廃墟に乞う (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1215
レビュー : 194
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167796037

感想・レビュー・書評

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  • 休職中の刑事、仙道に所に個人的に舞い込む謎解きの依頼を追う短編集。ここのところ、なぜか取る本取る本短編集なので、他の短編集と平行に読んでみた。

    オーストラリア人が集まるようになったニセコで、オーストラリア人が経営していたコテージで女性が殺された。当然持ち主が疑われるが、友人たちはそれはないと信じている。真犯人は誰か。

    一応それぞれの作品が謎解きであり、犯人は誰かを考えさせられるのだが、それぞれ突然終結する。ミステリでは有るのだが、純文学的な手触りの作品群である。というのも、オチの部分は叙情的でありぼんやりと終わらせている作品が複数有る。

    全体にかなり強めの動機が用意されているため、オチの部分はぼんやりとしていても、普通の読解力があれば、誰がどう関わったのかというのはわかるはずだ。

    ただ全体に、わかるけど弱い作品となってしまっているのも、強い動機に依存しすぎているところが有るのではないか。

    直木賞をとったらしい作品で、わかりやすさと読了感はよかったものの、6本もいらないから2本くらいの中編にしてほしかったと思う。仙道のところを頼りに来る一般人が多すぎるのも鼻についた。

  • 直木賞受賞作。北海道で起こる事件を休職中の刑事が調査する連作短編集。派手さがなく淡々と進む話がほとんどでラストにモヤモヤが残りました。好みが分かれる本だと思う。私はこのじゃなかった。

  • ある事件でのことがきっかけで、休職中となっている刑事の連作短編小説。
    休職中にも関わらず、いろんな知り合いが事件の相談を持ちかけてくる。
    直木賞受賞作ということで期待したが、私的にはいまいちだったかな…

    2013.2.27

  • ★2.5。
    随分とあっさりした感じの連作集、直木賞受賞作と言われても正直ピンと来ない感じ。
    心身に異常を来たした警官のリハビリ的・探偵的行動というのが多少目新しい設定ですが、それだけ?という感じで拍子抜けしました。

  • オチが二時間ドラマ風。

  • 特に感想がない。鬱になって休職中の刑事が、周囲の人が持ち込んでくる事件を片手間に解決していくんだけど、その事件がどれも大きな謎があるわけでもなく、きちんと聞き込みすればわかっちゃう系のものばかりなので、地味。

  • 申し訳ないけれど、本当に直木賞受賞作??と思う。

    ストーリーが斬新という訳でもなく、推理と言える程のものも無く、
    傷をえぐると言える程の心理描写も無く・・・

    私は相棒の観すぎなのかな?

  • 十三年前に札幌で起きた殺人事件と、同じ手口で風俗嬢が殺害された。道警の敏腕刑事だった仙道が、犯人から連絡を受けて、故郷である旧炭鉱町へ向かう表題作をはじめ北海道を舞台に、任務がもとで心身を耗弱し休職した刑事が、事件に新たな光と闇を見出す連作短編警察小説。第百四十二回直木賞受賞作。

  • 面白い。
    けど、長編好きなので物足りないかなー
    一つずつのお話を一冊にして内容濃くして欲しいかも。

  • 最初からあまりのれなかった。場所が北海道となじみがないからかもしれないが、刑事物なら犯人を追いつめる緊張感等が欲しい、そういうものの全くない刑事物。直木賞という帯につられて読んでみたが予想外。

著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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