花や散るらん (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167781033

作品紹介・あらすじ

京の郊外に居を構え静かに暮らしていた雨宮蔵人と咲弥だったが、将軍綱吉の生母桂昌院の叙任のため、上京してきた吉良上野介と関わり、幕府と朝廷の暗闘に巻き込まれてしまう。そして二人は良き相棒である片腕の僧、清厳とともに江戸におもむき、赤穂・浅野家の吉良邸討ち入りを目の当たりにする事となるのだが。

感想・レビュー・書評

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  • 8月-19。3.5点。
    いのちなりけりの続編。三部作読了のため再読。
    蔵人夫婦に女の子、三歳の娘。
    忠臣蔵の重要なファクターに。
    ムリのないストーリー、さすが。

  • 【作品紹介】
    京の郊外に居を構え静かに暮らしていた雨宮蔵人と咲弥だったが、将軍綱吉の生母桂昌院の叙任のため、上京してきた吉良上野介と関わり、幕府と朝廷の暗闘に巻き込まれてしまう。そして二人は良き相棒である片腕の僧、清厳とともに江戸におもむき、赤穂・浅野家の吉良邸討ち入りを目の当たりにする事となるのだが。

    【感想】
    これまで読んだ葉室作品の中では、評価はちょっと落ちるかな。
    忠臣蔵を別の視点で見た内容だと思うが、忠臣蔵自体をよく理解していない自分が読むには順番が逆、まず忠臣蔵の概要を把握しておくべきだった。

  • 忠臣蔵の話の陰に朝廷や幕府の陰謀があった、というのは説得力があっておもしろいと思った。
    内蔵助の死ぬのが怖いけど、誰もが避けられないのだから、それなら生きたいように生きるしかない、という言葉が印象的だった。

  • うーん、面白かったような気がするけど、あまりにも有名な出来事に絡めているので、ちょっと白けてしまった。

  • 「いのちなりけり」の続編
    今度は忠臣蔵に絡めてのストーリ展開です。
    前作よりも知っている登場人物が多いせいか、少しは読みやすかった(笑)

    テーマはやはり「いのち」「いきざま」そして「人間の情」
    どのようにいのちの花を咲かせ、どの様に生き、散らせるか?
    悪人のように思われる吉良上野介や神尾与右衛門も最後は見事に散っていく様がある意味美しい!

    ストーリとしては、京の郊外にひっそりと暮らす蔵人と咲弥、そして娘の香也。幕府、朝廷、大奥の暗闘、思惑に巻き込まれていきます。
    将軍綱吉の母桂昌院が生きているうちに、従一位を朝廷から授かるよう画策する柳沢保明と吉良上野介。
    一方でそれを阻止しようとする大奥。
    その流れの中、松の廊下での刃傷沙汰。浅野長矩が追いつめられた末の切りつけが描かれています。
    そして、浅野家断絶、家臣たちの討ち入りという流れになるわけですが、ここに蔵人、咲弥、香也が巻き込まれていきます。

    大奥に入る事になってしまった咲弥。
    綱吉の目にとまり、柳沢家で伽を命じられてしまいそうになります。
    蔵人と清厳の二人で咲弥を救い出そうとします。無事救い出すことが出来るのか?
    また、香也の出生にも秘密が..
    そんな香也も行方不明になり、吉良邸にいることが判明。
    討ち入りの吉良邸から蔵人は香也を救い出すことが出来るのか?
    最後の展開はかなり強引な感じですが(笑)、吉良上野介の散りぎわが潔いです!

    最後の蔵人のセリフ
    「いのちの花が散っているのだ」
    お勧め!

  • 続編だという事を知らずに読んでしまった本書。

    幕府と朝廷の暗闘に巻き込まれてしまう、主人公・雨宮蔵人とその妻子。果てには、あの赤穂浪士の討ち入りにも関わる事になってくるという、興味深い展開です。
    “この世で最も美しいのは人への想いかもしれない”という、羽倉斎の台詞にもあるように、話の至るところに垣間見える、人の心の切なさが胸を打ちます。
    前作の「いのちなりけり」を、是非読んでみようと思いました。

  • 『虚構と真実もまた不二である』と解説にある通り、史実とオリジナルを上手く織り交ぜ、忠臣蔵好きでもそうでなくても楽しめる。吉良と柳沢の野心や大奥の女達の妬み、蔵人達の情愛、武士の義など様々な角度から人間の心を描いた作品。一番好きな忠臣蔵、『元禄繚乱』と通ずるところがある。

  • 8月-4。3.5点。
    忠臣蔵のストーリーに絡め、ある武士の家族を
    描いた物語。
    ラストは感涙。

  • 多くのキャストが多彩な色を放ちながら、奥深き"忠臣蔵"ストーリーを見事なラストへ向かわせる。主人公夫婦もさながら、展開を引き締める香也ちゃんが天晴れ!。解説も素晴らしい♪。

  • 話に引き込まれ、筋立てはまずまず、なれど最後は強引か。後味はよろし。

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著者プロフィール

葉室 麟(はむろ りん)
1951年1月25日 – 2017年12月23日
福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て小説家に。2005年に短編「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞(のち単行本化)、2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。
上記以外の代表作に、2018年9月に岡田准一主演で映画化される『散り椿』、第22回山本周五郎賞候補及び第141回直木賞候補だった『秋月記』がある。

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