男ッ晴れ (文春文庫 い 79-1 樽屋三四郎言上帳)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167807016

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  •  江戸には、町名主(今の警察署長のような仕事)が250人、家主・地主が3万人いた。そして、それらを代表する町年寄が何人か。その町年寄になった樽屋藤左衛門、通称三四郎23歳の物語。三四郎は更に「百眼(ひゃくまなこ)」という様々な世界の達人を差配する役割も。三四郎の幼馴染みで奈良屋の娘、実は吉宗と奥女中の娘であるおちゃっぴいな佳乃18歳がいい味で脇を締めている。井川香四郎「男ッ晴れ」、樽屋三四郎言上帳シリーズ№1、2011.3発行。

  • 樽屋を継いだばかりの若旦那・三四郎が活躍する時代小説
    町人を思いやりながら事件を解決する三四郎に好感持てます

  • 久々の井川先生
    面白いシリーズが残っていました♪
    古町として家康公について入府した町年寄には
    かなり多くの行政的な役割があります

  • 時代小説。
    三四郎、あっぱれあっぱれ!

  • 【収録作品】第一話 男ッ晴れ/第二話 野ざらし/第三話 とっかえべえ/第四話 水底の月

  • L 樽屋三四郎言上帳1

    町人のために奔走する三四郎。将軍にも謁見できて奉行大岡にも度々会うことができる立場で、事の真相を暴いていく…みたいな。百眼の設定は組があって組頭がいてその下に手下?として動く町人や浪人がいる…その総取締が三四郎のようだけれど分かりにくい…。粋がいいのはいいのだけれど。

  • 真面目な時代物だけれど、時代物になじみがなくても、読みやすくてよいです。
    なんといっても、三四郎がかっこよすぎ。
    帯には「軽快て熱い人情小説」とありましたが、納得。
    とっても、面白いです。

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著者プロフィール

一九五七年愛媛県生まれ。主なシリーズに「船手奉行うたかた日記」(幻冬舎時代小説文庫)、「くらがり同心裁許帳」(光文社文庫)、「暴れ旗本天下御免」(徳間文庫)、「梟与力吟味帳」(講談社文庫)、「樽屋三四郎言上帳」(文春文庫)、「神楽坂咲花堂」(祥伝社文庫)、「ご隠居は福の神」(二見時代小説文庫)、「桃太郎姫」(実業之日本社文庫)など多数。

「2023年 『番所医はちきん先生 休診録五 悪い奴ら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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