たべる しゃべる (文春文庫 た 71-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801731

作品紹介・あらすじ

人気料理家・高山なおみが、敬愛する9人の家や仕事場をたずねた。台所や調理道具を借りて料理を作り、食べながら語り合う。食事をともにすると、これまで見たことのなかった彼らの顔が現れ、唇からは物語がこぼれた。食卓でしか聞けない味わい深いストーリー。カラー48ページ、さらに38のレシピ付き。

感想・レビュー・書評

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  • やりましたねーこれはまた。

    高山なおみさん。
    料理家さんですが。
    高山さんが、周りのお友達の家に行って、そこの台所を使って、そこにある食材を使って料理を作ってあげるというもの。

    なんですかね。
    この本の最大の良さは、その人の家に行くということ。
    台所を使って料理を作るということ。

    台所ってその人の生活環境がもろに出ると思うし、
    調味料とか、使い勝手とか、シンクの使われようとか。

    お料理が美味しそうなのはもちろんですが。
    自分の家で、気の知れた人と話をしながらご飯を食べるって最高じゃない!と思う本でした。
    いい感じにゆるくって、私もゆるみっぱなし。

    たくさんの職業の人の話を聴けるのも面白かった。
    (本を読んでいるのに、話を直接聴いている感覚になるのです)

    たかしくんも出てきたし。
    葱が好きだって。笑

    やっぱりそうですよ。
    お料理は食べてもらうために、好きな人ためにグッと気持ちを込めて作るから美味しいんですよ。

    • 円軌道の外さん

      うわぁ〜
      コレ、買おうと思ってて忘れてたぁぁ(汗)(≧∇≦)


      とにかく出てくる人たちが
      永積くんにしても、
      写真家の齋...

      うわぁ〜
      コレ、買おうと思ってて忘れてたぁぁ(汗)(≧∇≦)


      とにかく出てくる人たちが
      永積くんにしても、
      写真家の齋藤さんや
      川内倫子さんにしても、
      いしいしんじさんにしても
      みんな自分のツボなんですよね〜♪


      またmaiさんのレヴューが上手いんで
      余計に興味津々やし(笑)


      自分もそう思います。

      料理は何を食べるかじゃなくて、
      『誰と』食べるかですよね(笑)(^_^)v

      好きな人となら
      何を食べたって
      スペシャルなものになるし、

      どこで食べたって
      スペシャルな空間に変わる。


      ああ〜お腹減ってきたなぁ〜(>_<)


      2012/05/31
  • たべる しゃべる。
    何よりも幸せなひととき。永遠には続かない儚いひととき。繰り返される退屈なひととき。すべてが同じに思えた。

  • すらすらは読み進められなかったけど、とても心豊かになれる本。いろんな生き方を見せてもらえて愉しい、、そして何より、素敵なごはんが食べたくなる

  • ていねいに暮らしたいし、
    自分に合う場所で生きたいなとあらためておもった。
    とくに最初のエゾアムプリン製造所カトキチさんとアムさんのおはなし。
    いきるのが多少たいへんでもいいんだなっておもえる。

    "「アムちゃんは夢部で、オレは(夢を)かなえ部なんだ。」"

    っていう2人の関係性が素敵すぎるし
    ほんとに会社員やめて車ひとつでプリン屋になって
    アムちゃんが生きやすいようにって北海道に
    移住してきたり行動力がとにかくすごい
    やりたいことやるために方法はいくらでもあるんだよね

    アムプリンたべてみたい

  • インタビューの、臨場感がすごい。
    高山なおみさんと、その周りにある空気が臭いと一緒に自分の周りにあるように感じる。
    彼女のエッセイの中で一番好き。

  • 高山市さんの本は初めて読みましたが、他の本も読んでみたいと思う文章でした。

    私も料理上手になりたいなぁ

  • 高山なおみさんが、好きな人にご飯を作ってあげながら話をしています。
    この本の主役は料理でも高山なおみさんでもなく、高山なおみさんがご飯を作ってあげた人々。
    対談集ではなく、高山なおみさんの視点で語られていることでその人たちの魅力や個性が浮き彫りになり、深い印象が残ります。
    http://matsuri7.blog123.fc2.com/blog-entry-153.html

  • 高山さんが会いに行った人はみんな、普通の人じゃない。敏感で、弱さとかじゃなくてね、ものごとを感じやすくて、そして唯一の自分をもってるようなの。素敵だなあ、そして料理っていうものも素敵。
    時間に余裕があって心に余裕がない時に再読したい今度は1字1字拾いながら。

  • Amazon、¥251.

  • 何度もながめわたしたくなる本。

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著者プロフィール

1958 年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音、日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い。著書は、経験や体験に裏打ちされた料理書や料理エッセイのみならず紀行記や日記、絵本など多数。

「2023年 『帰ってきた日々ごはん13』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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