- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167801564
作品紹介・あらすじ
「香り」の記憶は何かのはずみに想いだす、忘れがたいもの。人気作家8人(阿川佐和子、石田衣良、角田光代、熊谷達也、小池真理子、重松清、朱川湊人、高樹のぶ子)が「記憶の中の忘れがたい香り」をテーマに競作。あなたの中のかけがえのない記憶を呼び覚ます贅沢なアンソロジー。さあ、8つの扉のどこからでもお入り下さい。
感想・レビュー・書評
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香りをテーマにしたアンソロジー。
「夢」「裏切り」「疑惑」「青春」・・色々な香りが登場する。
興奮するような出会いはなかったけれど、有名な作家さんたちによる作品ばかりで、安定して楽しめた。
角田光代さんの「父とガムと彼女」がよかったな。
「香り」で呼び覚まされる記憶って確かにたくさんある。
草の濡れる匂い、
あの女性がつけていたオーデコロンの香り、
こどもの時に通った駄菓子屋の匂い、
外国の街かどの匂い、、、
ふとした瞬間に思い出して、ワクワクしたり、きゅんとしたり、寂しくなったり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
0102.石田衣良『夢の香り』①2017/2/8
0103.石田衣良『夢の香り』②2017/2/8読了
「あなたに、大切な香りの記憶はありますか?」より
収録作品
①夢の香り
石田衣良
②父とガムと彼女
角田光代
③いちば童子
朱川湊人
④アンタさん
阿川佐和子
⑤ロックとブルースに還る夜
熊谷達也
⑥スワン・レイク
小池真理子
⑦コーヒーもう一杯
重松清
⑧何も起きなかった
高樹のぶ子 -
有楽町の無印で気になって買った。
「スワン・レイク」と「コーヒーもう一杯」がお気に入り。
香りに焦点を当てて編まれたアンソロジー。
匂いフェチのわたしには印象に残るお話ばかりでした。
とりあえずカルディでマンデリンを買ってみる。 -
実力はぞろいでの、香りにまつわるアンソロジー。ぞっとするもの、ほっとするもの…これは面白かったです。
-
『香り』がテーマのアンソロジー。
コーヒー会社のウェブサイトで公開されていたものらしい。
その手の作品集としては、なかなか良い方に入るのでは?
内容がバラエティーに富んでいるのが良い。
『夢の香り』石田衣良
★★★
読みやすいけど、はじめからオチが見える。
『父とガムと彼女』角田光代
★★★★
やっぱり角田さんは何でもうまくこなす。
ちょっと昔の映画を見てるようだった。
『いちば童子』朱川湊人
★★★★
恋愛じゃないのがいい
『アンタさん』阿川佐和子
★★★★
テンポ良く、面白い。やはり上手い。
『ロックとブルースに還る夜』熊谷達也
★★★★
初めて読む作家。
なかなか良い感じだ。
他の作品も読もうかな。
『スワン・レイク』小池真理子
★★
だから何?という感じ、スミマセン。
もっと面白い作品を書く人なのに、香りもこじつけっぽい印象しかなかった。
『コーヒーもう一杯』重松清
★★★★
読んだことがあるかも…と思ったら「季節風 冬」という短編集に載っていました。
甘酸っぱい青春。会話の一つ一つがいい。
コーヒー会社のウェブサイトに、王道でコーヒーの香り
『何も起きなかった』髙樹のぶ子
★★★★半
ベテランの味。
これはすごい往復書簡(メール)
女同士の腹の探り合い、怖いなあ~ -
「香り」が関係する8つの短編で構成。
まず、企画本を続けて読んでいたことに驚いてしまった。
物語の著者が全て違うのでそれぞれ新鮮味があるのですが読後感が不完全燃焼な感じになるので、個人的にはあまり好んでは読まない部類です。
その企画本を続けて読んでいたということは、気になる著者、読んでみたい物語があったからだと思います。
恋愛の香り、過去の香り、疑惑の香り、この企画本では「香り」がテーマ。
全ての物語を読んだ後にタイトルの通り、自分にとって大切な香りを考えてみるとほっこりします。 -
においフェチなので、つい手に取ってしまった。香りの記憶はおもっている以上に、したたかだ。
-
好きな作家の名前が並んだ短編集で、このタイトルこの表紙デザイン。
わくわくして読み始めたら、一番最初の石田衣良にがっかり。
読むのをやめようかと思ってしまった。
でも他の短編は良かった。 -
「香り」の記憶は何かのはずみに想いだす、忘れがたいもの。人気作家8人が「記憶の中の忘れがたい香り」をテーマに競作。あなたの中のかけがえのない記憶を呼び覚ます贅沢なアンソロジー。
私自身香りと結びつく思い出は多く、まさにそれは記憶に直結しているもののように思います。
気だるい夏期講習の香り、卒業式の朝の香り、上京して一人暮らしを始めた日の香り……漠然としたものばかりですが、ふとその香りが漂っただけでも当時を鮮明に思い出すことができます。
でも漠然としたものだからこそ、つかみどころが無い話が多かったように感じました。
重松清の『コーヒーをもう一杯』はとても良かったです。短編なのに長編を読んでいるかのような充足感。苦味と酸味の豊かなコーヒーの香りがこちらにまで芳しく漂ってくるようです。
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