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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167791032
作品紹介・あらすじ
川上未映子の思考の軌跡
芥川賞作家・川上未映子がその知力を発揮し、斉藤環、福岡伸一、松浦理英子、穂村弘、多和田葉子、永井均らと交わしためくるめく会話
みんなの感想まとめ
多様な視点から繰り広げられる対話が魅力の一冊で、著者の川上未映子がさまざまな著名人と交わす会話は、知的好奇心を刺激します。特に福岡伸一や多和田葉子とのやり取りは、深い理解を促すものとして再読を促すほど...
感想・レビュー・書評
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どの方との対談も興味深く面白い。もっともっと聞いていたくなる!特に再読しているのは、福岡伸一氏と多和田葉子氏。対話によることでわかりやすく、理解が深まった。
川上未映子氏が対談の時は必ず書籍にして欲しい。 -
興味深いねえ
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斉藤環さんとの対談では性が語られる。そんなに変なことは言っていないのに少しいやらしいというか、生々しい印象を抱いた。何故かはわからない。
川上さんが多和田さんとの対談でフィネガンズ・ウェイクが好きと言っていてそこは好感を持てた。 -
川上未映子さんと6人の小説家、学者さんたちとの対話は非常に多岐に渡ります。
これだけの人と高度な会話を成立させる川上さんを構成する幹の太さみたいなものを感じることができました。
細々とした知識やものの考え方を得る愉しみはもちろんありますが、驚くべきことは川上さんの対話相手“同士”に響き合うものがあるということです。
収録されなかった会話がある、ということはもちろんでしょうが、斎藤環さんの「男性はこの主体の受け渡しがどうしてもできないんです」という言葉と、多和田葉子さんの「身体から切り離された瞬間に、身体について書くことが始まる」という言葉は響き合っています。
また、福岡伸一さんの「会話を作り出しているのは脳ではない」という言葉と、また多和田葉子さんですが「身体という頭以上に複雑でありながら頭とも切り離せない構造があって……」の部分は響き合っています。
このような響き合いは、川上未映子さんという触媒があって成り立っているのだ――と考えると、いわゆる対話形式における知識の放出というのがどれだけその相手に依存しているのかがわかるというものです。
小説全般が好きな人、川上未映子さんの小説が好きな人、対話相手の著作が好きな人。そして、ただ知恵を愛する人。みなさんにおすすめできる対話集です。 -
文章による表現作品について対談形式でさまざまに評論したもの
女性の身体性とか
科学的な人間論とか
古典との言葉芸のありかたとか国外文化との比較とか
小説でない手段と意識のありようとか
自身の作品についてとかいろいろ
どれも上手くまとめられ良く出来ていて大変感心する -
川上さんは、週刊誌、女性雑誌に寄稿のエッセイが好きです。この本、ブックオフで¥108。
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川上未映子さんのオリジナリティーと思考の深さと好奇心の旺盛さにこっちまでワクワクしてしまう刺激的な本。
同じ方向を目指しているとしたら嫉妬してしまうくらいのベクトルだけれど、違うベクトルで勝負したいと思えればめちゃくちゃ強いカンフル剤になる。
知識と感性に裏打ちされた、という種類の天才性だということを再確認。
彼女の頭の中を覗きたい人には、エッセイよりもこちらがおすすめ。 -
相当おもしろかった。
今の(川上)未映子の歌聞いてみたいなー -
うーん、なんだか、わたしは日本語の面白さみたいなのを意識して読んでいなくて、もっとこの本がここに存在しているということに焦点を当てて読んでいるふしがあって、相入れないというか、興味ないなあみたいなお話が多くて、アンテナの張り方の問題かなあ。それかもっと洗練された読み手になればそういったこの本で言及されているところもきちんと把握できるようになるのか。哲学についてもちょっとなんだかなあ、分析的ではあるし優れた解説でもあるんだけれども、欲しいのはこれじゃない、みたいな。そういう面で、わたしは一体なにを求めて本を読んでいるのか。自分の世界を広げるとかよりも圧倒的な共感の波を求めて読んでいるのかもしれない。だからこの本にそこまで興味がでないのかもしれない。本末転倒というか、なんというか。
しかし川上未映子のように生きたいとおもう。自由に、闊達に、貪欲に、興味の赴くものに考察を加え追求し、しかし繊細さを併せ持ち、生きる姿勢は確固たるものだ。本人はその気はないかもしれないけれども。 -
難しくて、付いて行けなかった…。所々は面白かったけど。川上さんて、賢いのね…。
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斎藤環さんとの対談がよかった。
わくわく。
最後に川上未映子さん本人が『ヘヴン』について語ってるのが興味深くて、そんな色々を考えながらもう一度読んでみたい。 -
印象的な対話についての感想。
○精神科医斉藤環氏との対話:親と子の関係性について、子どもにしてやれることがあるなら全部母親にしてあげたいという川上氏。自分が楽しむことに対しての罪悪感があるという部分はとても共感した。一種のマザーコンプレックス。
○福岡伸一氏との対話:知的好奇心を揺さぶるという意味で面白かった。ミミズでも自分の置かれた環境に悩んだり迷ったりしているや、脳が考えているわけではないと言った、目から鱗の対話。
○歌人穂村弘氏との対話:「表現の革命」の章が印象的だった。例えば裏返しの「か」から始まる文章が表現として革命的か否か。そして、その表現を革命として100%信じることができるかどうか。文学の革命となりえるのか、それとも稚拙な文にすぎないのか。 -
こむずかしくて、私の理解が及ばなく疲れてしまった。。。哲学をちゃんと勉強してみたいと思ったけれど、むずかしいだろうな。文学についての談義はおもしろかったけど、あまりにマニアックすぎて、「ほんとかなあ??」と思ってしまうことが多かったよ。
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川上未映子と著名人の対談集。
それぞれの専門分野と川上文学のコミュニケーション。
一回読んだだけの「乳と卵」「ヘヴン」、もう一回読んでみたら、新しい発見があるかも、と思った。 -
2012年9月4購入
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2012/09/17読了。
×斎藤環、×多和田葉子…
素敵すぎて思わず購入。
×永井均の「ヘブンをめぐって」を読みながら、もう一度頭の中でヘブンを反芻し、うっとり。
そろそろ頭の中に新たな武器を装備したい。
著者プロフィール
川上未映子の作品
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