ニューヨークの魔法のさんぽ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 372
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801601

作品紹介・あらすじ

テロで失った父親に語りかける少女、大震災を悼んで著者の手を握り締めて離さない人、唐突に名所案内を始めるバスの乗客、見上げた空に愛のメッセージ-。この街を散歩しながらもらった温もりを届けたい。きっと歩き出す勇気をくれるから。大好評「NYの魔法」シリーズ第四弾。カラー写真満載の文庫書き下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 悲喜こもごも、様々な人種の人々が様々な想いで暮らしているニューヨーク。
    人びとの交流が心を温める。
    彼女が書いたニューヨークは、素敵な街だった。
    気持ちがとても癒された。

    特に感動的だったエピソードは、杉原千畝氏にまつわる話。多くのユダヤ人を救った日本のシンドラーと言われる人だ。
    彼によって救われたユダヤ人の子孫に会った時の話。
    多くのユダヤ人に未だ感謝され続けていることに驚くと共に、杉原氏の偉大な功績を改めて感じた。

    本書は、「ニューヨークの魔法」シリーズの第四弾。
    他も読んでみたい。

  • でたー!!!!待ってたー!!!!!

    『ニューヨークのとけない魔法』『ニューヨークの魔法は続く』『ニューヨークの魔法のことば』
    につづくニューヨークの魔法シリーズ第4段です。

    実は第3段の「魔法のことば」でちょっとテンション落ちていたのですが(あくまで私の感想)第4段はまたとっても素敵なお話がつまっていました。

    読んでいてこんなにほっこりする本は無いなあ。
    ほっこりする基準って人それぞれで千差万別だから私と同じ感想を抱く人は少ないのかもしれないけれど、私はこの本を読むと心にジワーと染みわたってほっこり涙が出て来るのです。

    最近「海外にいきたいー、でもNYは2回行ったし次は違う所」なんて考えていたのだけど読み始める前に懸念した通り読了後は「NYにいっきたーーい!」となっていました 笑

    短いお話の最後につく英語ワンフレーズがまたいい感じなのです。

  • 道行く人に気さくに声をかけていく感じがいつも好きです。
    気軽に読めて楽しくて、明るい気分になれます。

  • 2017.05.26

  • どれもこれも本当に好き!

  • 『ニューヨークのとけない魔法』から続くシリーズの4冊目。海外暮らしの人が現地の風物を綴るカッコよさげなエッセイってよくあると思う。そんななかで、これは出色の出来。ちょっといい話が収められているだけなんだけど、それなのに何となく類書とは違う味がする。それがなぜだかわからないままに4冊目を買い、読み、気持ちが温かくなり。

  • 簡単な地図とカラー写真入りで、ニューヨークの街角風景も楽しめる。

  • もうすでに大好きなシリーズとなりました。岡田さんの描くニューヨークは、本当に優しくてあったかくて、キラキラしてる。でも、そういう部分だけじゃなく、ちょっとビターな、辛口な部分も描いてあって、わたしはそういう部分が好きです。ニューヨークの人々は、みんな人間らしい。素直で、正直で。そんな人たちだから、ふとした瞬間に、ちょっとした会話が生まれる。あったかくなる。そんな場所なんだろうな。

  • タイトルに惹かれて何気なく手に取ったら大正解だったシリーズエッセイ。日常の一コマを飾り気のない言葉で綴ってあるから、ニューヨークでの生活がイキイキと伝わって来る。良いことも悪いことも、同じように語られてるのが肩肘張ってなくて好き。

  • 大好きなエッセイシリーズ!
    でも一気に読むのはちょっともったいない気がして、四ヶ月毎に一巻のペースて読んでる。だから四巻までたどり着くのに一年半くらいかかりました。

    ニューヨークに初めて行ったのは今からちょうど二年前。
    ホントは毎年行きたいくらいだけど、
    現実はなかなかそうはいかず…。
    一層向こうで働きたい。

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著者プロフィール

作家、エッセイスト。
読売新聞アメリカ現地紙記者を経て、現職。高校、大学、大学院で各々米留学。85年からニューヨークに住む。現在は、東京とニューヨークを行き来しながら執筆を続ける。
著書に、『ニューヨークのとけない魔法』をはじめとする「ニューヨークの魔法」シリーズ(全9冊、文春文庫)、『泣きたくなるほど愛おしい ニューヨークの魔法のはなし』(清流出版)、『奥さまはニューヨーカー』シリーズ(全5巻、幻冬舎文庫)、『アメリカの家族』『ニューヨーク日本人教育事情』(ともに岩波新書)などがある。

「2022年 『ニューヨークが教えてくれた"私だけ“の英語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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