プリンセス・トヨトミ (文春文庫 ま 24-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167788025

感想・レビュー・書評

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  • 好きじゃないな。
    読んでる最中は面白いんだけど、やっぱりフィクション強すぎて、ダメでした。

  • 『五月末日、午後4時、大阪が全停止した』

    ほいっ、そんで?
    って感じだったなぁ~。あまりのめり込めなかった。会計調査院とセーラー服を着た中学生の2つのストーリーで物語が進み、最後に絡んでくるんだけど、正直、セーラー服のストーリーが…、どうでもよくなってくる。なので、途中で別の本を読んでしまったりで、余計物語が…。文庫と映画とでは配役が若干違うようですが、見るべきか迷うね。発想的には今まで読んだことがない奇抜な感じだったけど。

  • どうなるの?どうなるの?
    と、ワクワクして読んだけど…最後が納得いかない。

    映画は見てない。

  • 序盤まではワクワクしながら読んでいました。
    中盤以降は冗長した展開で中だるみ。
    ラストで若干の盛り返しがあり読了しました。

    大阪国という設定にインパクトがありすぎて、
    それに相対するテーマが弱かった、もしくは確立できていためだんだん飽きてきました。
    最後の方でそれとなく事態は収束していきますが、大阪国という奇抜な設定を受け止めるだけのモチーフは感じられませんでした。

  • 伝奇ロマン小説として期待して読んだが、荒唐無稽で期待はずれ。ストーリーの煮詰め方も中途半端。登場人物は必然性のない個性が与えられており、映像化を前提に書かれているようで不快。最近はこのようなテレビ化や映画化を狙ったような小説が多い。

  • 期待ほどおもしろくなかった。うーん?と思う箇所もいくつか。

  • 設定は面白いと思いました。
    大阪国って本当に有り得そうだし、って感じでした。
    でもねえ…
    途中はグダグダで、読むのを何度かやめてしまおうかと思いました笑 

    うーん。
    ラストもなんとなーく読めてしまうしね…
    まあ、他にこの人は面白い物もあるかもしれないし、まだまだ読んでみようと思います。

  • 映画化されたね。次は大阪。東京から来た会計検査院の3人。アイス好きの松平、ハーフなんだが大阪育ちの旭、ミラクルな鳥居。大阪の中学生、茶子と大輔(女性になりたい)。大輔が意を決して、セーラー服を着て登校するところから始まる。理不尽ないじめ。仕返しをする茶子。その一方、会計検査院の3人はOJOなる団体に流れる資金の使い道を検査する・・・
    大阪国かぁ。いまいち。読後感悪くないけれど・・・大阪人すべてが、お好み焼きをおかずにご飯を食べるわけれはないらしい。

  • 映画は明らかにミスキャストだったのだと思わせる原作でした。そもそも男女入れ替えなんてダサ過ぎるよねー。綾瀬はるかをそんなに使いたい?岡田将生も全然合ってないよね。松平は確かにイメージは堤真一かもしれない。
    原作を読むことで、映画が駄作だったことは分かりました。原作の旭は好きだな。大輔と茶子は微妙。大輔はだんだん好感度高くなるけど茶子はただのトラブルメーカー。

  • 続きが想像出来ず、ずっと続きが気になってワクワクした! 最後の方の伏線回収もとっても上手くて面白かった。
    不満点は、MtFの子でLGBTsに対して問題提起するのかと思ってたら最後まで「男は馬鹿だけど気付いてあげないフリするの」とか、ずっと性別の固定観念のようでどっちつかずなのがもやもやする。
    セクハラとか責任転嫁とか色々酷すぎる鳥居が「どこか憎めないキャラ」として描かれているのが嫌い。粘着質な気持ち悪くて面倒な男にしか見えなくて無理……。
    松平の決断がどうしても逃げたようにしか見えなかったのも不満。あの決断は大阪国民にとってのものでしかないのに、松平の「国民のために検査する」って信念がそんなにペラペラな物だったの?って残念な気持ち。
    会計検査院の存在自体知らなかったから知れて良かったなあって思う。あと、一元論と二元論を論じてたり、細かいところも詳しく書かれてるのが良かった。でも不満なのは上に書いた通り、とにかく誰もに責任感がないのが気になった。

著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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