13階段 (文春文庫 た 65-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1186
感想 : 105
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801809

作品紹介・あらすじ

無実の死刑囚を救い出すために与えられた期限は三ヶ月、報酬は一千万円だった。不可能とも思える仕事を引き受けた二人の男に待ち受けていた運命とは-手に汗握る展開と、胸を打つ驚愕の結末。現代社会の罪と罰を問い、圧倒的なサスペンスで読書界を震撼させた江戸川乱歩賞受賞作。『十年ぶりの後書き』収録。

感想・レビュー・書評

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  • いろんなサイトで紹介されてて気になって読んでみた小説

    題名から硬く暗そうな話なのかな?と勝手に思い読むのをためらっていたが、読んでみたら驚きの連続で気持ちよく読めた。

    この人が犯人かな?とか読む途中何人か推理したが全てハズレた

    話の最後もモヤモヤがのこらないスッキリした気持ちで読み終わる小説でした。

  • どんでん返しがすごかったです。
    伏線もきれいに回収され、秀逸な仕上がりでした。
    「ジェノサイド」も読みたいと思います。

  • 物語は疾走感があって、
    二転三転としたり伏線回収もあって
    おもしろい仕掛けだらけなのですが、
    いかんせん終わり方が好みじゃなかった。
    暗い気分になってしまいました。

  • 13階段面白い!!
    これがデビュー作とは思えません!

  • 死刑制度について考えさせられました。純一と南郷の死刑囚を救おうと奮闘するシーンは、読んでいてとても面白かったです。

  • 序章の一文目から引き込まれてノンストップで読んでしまった。重苦しいタイトルと表紙だけど疾走感と読後の爽快感がとてもいい。死刑執行シーンは生々しすぎた。

  • 「ジェノサイド」の世界観がとても面白かったので手に取ったこの本。
    同作家、高野さんの代表作とのこと。

    読み手の予想を二、三転と爽快に裏切りながら加速していくストーリー、ココはかなり練り込まれていると思う。
    「推理小説」というジャンルの中では、かなり完成度が高い方かと。

    個人的には、もう少し各キャラクターの個性が立っている小説の方が好きかな…
    そこは好みの問題だと思う。

    物語のスケール感が多少落ちてしまっていたので、ジェノサイドの方が面白かった。
    というか、ジェノサイドが傑作過ぎるのかも…

    <印象に残った言葉>
    ・日本人はな、悪人を死刑にしようと心の中では思いながら、それを口にする人間を白い目で見るんだ。本音と建前を使い分ける民族の陰湿さだよ。 (南郷 P199)

    ・俺もお前も終身刑だ。仮釈放は、なしだ。 (南郷P408)

    ・脚本を書き始める前に全体のストーリーを見渡して、優勢・劣勢の波をどのように作れば観客に楽しんでもらえるかを見極める必要があるということです。(作者あとがき P428)

  • これは未読の方には絶対オススメする一冊になった。
    死刑執行の具体的な内容や様子がリアルすぎて
    刑務官の仕事の厳しさを知った。

    誰が真犯人なのか。
    読む手が止まらなかった。

    やっぱこう進めてくると犯人は純一だよなぁなんて
    思ってたけど
    やっぱいい奴だった。
    いい奴と言っていいか分からないけれど。

  • 最初の展開で「あぁ〜まぁそうかもなぁと思っていましたよ〜」と思ったのですが、まさかの疑ってごめんなさい!という展開になり、そこからその人物との繋がりがあったのか!と思った。
    死刑制度のことや、情状酌量など、考えさせられることがたくさんあった。

  • "死刑囚の冤罪を晴らして欲しい"という依頼から始まる物語。本当に冤罪なのか?真犯人は誰なのか?手掛かりを追って、真相に迫っていく様子にのめり込んだ。一気に読んでしまった。面白かったけれど、最後の最後まで苦しかった。救われたものもあれば、背負うものが増えたものもある。
    #13階段
    #高野和明
    #20220704 読了

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著者プロフィール

1964年生まれ。2001年に『13階段』で第47回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。著書に『幽霊人命救助隊』、『夢のカルテ』(阪上仁志との共著)など。2011年、『ジェノサイド』で第2回山田風太郎賞を受賞。自著のドラマ化『6時間後に君は死ぬ』では脚本・監督も務めた。

「2012年 『グレイヴディッガー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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