ブロードアレイ・ミュージアム (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2011年9月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167801472

みんなの感想まとめ

物語は、個性豊かな登場人物たちが織り成す心温まるエンターテイメントです。読者は、博物館という一見無機質な空間で、愛しきならず者たちの物語に引き込まれ、キャラクターへの情が深まっていきます。香水や帽子と...

感想・レビュー・書評

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  • アニメ化に向いていると思う、というかしてほしい。読了当時、何度もツイッターでつぶやいていました。小路さんのお話の中でも、今まで読んだ中でもとりわけ大好きな一冊です。

    導入から物語にぐいぐい引き寄せられてわくわく満載。一話ごとにキャラクターにスポットが当たってどんどん好きになる。香水と帽子がやっぱり何回読んでもだいすき。博物館は個人的に無機質でひんやりした印象だけれども、こんなにもあったかさにあふれている。本当にホームを描くのが小路さんはうまい。最後の収蔵品リストも必見です。最後の最後まで楽しませてくれるエンターテイナーな一冊。

  • 登場人物が多く、最初のうちは混乱したが、読んでいるうちに情が入ってきてしまい、最後にはもうこの登場人物に会えないのか、と大泣きしてしまいました。

    愛しきならず者たちとちょっと変わった美術館。
    触りたい病の少女だけが見える数々の事件。
    「気をつけろ!」「ここはブロードウェイだぞ!」

  • ブロードウェイ版下町人情物語ですね。登場人物があっさりし過ぎて物足りないけどわりといい感じです。

  • ★★★☆ 舞台感は溢れる作品です、少し蛇尾だったのは残念ですけど…

  • "愛すべき悪党"たちの物語。
    著者らしい優しいお話。

  • ドラマ用に書かれたような一冊。

    世界中の骨董、古美術を扱う博物館を通じて巻き起こる事件を解決してゆく物語。

    夢溢れる楽しいお話。

  • 1920年代のブロードウェイ。
    悪党や詐欺師など裏社会に住む者が集うブロードウェイにある≪ブロードアレイ・ミュージアム≫で働くことになったエディ。一見貴重品の展示された美術館だが、裏の顔は…。
    個性的なキュレーターやどこか憎めない悪党たちが物に触れるとその物に関わる人の未来が見える少女フェイの見た『悲劇』を変えるために奔走する話で1つずつの話が短くて面白かった。
    物自体も魅力的ではあるがルールとして見た未来を話すことの出来ないフェイの反応を見ながら推理していく様子、そして痛快な解決策は読んでいてすっきりする。

  • 路地の先にあるのは、ブロードアレイミュージアム。
    ありえないほどの貴重なお宝ばかりのそのミュージアム。
    でも、お宝の話じゃなくて、巻き起こる事件の数々を
    ミュージアムのみんなが解決していくお話。
    そこには、ちょっとした悲しさと愛が感じられる。

    出てくるみんなが温かくて、お茶目で、愛すべき人々だというのは
    小路幸也さんの特徴だと思うけれど
    この作品も勿論そうしたモノの中の一つ。
    私も一員としてミュージアムにいられたら、
    と無性に思う。

  • ある事情によって一風変わった美術館で働くことになった男性の周りで起こる事件の話。周りのみんながキャラが立ってておもしろいので舞台やアニメ向きな感じ。香水の話が一番好きだったりする。

  • とっても暖かく、BAMのみんなの愛を感じることができる物語だった。

  • ニューヨーク、ブロードウェイを舞台にした、BAMのメンバーの格好良さといったらもうたまらない!!

    わたしはやっぱり堅気のミラクル・エディが好みだなぁ。

    東京バンドワゴンに似た香りが時代!

  • なんか久々に当たりを引いたなぁ、って感じ
    小路さんの作品は「東京バンドワゴン」のシリーズしかしらないから
    そんなにいろいろ言えるようなもんじゃないんだけど、
    あの一家とBAMのみんなとにはやっぱり、
    家族愛みたいなのがあってすっごくあったかい。

    要約したら一つ一つの話はそりゃ頑張れば数ページに収まるんだけど、
    「絶対にはずせない」ってところが上手い具合にちりばめられてて凄く綺麗。

    続編が出たりしないのかな、なんて思ったりするけど、
    たぶんフロウがメモをとるだけとってそっとしまってたりするのかも。

  • 主人公のキュレーターが新しく雇用された博物館は、いわくのある特別な品々を収集し、売買することで生計を立てる半面、
    その価値を理解する人々に無料で開放するという、少し変わった方針の所だった。

    個性的でクセのある他キュレーターやオーナー、そしてビルの最上階に住まう少女やブロードウェイにひしめく人々のお話を、
    過去を語る風の文体で書かれている。

    オチは結構読めてしまったし、ご都合主義的な部分もありました。
    また、語り口にクセがあって、慣れるまで微妙に大変ですが、
    物語に入り込むと、あっという間にページが進む。
    スッと読めて面白かったです。

  • 海外旅行の機内で暇潰しに…と、タイトル買をしてみたら…とても好きな感じ!
    なんだか一癖も二癖もある登場人物たちが、美術品を巡って奔走☆一話一話が重なり合うミステリー仕立て!
    誰?小路さん?他の作品は?…と新たな作家さんと出会わせてくれた、素敵な小説でした。

  • 1920年代のブロードウェイ裏通りにある博物館が舞台。物に触れると未来を予知する少女と個性的なキュレーターが、歴史的事実に即した事件を解決する。
    東京バンドワゴンに雰囲気が似ている。仲間を信じて、人事を尽くして天命を待つ。現代に失われた大事なものがここにある。
    巻末のブロードアレイミュージアム収蔵品リストは、素敵なものばかりだ。

  • ブロードアレイミュージアム
    ?何の事やらわからない
    小路幸也さんの作品で 表紙が変わってるなと読み始めた。
    ふーん 何気なく読み進めた。
    あれ 面白い
    ああ 水戸黄門じゃないけど ちょっといい感じ
    楽しく読んでると おっと
    終わってしまった。
    詳しくは 読んでみて

  • どのキャラも個性的でやさしくてすき。
    お話もどれもやさしい。
    フェイとの別れのシーンは切なく悲しかったけど、ドラキュラのマントでほっこりした。
    花咲小路シリーズを読んでいるひとには、おっ!っと嬉しくなるシーンも。

  • さすが小路幸也!安定の面白さ。
    舞台はNY。登場人物がそれぞれ個性的で魅力的!
    悪者でさえ憎めない。
    ストーリーもワクワクドキドキ。
    シンデレラストーリー的な要素もあり、楽しい。

  • 短編集。
    不思議な博物館「BAM」を舞台に繰り広げられるちょっとミステリーで、少しだけスリリングな物語。
    昔語りをする「さえずり屋」のグッディ。
    そこで語られる物語は、どこか哀しくて優しくあたたかい。
    新入りのキュレーター・エディは、「BAM」での生活に慣れるにしたがいあることに気づく。
    それは、すべてがフェイを中心に回っているということ・・・。
    「BAM」の存在も、謎解きも、日々の生活も、フェイという少女がいればこそ成り立っているのだ。
    フェイに注がれる優しい目線が心地いい。
    謎を解く場面でも、基本的に彼らの優しさは変わらない。
    何故なら、誰かを傷つけることはフェイが悲しむことだから。
    運命というのはこんなものかもしれないなと物語ながら感じてしまった。
    リアルでもこんなふうに絶妙なタイミングで重要な決断を迫られることがあるような気がする。
    どうしてこんなときに!!なんて思ってしまうことが。
    生まれた時から生きる道が定められている運命。
    フェイにとって「BAM」で過ごした時間は、きっと何物にも代えがたい生涯忘れられない時間になっただろう。
    この物語に登場した人たちがみんな幸せな時間をその後も過ごしたと、信じたい気持ちになった。

  • 1920年代のニューヨークが舞台。登場人物がみんな優しく強くて魅力的だった。フェイが女王として戻るところは泣いた。また読みたい。

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著者プロフィール

一九六一年旭川市生まれ。札幌の広告制作会社に14年勤務。退社後執筆活動へ。
二〇〇三年『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』(講談社)でデビュー。著書に『HEARTBEAT』(東京創元社)、『東京公園』(新潮社)、『東京バンドワゴン』シリーズ(集英社)など。ほかに『うたうひと』(祥伝社)、『空へ向かう花』(講談社)、『brother sun 早坂家のこと』(徳間書店)などがある。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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