- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167788018
感想・レビュー・書評
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著者に懐いてないけど猫の話は感動した。他も面白い。
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ザ・万歩計 - bookworm's digest
http://tacbook.hatenablog.com/entry/2014/12/04/222019 -
久しぶりに文庫で読み返して、こんなにおもしろかったっけ?と驚きました。
万城目さんとは話が合いそう。
「G」の話は背筋を凍らせながら読みました。
私もドラゴンボール集められたら、きっときっと同じことを願います……!
タイに行ったときの「鼻シュッシュ」の謎。
私も短大の海外研修でタイに行ったとき、向こうの女子学生のほとんどがそれを持ってシュッシュとやってるのを見て欲しくなり、自由時間で買い物に行った際に買った覚えがあります。
私が買ったのはリップクリームのような入れ物に入っていて、シュッシュとするとなんかの匂いがして、鼻がスッキリするというものだった。
…というようなことを思い出していました。
渡辺篤史さんの、窓から入る光へのコメントには、脱帽。 -
万城目学のザ・万歩計を読みました。
万城目学のエッセイ集でした。
奇想天外な物語を書く万城目学らしく、エッセイも破天荒な内容が書かれています。
鴨川ホルモーが書かれることになった経緯や、自給自足の生活にあこがれてモンゴルに行ったことが鹿男あをによしを書くきっかけになった、などという物語誕生秘話も書かれていておもしろく読みました。 -
たて続けに読んでしまった、万城目学のエッセイ集。
ちびちび読むんじゃなかったのか、自分。
人生の中で、とてつもなく理不尽で素晴らしく愉快な出来事に出合う回数は、人それぞれだとは思う。
確かに、万城目学はそのような出来事に出合う回数が人より多いように見える。
事実、「御器齧り」との出会いの頻繁さは想像を絶する。普通新幹線で出会いますか?
けれども、それより以上に、彼はその出来事たちを捕まえるのが上手いのであろう。
例えば、家族と一緒に見たでっかい黄色の鳥の話。
当時5歳の妹の記憶がぼんやりしているのは仕方ないにしても、両親ともにはっきり覚えてはいないその出来事を、彼は明瞭に覚えているのである。
書いた文章を初めて褒められた、国語の授業の「発想飛び」の宿題。
賞をくれた先生は覚えていないそうだけど、彼は細かなシチュエーションまで覚えていた。
文章自体は訓練でうまくなるかもしれないけれど、面白い出来事を面白いと感じること、それを忘れないこと、これは天性のものだよね。
変な看板、妙な人たち、不思議な情景。
そんなものをよく見つける人がいる。
うらやましいな、と思うけど、もしかしたら私も見ているのではないかとも思う。
ただ、見たことを感じてないのか、捕まえきれないうちに忘れてしまうのか。
とりあえず万城目学が隣にいたら、きっと人生退屈しないだろうとは思うのである。←それより、自分の感性を磨いたら? -
万城目エッセイ本を読むのは2作目。冒頭の「風が吹けばエッセイを書く」の発想飛びのエピソードがいい。高校時代に先生に評価されたことが物書きとしての原点という。同世代なので、歌の思い出などは自分の経験と重なる部分もあって共感する点が多い。
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二度読み。冷静なる自分のアホの分析が素晴らしい。
モンゴルの生活になるほどと膝を打つ。食べるために生きる。生きるために食べる。私にゃ出来ん。
あをによしまた読みたくなった。
bookoff ¥310 -
妄想ネタが面白い。小説まだ読んでないので読みたい。
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万歩計にたとえたあとがき、なかなか味があるなあと思いました。
あるある!と共感できる話から遊牧民まで、幅広い事柄をうまく使っている印象を受けました。
私も点鼻薬(と思われるもの)は「鼻しゅっしゅ」と呼ぶ派だなあとか、「亜麻色の髪の乙女」って階段を上り下りしてる感じですよね〜とか、共通点があるように勝手に思えてきてうれしくなりました(笑)音楽系の話が特に好きです!