画化される『散り椿』、第22回山本周五郎賞候補及び第141回直木賞候補だった『秋月記』がある。

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