こんなツレでゴメンナサイ。 (文春文庫 も 25-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801045

感想・レビュー・書評

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  • 本当に、ウツになった人は自分で気がつかないのだな…と改めて思う。そこを抜け出したから、こんな肩に力の入っていない作品が書けたのだと思うけれども、ウツに落ちてゆくさまは読んでいて辛い。
    何かに一生懸命になって完璧主義で、それで自分を追い込んでしまうというのは、自分ではわからないのかもしれない。知らず識らずにやっていそうで怖い。

    図書館で借りてきて、そのまま読み切ってしまった。

  • この本を読んだのは2回目になる。

    1回目はうつ病になる前に、『ツレうつ』を読んだ後。
    2回目はうつ病で休職して復帰を目指している今の段階。

    ツレさんと自分は、症状は半分くらいは似ていると思う。
    他に本で読んだうつ病経験者とは、症状の共通点が少ない方だと思う。

    ツレさんは環境をガラッと変えることで物事が良い方に進んでいっているという印象を持っている。
    その方向転換をする勇気と決断力を持っているのが素晴らしいと思う。

    逆に、自分はそのような方向転換をするほどの気持ちを持てていない。
    方向転換をしようにも、どこに転換すればいいか、転換して進んでいいものかを考えて尻込みしてしまう。

    自分もこのような気持ちがほしい。

  • 有名なツレさんのうつになった時の記録。自分で病気の時の心情や自分の状態を振り返っており、うつ病を理解しようと思ったらよい本だと思う。自殺企図や気分の落ち込み、相棒の支えなど、ひどい時のことは記憶があいまいと言いつつもなかなか詳しく振り返っているので、家族にうつ病の人がいる人などには良い本だと思う。

  • ツレがうつになりまして
    を読んで興味を持った。こちらはその ツレ が書いたもの。

    真面目な人ほどうつになりやすいんだなと。著者はかなりいい会社にいたようだ。精神を病んで退職してしまったけども、彼は辛いと正直に言える相手と出会えて良かったと思う。
    自分の経験を書いて食い扶持にしているのだから、大したものだ!

  • ツレさんが病気中に感じていたこと。テンテンさんてすごいなーと思った。

  • 2019年4月28日購入。
    2019年5月30日読了。

  • 読んでいて自分の体験とダブって面白かった。今の自分の良くなったことを実感できた。

  • 鬱病の心境を追体験でき、仕事の取り組み方や夫婦のあり方など、生き方を考えさせられる一冊。

  • 「ツレがうつになりまして」のツレバージョン。相棒さんはえらいなと思いつつ、こちらではツレ目線の病気との向き合い方が書かれている。病気になってしまったけど、ツレさんの相棒さんへの想いが、もっと大切な想いに気づいて、変われたことは素敵なことだったんじゃないかと思う。

  • 当事者からの違った一面がみれる。
    病中だけでなく生い立ちから振り返っているので、病気に関して読みたい人には物足りなさを感じるかもしれない。
    今売れすじだけでなく、クラシックな文を多く読んできた人が書いている印象を受ける。

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