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- Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167799014
感想・レビュー・書評
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2013.9-2013.10.30
勝と西郷の談判における英国の役割、山岡鉄太郎のやうな個人の働きが印象的だ。
他方で、新政府は混乱が避けられない。旧幕府側から多くの新聞が出された事実を指摘し、廃仏毀釈の荒唐無稽を述べる筆者の眼は醒めてゐる。
五か条の御誓文が作られる過程も興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
明治新政府の産声を記すもの。五箇条のご誓文は木戸のバランス感覚で纏め上げ、当初の想定以上に後世に重きをおくメッセージとなる。
当時の木戸は、新政府の理と情の礎になっていた感がある。
新政府が立ち上がる時に唯一機能していたのが神道の浸透であり、外交における開明路線とのアンバランスが、ある意味で面白い。
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