まんまこと (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2010年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167783013

感想・レビュー・書評

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  • 時代小説はほとんど読んだことがなくて、今までに読んだのは江戸ファンタジー『しゃばけシリーズ』くらい
    江戸時代が背景の小説が読みたくて
    『しゃばけ』と同じ畠中恵の『まんまこと』読んでみました

    江戸の青春グラフティ
    めっちゃ面白かった
    この続きも読む予定です
    わたし的江戸ブーム来てます

  • しゃばけシリーズとはまた違うシリーズ。

    16歳までちゃんと育っていたのに、16歳からお気楽な感じになってしまった、名主(江戸時代、簡単な揉め事とかを解決する人)の息子の麻之助。

    お気楽な感じなのですが、推理力は人一倍あり、色々な事件を解決していきます。

    しゃばけシリーズより、少し大人な感じの話になっています。

  • 久しぶりに再読。町名主の跡取り麻之助と悪友達が方々から持ち込まれる難題に挑むお話。しゃばけシリーズと同様にメインのキャラクター達皆に芯があって心優しく、心が和らぐ。麻之助の淡い恋物語も、家同士の結婚、という背景が強い時代だったしなあ…と切なく、儚い気持ちになる。


  • 初の畠中さんの作品。
    主人公は町名主代理の麻之助。
    その幼馴染みの清十郎と吉五郎が、町で起こった事件を解決していく。

    町名主は玄関で問題を解決することから、げんかと言われている。

    最近、時代小説にはまりだし読み始めたのですが、とても読みやすくおもしろかった!すべての話に人情や情けを感じられた。

    続きも楽しみ!

  • 揉め事の裁定をする名主の息子・麻之助。支配町から上がってくる難問に幼馴染の色男・清十郎、堅物・吉五郎と取り組むが…
    新しい時代小説シリーズにチャレンジしてみたけど、キャラ設定が弱め・事件が控えめ・雰囲気が緩めで私には合わなかった…

  • 町名主っていろんな揉め事が持ち込まれるんだなぁ。今の時代ではなかなか相談し難いことばかり。麻之助の解決策が見事。悪友たちとの関係も微笑ましい。

  • 畠中さんの作品は初めてでしたが、面白い!マジで。
    どれくらい面白いかというと、早速続編を購入したほどです。

    ・・・
    舞台は江戸。お上に訴え出るほどでもなく、長屋の住民同士で解決できる範疇を超えている、そうした「中くらい」のいざこざ・もめごとは、町の名主が裁定していたという。家の玄関前で裁定していたので、そうした名主を「げんか」というとのこと。

    主人公は神田界隈の名主の跡取り息子、麻之助。
    これがまた、16歳の時まではしっかりした子だったが、突然「真面目さ」をどこかで失くしてきてしまったかのようにチャランポランになってしまった。

    この麻之助と、女性に事欠かないイケメン色男清十郎、そして堅物の同心見習の吉五郎。彼ら三人が織りなす、エンタメアクション系+推理系人情系時代小説?

    ・・・
    さて、本作のどこがよいか、というとやはり主人公なのです。

    決断が遅いとか、責任を持ちたくないとか(結婚とかいや)、実家住まいながら、我儘言い放題のちょっと面倒な若者笑 ただ、心の奥底ではとても素直で真面目、そして茶化しながらも筋の通った裁定を時に親の代わりに下したり。

    何というか、ギャップ萌え的というのでしょうか。

    そして、全編通じてじわじわと描かれる、敗れた恋への後悔。そう、きっと麻之助をチャラチャラへらへらに変えたのはその失恋!

    そして、その対象がめっちゃ近くにいたりするのです。このあたりも見ものです。

    ・・・
    ちなみに内容は、連篇となっており、少しずつ前後に関係があります。

    各話で事件が起こります。「この子はあなたの子よ」とか、堅物の半ボケ老人が昔の恋(架空)を語るうちに本当にその恋人の娘を騙る女性が出てくる、とある植木が誰のものか、親友清十郎の弟が誘拐される、とか。

    こうしたトピックが、「まんまこと」「柿の実を半分」「万年、青いやつ」「吾が子か、他の子か、誰の子か」「こけ未練」「静心なく」の六篇構成に散らされ、ある意味テレビドラマのごときの印象でありました。

    ・・・
    ということで、私にとって初の畠中作品でした。

    ハマる雰囲気たっぷりです。麻之助とお寿ずの偽装結婚が、本当の恋になるのではと期待しつつ、次の作品は少し時間をおいてから読もうかと思います。

  • 「畠中恵」の連作時代小説『まんまこと まんまことシリーズ1』を読みました。
    『ねこのばば しゃばけシリーズ3』に続き、「畠中恵」の作品です。

    -----story-------------
    江戸は神田、玄関で揉めごとの裁定をする町名主の跡取りに生まれた「麻之助」。
    このお気楽ものが、町の難問奇問に立ち向かう。
    ある日、女好きの悪友「清十郎」が「念者のふりをしてくれ」と言ってきた。
    嫁入り前の娘にできた子供の父親にされそうだという。
    本当の父親は一体誰なのか。
    -----------------------

    揉め事の裁定をする町名主の跡取り息子「麻之助」… このお気楽ものが、町名主のもとに持ち込まれるさまざまな揉め事に取り組んでいく、時代モノの人情ミステリまんまことシリーズの第1作にあたる作品です。

     ■まんまこと
     ■柿の実を半分
     ■万年、青いやつ
     ■吾が子か、他の子か、誰の子か
     ■こけ未練
     ■静心なく
     ■解説 吉田伸子

    嫁入り前の娘「おのぶ」にできた子どもの父親を捜し出すだけでなく、「おのぶ」たちの将来や気持ちの落としどころまでを見据えた落とし前をつける名裁きが見事な『まんまこと』がイチバン印象に残りましたね、、、

    それぞれの物語が短篇としてクオリティが高いのですが、それぞれの短編がつながって、大きな物語を紡ぎだしていく展開が素敵でしたねー 「麻之助」が生真面目さを脱ぎ捨てた理由や心境の変化の由来が伏線として巧みに散りばめられて、その答えが得られる『こけ未練』も忘れられない作品でした… 「麻之助」と「由有」の関係は切ないですね。

    "まんまこと"って、"真真事・ほんとうのこと"という意味だそうです… ぴったりのタイトルですね、、、

    しゃばけシリーズよりは、まんまことシリーズの方が好みですね… 機会があれば、本シリーズの第2作以降も読んでみたいですね。



    以下、主な登場人物です。

    「高橋麻之助(たかはし あさのすけ)」
     神田の町名主の後取り息子

    「八木清十郎(やぎ せいじゆうろう)」
     隣町の町名主の後取り息子。麻之助の幼馴染

    「相馬吉五郎(そうま きちごろう)」
     武家の生まれ。現在は同心見習い。麻之助の幼馴染

    「高橋宗右衛門(たかはし そうえもん)」
     町名主、麻之助の父

    「おさん」
     宗右衛門の妻

    「八木源兵衛(やぎ げんべえ)」
     隣町町名主。清十郎の父

    「由有(おゆう)」
     その妻。麻之助らより2歳年上の幼馴染

    「幸太(こうた) 」
     その子。清十郎の歳の離れた弟

    「寿ず(おすず) 」
     麻之助の縁談相手。吉五郎のまたいとこ

  • しゃばけとは、また違った設定ですが、テンポ良く事件を解決して行くため、楽しく読ませて貰いました。麻ノ助さんとお由有さんのこれからが気になります。

  • 畠中恵の「まんまこと」シリーズの第1作目を読了しました!内容としては、町名主の跡取りである主人公の麻之助を主人公に、友人の清十郎や吉五郎とともに、町で起こる騒動を解決に導きながら、人間として成長していく物語で、なかなか面白かったです。
    紆余曲折ありながらも、お寿ずさんを嫁にもらった麻之助のさらなる活躍が今後楽しみな作品で、これからシリーズを読み進めていきたいと思います!

  • 麻之助とお由有さんの関係が気になります。
    が、難しいだろうな~
    お互いに、特に麻之助は先に進むことを考えていくべきだと思いました。

  • 本書を読んで町名主という制度を初めて知った。
    江戸の揉め事を解決する人情物語の連作短編集ですが、しゃばけシリーズとは趣きが異なり全て人間の知恵と捜査で解き明かされていきます。
    ただ、単なる円満解決ではなく少しだけ当事者が自らの行動を顧みて反省する余地を残しているところが温かな余韻に繋がるのだと思う。
    麻之助の叶わない恋心の行く末はいかに。

  • しゃばけシリーズじゃなくてもやっぱり面白い!畠中さんの時代小説!!!!なんでかってくらいの安定のストーリー。今回はしゃばけシリーズから一転して、主人公がイケイケだもんで、キャラ的にはこっちの方が好み。

    とっても。

    やるときゃやる!ってんで、みていて爽快感抜群!!!

    時代もの人情時代劇だ。一つの物語がそれぞれ安定の面白さで30冊くらい続いててても淡々と読めそう。

    時代劇なのに、あまり小難しい言い回しも抜きで、現代人が読んでてスッと頭に入ってくるような言葉に
    雰囲気を変えないくらいの程度で説明してくれるのが、畠中さんのすごいとこだと思う。

    あの時代もの特有の、なんとか町廻りなんだか右衛門家、なんとか方。とかなんとかこんとか、とにかく漢字と前置きと名前につく肩書みたいのが長い長い。そして、誰のなんだかさっぱしわからんのだよね。

    で、だれ!?

    みたいなね。

    それがいいのかわるいのかわからないけど、わたしゃわからんね。そういうのないのよ。そして、わかりやすく、昔のお巡りさんですょーみたいなのを時代劇風に教えてくれちゃう畠中さんの上手な言い回しがとってもわかりやすい。

    時代劇苦手人間もこれなら絶対読める!!!

  • お江戸の町名主の倅が、日常のプチ謎解き。玄関脇での「調停」が、何気に「名探偵/皆を集めて/さてと言い」になってるのが可笑しい。
    主人公の初恋が通奏低音になってるんだけど、冷静に考えるに、上方へ逃げた男の子供を年下の幼馴染に押し付けようとしたお由有は、中々にしたたかな女だと思うけど。まあ、そこは初恋バイアスで見えない訳ね。

  • 江戸時代の江戸古町名主の息子が江戸で起こったいろんな事件の謎解きをして町名主の代理としてうまい具合に調停をしていく短編6作。
    江戸っ子らしく人情に富んだ裁定をするのが小気味良い。
    ただ、主人公は遊び人という設定だが、ちょっと女言葉になっているのが気になった。

  • 時代物ミステリーで、ちょっと人情もの。
    終わりかと思うともうひとひねりある。楽しみました。

  • お江戸の町人、ハートフルミステリー?。
    遊び人・お気楽人設定の、でも粋な感じの町名主の息子が主人公。
    人情ひっくるめて、「いいところ」で手打ちにする感。
    面白かったと思います。

    途中散りばめられていた伏線的な話は、行き過ぎた想像をちょっとさせるけど、実際は、主人公イメージと変わらず、そこまでのことはありません(笑)。

  • <目次>


    <内容>
    しゃばけシリ-ズの著者の本。江戸は神田の町名主の家の若だんな(高橋麻之助)とその友人たちが、例によって事件に巻き込まれながら、無事に解決していく。しゃばけシリーズと似た点も多いが、「妖」の手は借りないし、主人公の淡いけど恋愛沙汰も関わっていく。江戸風情をしっかりと書き込んだ作品だ。

  • もめごとの裁定をする町名主の跡取り息子、麻之助。
    悪友の清十郎、吉五郎とともに巷の揉めごとを解決していく短編集。

    畠中恵作品らしく、ハラハラするシーンはありつつも、穏やかに読み進められる一冊でした。

  • おふくろが時代小説好きなのが最近になってようやくわかってきた。もちろんおかんの好きと自分の好きは違うのだが、現代小説を読んでいると十中八九が鬱だのストレスだのと暗い人物しか出てこない。それに比べて時代小説は登場人物がみな躍動的で元気溌剌だ。しかも人情と爽快さ、明瞭、勧善懲悪がしっかりしているから読んでいて不快さがない。最近ではイヤミス(読後、イヤな気持ちになるミステリー)がもてはやされているけれど、それを好んで読んでる人、一回病院行った方がいいよ?笑
    とまあ、時代小説を持ち上げているが、この作品が良いか?と問われるとちょっと飽き飽きする。分かりやすいし人物も活き活き書かれている。が、なんだろう、わかりやすいけど面白さが今一つ物足りない。なんだろうなぁと思っていたら文章力が足りないのに気が付いた。これ、何かの台本かなってくらいすべてが淡々としており深みがない。読み手に想像力を沸かせてくれないんだよね、惜しい作品だ。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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