廃墟に乞う (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1217
レビュー : 194
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167796037

感想・レビュー・書評

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  • わりとおじさん後半のイメージで読み進めたので、思ってたより若い設定だと気づいてうろたえた。かなり渋好みだと思います。派手なシーン皆無だし。

    刑事ではあるけれど捜査権のないなかで、地味に聞き込みを続ける姿が、刑事の矜持を持ち続けたいと願う真摯さを読者に見せるのです。

  • 第142回直木賞受賞作。

    帯に感激、感動の連作小説集ってあるけどさすがにそれはないだろと。

    いやま佐々木譲だけあってきっちり読ませはするんだけど連作といっても特にカタルシスがあるオチがあるわけでもないあたりやっぱインパクトには欠けるわけで。

  • そんなにぐいぐい読ませるわけではなく、ちょっと長ったらしい感じもあるんだけど、短編なのであまり気にせず読めました。
    まぁー面白いっちゃ面白いけど、あまり盛り上がる感じでもなく。
    淡々と進む感じ(それがPTSDと診断され復帰に向けてのリハビリをしているような主人公らしいと言えばそうだが)が強かった。
    笑う警官などの道警シリーズの方が好き。
    制服捜査に近い、北海道の田舎の閉鎖的な感じが強い小説でした。確かそっちの感想でもそんなことを書いた気がする。

  • 読了後、読み返したくなるかというと意外とそうでも無いのだが、
    しかしきちんと最後まで読み通したくなる。
    短編ならではの登場人物たちの場への出入りが面白い。

    北海道という場所を書きたかったのだろうか…と思いながら読み進めた。
    (巻末の解説によるとやはりそうらしい。)

  • 面白かった

  • 主人公は同じだが、それぞれの事件に関連はない短篇集。主人公はすごく洞察力のある優秀な刑事として描かれているが、数年前はそうでもなく失敗をしている。
    休職中に成長した?
    まあ、描写といい構成といい、好きな作家なので好感が持てた。

  • 11月の15冊目。今年の201冊目。

    直木賞受賞作。仙道という刑事が休職中に出会った事件の短編集。佐々木譲さんが書いたものは初めて読みました。新宿鮫に続いて警察小説をまた読みました。事件はすべて、大体犯人はこいつだろう的な展開で終わっていて、最後まで語られていません。その余韻がまたいいなーという感じがします。あと仙道の淡い恋心みたいな感じもいいね。

  • 第142回直木賞の短編集。
    印象としては小さい話が多い。
    ちょっとした事件が起こって、意外とは言えない展開があってシメ。
    警察小説っていう分野はほとんど読んだことが無いけれど、こういう淡々としたものなのかな。
    最後の二編は割りと入り込めた。

  • 近年の記憶に残る犯罪ニュースやその背景を彷彿させる事件も描かれている。
    職務上の後遺症で休職中の警部が事件の捜査をする、という設定。探偵物風警察物。
    主人公にそれなりに魅力があるし、事件に絡む人物像もしっかりしているので、一つ一つ読み応えがあった。

  • 直木賞作品、事件と格闘する警察小説だと思い込んでいたので最初は肩透かしをくらった感覚だったがそうゆう小説ではないことに気付き読み進めるうちに引き込まれた。事件の全貌を完全に描いていない理由が知りたい。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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