ちょいな人々 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2011年7月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167809010

みんなの感想まとめ

日常の中で出会う「ちょいな人々」を描いた短編集で、登場人物たちのちょっとしたズレや痛さがユーモラスに表現されています。隣人の庭木を憎む主婦や、いじめられっ子と共に復讐を企てる相談員など、どこか親しみを...

感想・レビュー・書評

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  • 日常の中での「ちょいな人々」(ちょっと痛い人やズレている人など)が登場する短編集。
    思わずクスッと笑ってしまうような場面がたくさんあり、面白おかしく読み進めました!
    「ちょいな人々」「正直メール」が特に面白かったです❁⃘*.゚

    荻原浩さんの作品は、今回が初めてでした。
    ☆は3.5

  • 軽妙な中にもひょっとしたら自分も五十歩百歩ではと思えるとこもあり、ついつい引き込まれていく。
    説教臭くなるのではなく、時に自虐的に時に冷静に熱心であるがゆえに世間から少しずれた人を絶妙の距離感で描いている。
    個人的に前半3話が特に良かった。

  • ちょうど良く笑えるいい短編集だった。

    翻訳機のキモさは異常。

  • 流行りものに踊らされる人々の悲喜劇を描く短篇集。
    特に表題作は傑作。カジュアルフライデーを機会に、慣れないファッションにチャレンジする男性社員。主人公の中年男はちょいワルを気取るが・・・。
    振り返れば、数年前散々煽られた「ちょいワル」も今となれば全く言葉を聞かない。作中の新人OLの言葉どおり、「ちょちょいのちょい」の「ちょい」だったんだ。

     

  • 色々なものに踊らされる人々を描いたとても楽しい短編集。
    ちょいな人々は会社勤めの会社人なら思わずにやっと笑ってしまうくらいツボに入るモノと思う。

    犬猫語完全翻訳機と正直メールは、作者がどう思って書いたのかは別として今の技術の問題を、なんともまあすばらしく直球で的を得て表現している。とても面白かった!!これ以上書くとねたばれナノで書きません。

    人間をあったかい視点で書けるのはやはり荻原浩さんならでは!
    内容とは関係ないが、この文庫の表紙の一見つたない動物の絵がとても好きです。

  •  カジュアル・フライデーの方針を打ち出した印刷会社の課長・誠一は、無精ひげが映画俳優・ジャン・レノに似てると若いコに言われ馬鹿にされたくなく、誰とも訊けずにちょいワルファッションに走ってしまうという表題作「ちょいな人々」他、声だけの操作でメールが送れる携帯電話、犬猫語完全翻訳機、占い師・・・etc.ブームに踊らされる人々を描いた6編の短編集。

     とりわけ、自殺予告をしてくる少女にしっかりと向き合いある作戦で反撃に奮闘する相談員・聡子は、彼女ばかりに相談が集中し同僚らから妬まれ自らもいじめに遭ってしまう話は、深刻さが漂う。
     文庫の帯に抱腹絶倒と銘打たれていたが、期待していたほどではなかった。どちらかというとブラックユーモア的要素もあるのかなぁ?
     でも、ちょいな人々は立ち上がり希望へと向かう爽快な読後感。

  • 軽快な文章で、結構ブラックな風刺だわ。

    人間って、しょーもないけど、愛おしいね。

  • かなり読みやすかった
    庭のやつとか、すれ違いのコントみたいで楽しめた

  • 少しイタい人がイタい人に出会って化学反応が起こる物語と、欠陥だらけの発明品が日常をおかしくする物語が半々くらいの割合で詰まっている。冷静に見たら取り返しがつかない展開なんだけど、どこかコミカルで、社会風刺の効いたギャグ漫画を見ているような気持ちになれた。

  •  世の中にいる、ちょっとズレた人々のドタバタ劇7話。
     表紙のイラストがかわいい☆

     どの話も可笑しくて、思わず笑ってしまうものばかりでしたが、
    読み始めにもう結末が想像できてしまい少し残念。

    「ガーデンウォーズ」での康次の俳句や使っている四字熟語は何だか妙に魅力的でした。

  • どれもこれも笑える短編集。荻原さん自身が元コピーライターということもあってか、わかりやすく伝わりやすい文章で、絶妙な表現力に顔がニヤけるので、電車で読むのは危険。2006-2007頃の作品なので時代を感じる部分もあるけど、そんな時代もあったな~と懐かしく読めた。「ガーデンウォーズ」が好き。

  • 肩肘張らないお話でした。
    面白かったです。

  • クスッと笑える短編集。

    おじさんが若い子にうつつを抜かしたり、隣人に悪態をついたり、ペットの口調が乱暴だったり、ところどころ品のない表現も、生き生ききてて登場人物が憎めない。

    そして全体的に、なんだかんだハッピーに終わる感じが、読み終わりの後味がよい。

  • 結婚してから、まともに自分の服を選ぶことのなかった誠一。部下のミスで日曜に出勤するはめになり、ラフな部屋着ででかけたところ、ミスをした部下の女性に「かっこいいですね、ジャン・レノみたい」と褒められまんざらでもない。そんな折、社長からカジュアルフライデーを宣言され、困りながらも購入したカジュアルシャツで出勤すると…。

    ブラックユーモアが中心の軽く楽しめる短編集。ショートショート的であったり、ドロドロと下方向に進んだりとバリエーションもありそこそこ楽しめる作品群である。

    冒頭の表題作が、そういうエッセイか知ってる人のエピソードかと思っていたので、小説だったのでやや驚いた。ただ、それほどフックもなくあれれ?という感じで終わってしまう。

    その後は、お、これは悲惨な方向に進むかな?と思いきや、切れ味悪くほのぼのエンドになってしまい、あれれ?となってしまうのはやや欲求不満が貯まる。そういうほのぼのが好きな人には良いのだろうが。

    全体に、星新一や小松左京、筒井康隆などが好きな人なんだろうなと思う。全体に小松左京を彷彿とさせる作品が多かった。

    ただ、後半にある新製品の話2つに関しては、単なる悪ノリで収束もさせる気がない上、ひねりもなかったのでちょい印象が悪くて星を減らしたい。

    やはり、100% Orangeの表紙絵の元ネタでもあろう『くたばれタイガース』が良かったので☆を戻したが、まあ普通の作品かな。電子書籍で読むのも良いだろう。

  • 悪意のある人物はあまり登場しないので、安心して読める。
    荻原氏にしては文章表現のユーモアさが抑えめに感じた。
    「犬猫語完全翻訳機」や「正直メール」のように、中心となる登場人物がおらず、モニターのエピソードで短編が成立しているのは、ユニークだったと思う。

  • 私は好き

  • クスっと笑える短編集。ちょいな人々という題名がぴったりな本です。

  • 巨人ファンなので「くたばれ、タイガース」を読みたくて購読しました。思っていた通り、おもしろかったです笑
    荻原浩さんの短編は、どれだけ読んでも失敗はないかなと思います。

  • 記録

  • ちょい悪に憧れるお父さん、いじめ問題、もしも猫と犬が喋ってたら、音声入力ができる携帯ができたら、阪神ファンの婿殿が挨拶に来たら、お隣さん同士が庭仕事を巡って争う話、カリスマ的人気を出した占い師の話…と数々のコメディ、ユーモアあふれる短編集。

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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