- 文藝春秋 (2012年9月4日発売)
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感想 : 291件
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167784065
作品紹介・あらすじ
2012年秋アニメ映画公開決定l
娘で猟師の浜路は江戸に跋扈する人と犬の子孫「伏」を狩りに兄の元へやってきた。里見の家に端を発した長きに亘る因果の輪が今開く
みんなの感想まとめ
物語は、浜路という猟師の娘が兄と共に江戸で「伏」を狩る姿を描いています。信乃や伏の悲しい背景を知りつつ、使命感を持って行動する浜路の姿が印象的で、ヒロインたちの活躍がスピーディーに展開されます。読者か...
感想・レビュー・書評
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信乃の、そして伏の悲しき背景を知っても、みずからの仕事に徹する浜路。すべてに凌駕する使命感がかっこいい。伏姫と浜路の二人のヒロインを軸に話はスピーディーに進み、どんどんページが捲られていく。面白かった。
この後、アニメも見てみたが100分に収めるため、だいぶ端折ったり、設定を替えていたが男女の恋愛をメインに置いてて、こちらも楽しめた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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「三つの話で構成されている」
そうなんだ、、、
「南総里見八犬伝」を読み直してから読もうと思っていたら、どんどん日が経ってしまって、ずっと積...「三つの話で構成されている」
そうなんだ、、、
「南総里見八犬伝」を読み直してから読もうと思っていたら、どんどん日が経ってしまって、ずっと積みっ放し(此れだけじゃないけど)。。。
三つの話は、それぞれ独立しているの?それともヤヤコシク絡まってるの??←聞くよりさっさ
と読め!って言われそう。。。2013/03/05 -
一作目に出てくる「瓦版屋」が書いた物語が二作目の「贋作里見八犬伝」です。三つ目は一作目と同じ世界に生きる伏が語り部の過去のお話になっています...一作目に出てくる「瓦版屋」が書いた物語が二作目の「贋作里見八犬伝」です。三つ目は一作目と同じ世界に生きる伏が語り部の過去のお話になっています。2013/03/15
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おもしろかった。読む前にある程度は里見八犬伝の知識があったほうがいいです。まったく八犬伝をしらないとおもしろくないと思う。
作中に挿入される話や回想が緻密なのに比べて、本編はドタバタしてるだけの感じではあります。そのせいかもう一歩キャラが立ってないのが残念。でも作中話の「贋作・里見八犬伝」はおもしろかった。八犬伝の外郭は壊さずに、ありそうな形、より引き込まれそうな形に収まっていて、なるほどなぁと思いました。
この本をプロローグにして、この続きがあると、おもしろいかもなぁとか思います。 -
「八犬伝」と聞くとNHKの人形劇『新八犬伝』が頭に浮かぶのだけど、確かにその時の“仁義礼智忠信孝悌”という8つの珠に浮き出る文字は今でも覚えているもんね。
と言って、その頃の私は、『ひょっこりひょうたん島』が終わって以降のその時間の番組をまともに見ておらず、滝沢馬琴を手に取ることもなかったので、本当の「南総里見八犬伝」がどんな物語なのかはよく知らなくて、『贋作・里見八犬伝』と銘打たれたこの本、真贋見極めながらという意味ではどこまで楽しめたのか…。
里見家を守る八犬士たちが、江戸の町を荒らす“伏”として登場し、その首に懸けられた賞金を目当てに道節と浜路の兄妹が追いかけるという物語。
まあ、馬琴の登場人物を借りた別の物語っていう感じで、間に挿まれる冥土と信乃の語る話はそれなりに面白くはあるけど、色々盛り込んだ厚さの割にはサラッと終わって、物語としての厚みはあまり感じられずでちょっと残念。 -
狩る者と狩られる者の話なのに殺伐としてない、どちらにも感情移入しきれない感じが「物語を読んでる」という気持ちにさせてくれる
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時は江戸時代、山で猟師をしていた浜路は身寄りを亡くし、都に住む異母兄・道節を頼りに山をおりてきた。その頃江戸では伏と呼ばれる犬人間なるものが世間を騒がせており、狩れば懸賞金が出るという。
兄と共に伏狩りをすることとなった浜路は、伏にまつわる不思議な因果に巻き込まれていく。
もちろん本書はタイトルの通り、かの曲亭馬琴による南総里見八犬伝を下地としているが、まったくの別物として楽しめるつくりとなっていて、しかも捕物としてのハラハラ感や伏や浜路にまつわる人情モノとしての部分があって、終始楽しめた。
元となっている南総里見八犬伝もいつか読みたいな。江戸時代にこんなにファンタジックでここまで語り継がれる物語を思いつくなんて、曲亭馬琴は恐ろしい。 -
本家八犬伝読んでないので贋作も何も「そうなんですか?」って感じで普通に楽しく読めてしまった。善悪が判然としない感じの話は年を重ねるごとに受け入れられるようになるな。
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なるほど、アニメにするとピッタリな作品。祖父と暮らしていた山から降りて、兄と共に伏を狩る猟師、浜路とその敵である伏、信乃が地下道を共にしたわずかな時間の先にどんな決着があるか、ドキドキしながら読んだものの、アレレ?地下道のやり取りがなかったかのようなアッサリした結末。でも贋作の方の物語はとてもおもしろかったので良しとするかな。里見八犬伝を知っていたら、もっと楽しめていたかも。
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里見八犬伝って、小学生のときに読んだ記憶がうっすらあるような無いような。
もう一度読んでからまたこの本読んだら面白いかも。
入れ子構造なお話で重厚。
アニメは正直失敗だと思う。
桜庭一樹独特の筆致は癖になります。 -
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話の内容よりも
文体や世界観に惹かれた。
元を知らないけど
この本だけでも楽しめたと思う。
でもやはり元は気になる…。
機会があれば。 -
「伏 鉄砲娘の捕物帳」の原作ということで手に取りました。
映画自体は見たことないのですが。
でも宣伝で見た映画の印象とは違う感じ?
宣伝では浜路と信乃がもっと恋仲風に感じたのですが。
文庫のあとがきで映画のプロデューサーがこの原作で色々な話が出来るとあったので、このまま映画と一緒…というわけではなさそうです。
もともとのストーリーに入れ子の話が2編も入ってて、何だがぎっしりな感じのお話です。
伏の在りよう…特に信乃が語ってる部分は、何だか障害者のような感じがしました。
人間社会の中で、馴染めない思いを持ったり差別を受けたりして、生きづらさを感じている人たち。
だとすると、伏を狩るというのはずいぶん乱暴な対処法ですよね。
まぁ、伏は殺人とかも結構するみたいだったから、仕方ないのかもしれないけど…。
でも最後の方で浜路が、江戸にいる人みんなが伏に見えた…という描写で、誰もが心に闇(?)を抱えて生きてる…みたいな感じなのかなぁ…と思いました。 -
伏とゆう犬人間と、それを狩る猟師の女の子と、巡る因果の話。
落語のようにテンポよくさっさと進む。伏の悲しい運命やそうなるに至った経緯などは心惹かれる。悲しい伏に相対して主人公は明るく元気な猟師なのもバランスがいい。終始話の内容は暗いはずなのにそれを打ち消す存在感。伏姫の話はどことなく不気味でよかった。
伏、白い犬、猟師、銀の歯の森、江戸、村雨丸、里見八犬伝、天守閣。 -
桜庭一樹さんの作品は『ゴシック』シリーズしか読んだことがなかったので、本作は随分趣が異なっていて新鮮でした。
作中に登場人物の一人の滝沢冥土が執筆した『贋作・里見八犬伝』が組み込まれており、構成が面白い。
主人公の猟師の浜路と伏の信乃との関係性がちょっと期待はずれだったのが個人的にはやや残念な気もしますが、作品全体を考えると、作者が描いた関係性が良かったのかな、とも思います。
浜路と兄の道節の会話が、気持ちいい。
オリジナルの「南総里見八犬伝」は子供の頃に子供向け作品で読んだのですが、内容を忘れてしまったので、こちらも読んでみたいと思います。-
「構成が面白い。」
文庫になったので読むつもりなのですが、これを読む前に山本タカトがイラストを描いてる、現代語訳「南総里見八犬伝」を読みたい...「構成が面白い。」
文庫になったので読むつもりなのですが、これを読む前に山本タカトがイラストを描いてる、現代語訳「南総里見八犬伝」を読みたいなぁっと思っています。。。
桜庭一樹って読ませる作家さんなので、愉しみにはしています。2013/01/31
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ライトノベルのような一冊。映画化されていたが、なかなか映画で見るとおもしろいかもしれない。ただ、この本に関していえば純粋に活字を楽しみたい人には少々物足りない印象を受けるかもしれない。だが、わたしは桜庭さんは『私の男』のイメージが強かったため、このようなライトタッチな文章も綴れるのだな、と感心が大きい。
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贋作 里見八犬伝以外のとこは世界に引き込まれず…
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2012/12/05
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☆4.2
馬琴の「南総里見八犬伝」を桜庭一樹がパロって小説化。全然違う話になってるけど。
人と犬との間の「伏」による凶悪事件が頻発し、幕府はその首に懸賞金をかけた。ちっちゃな女の子の猟師・浜路は兄に誘われ江戸で伏狩りを始める。人と伏、光と影、不思議な因果の輪が回る。
私は伏が少し可哀想だと思った。伏が伏に産まれたのは自分ではどうしようもないこと。狩るものと狩られるもの、繁栄と犠牲、という因果から抜けられないのかな。というかこの話は続くのか?続きそうだけど。 -
”贋作・里見八犬伝”が一番面白かった。
他の部分は、あまり内容がないような・・・。
文章が、瓦版の呼び込み語り口調のようで、雰囲気を煽ってくれる。 -
アニメを見たからでも見るためでもなく、南総里見八犬伝が好きだから読んでみた。また浜路がヒロインかというありきたり感と、イメージが違い過ぎて違和感ありまくり。「んん」がわざとらしくて嫌だった。劇中劇の「贋作里見八犬伝」もちょっと。伏姫をあんな姿にする必要があったのか。伏がやたら人を傷つけるのもいくら半犬でもやり過ぎだ。読後感もスッキリしない。映像は綺麗になるだろうけどね。
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本家・里見八犬伝を切り崩して、ここまで別物の話に纏め上げた
のはお見事。
ただでさえ登場人物が多い八犬伝ですが、新しい個性をもった
キャラクターとして1人1人が作中で、とても生き生きと描かれて
いたのが、読んでいて楽しかった。
また今回、映画と原作の両方を見ましたが、話はどちらも別物で
あり、色々なパターンの結末が楽しめる作品だと思いました。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
桜庭一樹の作品
